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FINANCIAL MODEL INSIGHTS
業界分析交通・インフラ

交通・インフラ

↑ 成長業種
収録 5社 · 時価総額計 10.6兆円 · 最大手 東日本旅客鉄道
売上成長 平均
+7.2%
営業利益率 平均
15.8%
ROE 平均
9.8%
PER 平均
11.0倍
業界の情勢と今後2026-06-28
現在の情勢

交通・インフラセクターは「鉄道の安定収益+エアラインのインバウンド爆発」という二層構造で、2025年度は両者とも収益が高水準に回復した。勝ち組はJR東海で、東海道新幹線の高稼働を背景に前年度(2025年3月期)に営業利益率38%超を記録した製造業も顔負けの収益力を持ち、リニア中央新幹線への巨額投資余力を支える(2025年度予想は約36%へ低下見込み)。JR東日本・西日本はSuica経済圏や駅ナカ・不動産といった非運輸事業の比重が高く、運輸単体の回復鈍さを生活サービスで補う構造で、ANA・JALは記録的訪日客と円安で国際線旅客収入が過去最高・コロナ前超えに達した。

今後の見通し

最大の構造変化はインバウンドで、円安が続く限り国際線がJAL・ANAの収益を押し上げるが、為替反転や燃油・人件費高騰がリスク。鉄道はリニアの開業時期が大きく後ずれし、JR東海は2024年に2027年開業を正式断念、開業は早くても2034年以降に。遅延は静岡工区に加え全国の工区(84工区中31工区が2027年超)に波及し、JR東海はキャッシュを生みつつ建設キャッシュアウトを抱える投資先行フェーズが10年単位で長期化する。金利上昇局面では巨額有利子負債の支払利息増が利益を圧迫する一方、JR各社の運賃改定やダイナミックプライシングが単価の追い風となり、鉄道は安定配当・エアラインは循環回復と投資の性格が分かれる。

競争のカギ・注目点
JR東海はリニア開業が2034年以降にずれ込み、建設キャッシュアウトを抱える投資先行フェーズが10年単位で長期化も、新幹線の前年度利益率38%超が圧倒的キャッシュ源
JR東日本・西日本はSuica経済圏・不動産など非運輸の稼ぐ力が運輸回復の鈍さを補う構造
ANA・JALは訪日客と円安で国際線旅客収入は過去最高・コロナ前超え。利益はJALがコロナ後初の1,000億円台に回復した一方、ANAは記録的売上ながらコスト高で最終益は前年割れと明暗
金利上昇は巨額負債を抱える鉄道に逆風、為替反転はエアライン収益の最大リスク
最も高収益
東海旅客鉄道
営業利益率 38.4%
最も成長
ANAホールディングス
売上YoY +10.0%
最も割安
東海旅客鉄道
PER 6.9倍
最も高ROE
日本航空
ROE 11.3%

業界内の指標比較

掲載企業(5社・営業利益率順)

上位を比較 →
コード企業名売上YoY営業利益率ROEPER株価
9022
東海旅客鉄道
+7.1%38.4%10.5%6.9¥3,200+0.57%詳細 →
9020
東日本旅客鉄道
+5.8%13.0%7.5%15.0¥2,950+0.61%詳細 →
9021
西
西日本旅客鉄道
+4.1%10.5%10.4%12.6¥3,050+0.56%詳細 →
9202
A
ANAホールディングス
+10.0%8.7%9.4%9.3¥3,010+0.74%詳細 →
9201
J
日本航空
+9.0%8.6%11.3%11.4¥2,800+0.79%詳細 →