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FINANCIAL MODEL INSIGHTS
業界分析IT・通信

IT・通信

→ 横ばい
収録 11社 · 時価総額計 91.9兆円 · 最大手 ソフトバンクグループ
売上成長 平均
+4.9%
営業利益率 平均
17.2%
ROE 平均
13.7%
PER 平均
20.0倍
業界の情勢と今後2025年度〜2026年前半
現在の情勢

「IT・通信」と一括りにされるが、実態は通信インフラ・大手SIer・ネット系・投資会社が混在する非均質なセクター。最大の構造変化は生成AI需要で、企業のDX投資が旺盛なため野村総合研究所・NTTデータ・富士通(Uvance)・NEC(BluStellar)といったSIer勢が高水準の受注残を抱え、人月モデルから付加価値型への転換を競っている。一方で安定配当のKDDI(累進配当・自社株買い)が通信のディフェンシブ代表格として買われ、ソフトバンクグループはArm株の評価益とAI(OpenAI/Stargate関連)への巨額投資でNAV変動が極端に大きい一方、楽天グループはモバイル事業の単月黒字化が見え始め赤字縮小と社債償還の山場を越えられるかが焦点という、収益の性格がバラバラな8社が同居している。

今後の見通し

最大のドライバーは生成AIで、SIer各社はAIエージェント・社内基盤構築需要で当面の成長が見込めるが、IT人材の慢性的不足と賃上げによる人件費上昇、そして「AIで内製化が進めば受託が減る」という長期的なジレンマを抱える。ソフトバンクGはArmのAIチップ事業とOpenAI出資・Stargate構想が当たれば青天井だが、投資の集中と金利・株式相場次第でNAVが大きく振れるハイリスク銘柄であり続ける。通信3社の一角KDDIは料金競争の沈静化と非通信(金融・DX・電力)拡大で安定成長、楽天は携帯黒字化と金融子会社の上場・グループ再編で財務不安が和らぐかが2026年の最大の見どころ。

競争のカギ・注目点
生成AI受注の質: NRI・NTTデータ・富士通Uvance・NEC BluStellarが人月から成果報酬・付加価値型へ転換できるか。AI内製化は中長期の逆風にもなる。
ソフトバンクGはArm評価益とOpenAI/Stargate投資でNAVが乱高下。実質は『AIファンド』で、株価は相場・金利・含み益連動。
楽天モバイルの単月黒字化と社債償還、楽天カード等の金融再編・上場が財務不安払拭のカギ。赤字縮小ペースが投資判断を左右。
KDDIは累進配当・自社株買いと非通信(au金融・電力・DX)拡大でディフェンシブ。メルカリは国内成長鈍化を米国・メルペイ金融・広告で補えるか。
IT人材不足と賃上げが全SIerの利益率を圧迫。円安はSBG含み資産・海外売上にプラス、輸入IT機器・クラウド利用料にはコスト増。
最も高収益
ソフトバンクグループ
営業利益率 73.1%
最も成長
楽天グループ
売上YoY +10.0%
最も割安
楽天グループ
PER 0.0倍
最も高ROE
リクルートホールディングス
ROE 27.2%

業界内の指標比較

掲載企業(11社・営業利益率順)

上位を比較 →
コード企業名売上YoY営業利益率ROEPER株価
9984
S
ソフトバンクグループ
+7.7%73.1%22.2%4.2¥14,500+2.26%詳細 →
9433
K
KDDI
+2.8%18.9%13.2%16.4¥2,500+0.72%詳細 →
4307
野村総合研究所
+3.8%17.6%19.1%26.6¥4,300+0.75%詳細 →
9434
S
ソフトバンク
+6.5%15.2%17.9%19.9¥215+0.47%詳細 →
4385
メルカリ
+2.8%14.4%21.4%12.6¥2,050+0.89%詳細 →
6098
リクルートホールディングス
+4.1%13.8%27.2%41.2¥11,180+1.05%詳細 →
9432
N
NTT
+3.4%12.1%13.8%14.7¥178+1.14%詳細 →
6702
富士通
+2.1%7.5%11.4%27.3¥3,200+0.88%詳細 →
9613
N
NTTデータグループ
+6.2%7.0%7.8%39.4¥4,000+0.00%詳細 →
6701
N
NEC
+5.0%6.8%13.7%17.3¥13,500+1.12%詳細 →
4755
楽天グループ
+10.0%2.3%-17.5%0.0¥950+1.28%詳細 →