需要環境は二極化が鮮明。半導体材料・スペシャリティ化学の信越化学(営業利益率25%超)と日東電工(OLED偏光板・光学フィルム)が、AI半導体・データセンター需要を背景に高収益を維持する一方、汎用石化に依存する住友化学・三菱ケミカルグループ・旭化成は中国の過剰供給とナフサ市況で構造的赤字に苦しみ、エチレン設備の統廃合(出光・三井化学の千葉統合など業界再編)に追い込まれている。生活用品ではユニ・チャーム(アジア・新興国の紙おむつ/衛生用品)と花王が安定的に稼ぐ一方、資生堂は中国市場の失速と高価格帯化粧品の不振で構造改革(人員削減・SHISEIDO一本足の見直し)の最中にある。
勝ち組と負け組の差はさらに広がる。信越化学はシリコンウェーハ・フォトレジスト・希土類磁石でAI/EV両睨み、日東電工は半導体・回路材料(FPC)とライフサイエンス領域へポートフォリオを高付加価値シフトして二桁利益率を死守する見込み。対照的に汎用石化勢は中国の自給率上昇が止まらず、住友化学・三菱ケミカルは石化・基礎化学からの撤退・縮小と医薬・電池材料・半導体材料への資本再配分の成否が株価を左右する。円安は輸出採算にプラスだがナフサ・原燃料高はコスト圧迫要因で、資生堂・花王はインバウンドと中国回復に依存する不安定な構図。
| コード | 企業名 | 売上YoY | 営業利益率 | ROE | PER | 株価 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4063 | 信 信越化学工業 | +2.4% | 24.7% | 10.2% | 24.4倍 | ¥5,820+1.05% | 詳細 → |
| 6988 | 日 日東電工 | +10.8% | 18.3% | 13.1% | 15.6倍 | ¥3,147+1.29% | 詳細 → |
| 8113 | ユ ユニ・チャーム | +5.2% | 15.2% | 14.0% | 34.6倍 | ¥5,100+0.55% | 詳細 → |
| 4452 | 花 花王 | +6.3% | 9.0% | 10.0% | 27.7倍 | ¥6,500+0.70% | 詳細 → |
| 4005 | 住 住友化学 | +6.5% | 7.4% | 4.3% | 15.5倍 | ¥360+1.12% | 詳細 → |
| 3407 | 旭 旭化成 | +9.1% | 7.0% | 7.3% | 11.6倍 | ¥1,150+1.05% | 詳細 → |
| 4188 | 三 三菱ケミカルグループ | +0.5% | 4.5% | 2.6% | 34.6倍 | ¥1,095+0.83% | 詳細 → |
| 4911 | 資 資生堂 | +1.8% | 0.8% | -1.7% | 0.0倍 | ¥2,950-0.94% | 詳細 → |