ZAIBIZ|企業分析

日本航空9201有報もと概算

東証プライム・交通・インフラ|2025年3月期 通期
¥2,800 ▲22(+0.79%)
時価総額 1.2兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

日本航空(JAL)は、ANAと並ぶ日本のフルサービス航空会社の双璧。国内・国際の旅客輸送を中核に、貨物・郵便、マイレージ(JALカード)、LCC(ZIPAIR・スプリングジャパン)を展開。oneworldアライアンスの中核メンバー。

稼ぐ力|営業利益率
B(標準)8.6%
業種平均 15.8%
成長|売上成長率
A(高い)+9.0%
業種平均 7.2%
効率|ROE
A(高い)11.3%
業種平均 9.8%
体力|自己資本比率
B(標準)36.5%
安定の目安 40.0%
割安さ|PER
A(高い)11.4倍
業種平均 11.0倍
還元|配当利回り
A(高い)2.9%
一般的な目安 2.0%
要旨交通・インフラの平均を下回る収益力。売上は堅調に増加、財務は標準的。
評価は S(際立つ)/ A(高い)/ B(標準)/ C(低め)/ D(弱い)の5段階。業種平均と一般的な目安による機械的な判定で、売買の推奨ではありません。

01何で儲けているのか

売上の約77%は「航空運送(旅客)」が占め、この事業の利益率は9.0%。全社の営業利益率は8.6%です。

売上はどこから1.74兆円
↓ この売上から
何にいくら使い、いくら残ったか残り=営業利益 1,500億円(8.6%)
↓ 残った1,500億円は、どの事業が稼いだか
利益の内訳セグメント計 1,500億円
細い帯=マイル・LCC・その他。
提供価値
フルサービスのJAL本体・LCC・貨物・マイル経済圏を多層展開。ワンワールド加盟と羽田の発着枠を強みに、JAL Mileage Bank会員約3,500万人の顧客基盤と燃費効率の高いA350等の新型機材で収益力を回復。
仕入れ先・パートナー
航空機
Airbus / Boeing
A350-900/1000・787・737-8等の機材
設備投資 約3,000億円
エンジン
Rolls-Royce / GE / P&W
ジェットエンジン・整備サポート
燃料
ENEOS / 出光興産 / 商社
ジェット燃料(A重油換算で年数百万kL)
燃油費 約3,500億円
空港・管制
成田/羽田空港・NAA・国交省
発着枠・スロット・着陸料・空港使用料
予約・IT
Amadeus / 各種GDS
予約システム・運賃流通基盤
日本航空(コア活動)
フルサービス旅客(国際/国内)
旅客収入 約1.2兆円
羽田・成田を拠点に北米・アジア路線と国内幹線をJALブランドで運航
国際線ネットワークワンワールドファースト/ビジネス
↓
LCC(ZIPAIR/SPRING JAPAN)
中距離国際線ZIPAIRと中国路線SPRING JAPANで価格訴求層を取り込む
中距離LCC成田発着新規需要創出
↓
貨物・郵便
ベリースペースと貨物専用機でアジア発着の国際物流を担う
国際貨物eコマース物流生鮮・医薬品
↓
マイル・非航空(経済圏)
会員 約3,500万人
JAL Mileage Bankを軸にカード・旅行・ライフスタイルへ収益源を拡張
JMB約3,500万会員JALカード提携ポイント
顧客セグメント
国際線旅客
ビジネス・訪日/海外旅行客
北米・アジア・欧州路線の上級〜エコノミー
国際旅客が収益柱
国内線旅客
出張・帰省・観光客
羽田発着の幹線・地方路線
国内需要は回復基調
LCC利用者
ZIPAIR/SPRING JAPAN客
価格重視の中距離・近距離国際旅客
貨物荷主
フォワーダー・EC事業者
アジア発着の国際貨物・郵便
マイル経済圏会員
JMB会員・JALカード会員
マイル積算・特典航空券・提携消費
JMB約3,500万人
コストフロー(仕入れ先へ)
燃油費・人件費・空港使用料など 約1.79兆円
売上フロー(顧客から)
売上収益 約2兆125億円(再上場後最高)
営業利益
EBIT 約2,180億円(過去最高・約11%)

02強みと、見ておくべきリスク

競争優位性

2010年破綻後の構造改革で確立した低い損益分岐点と財務規律、羽田・成田を軸とした国際線ネットワーク、上級顧客基盤とマイレージ経済圏、ANAより低い有利子負債水準。

主なリスク

燃油価格と為替(円安によるドル建てコスト増)への高い感応度、国際情勢・感染症による需要急変、機材投資の重い設備負担、人手不足によるパイロット・整備士確保。

03同じ業界のほかの会社

交通・インフラで営業利益率が高い3社

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
日本航空の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月2日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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