ZAIBIZ|企業分析

機械

→ 横ばい
収録 5社 · 時価総額計 22.6兆円 · 最大手 三菱重工業
売上成長 平均
+4.3%
営業利益率 平均
10.9%
ROE 平均
10.5%
PER 平均
31.4倍

機械業界はいま、どうなっているのか

収録5社の営業利益率は平均10.9%、ROEは平均10.5%。 最も高収益なのはSMC(24.0%)です。

業界の情勢と今後

2025年度〜2026年前半

現在の情勢

機械セクターは「防衛・航空」と「自動化・農機」の両輪が同時に回る稀な好況局面にある。三菱重工(PER47)・IHI(PER51)・川崎重工は、防衛費GDP2%への増額と防衛装備の長期契約化を背景に受注残が数年分積み上がり、IHIはGE・P&W向け民間航空エンジンのアフターマーケット(整備・スペアパーツ)が需要回復で利益を牽引してPERが50倍超に買われている。一方SMCは空圧機器で世界シェア約4割・営業利益率24%という他の重厚長大とは別格の高収益体質を持つ「設備投資の体温計」、クボタは北米農機の在庫調整と高金利で足元は逆風という、同じ機械でも収益構造がまったく異なるのが実態。

今後の見通し

防衛・航空勢は受注残が業績を数年裏打ちし、エンジン整備・防衛MROというストック収益への構造転換が進むため、PER50倍は一時的な「特需」ではなく利益成長の持続性を織り込んだ評価へ移行しつつある。リスクは航空エンジンの開発・整備コスト膨張(IHIのスペアパーツ品質問題やGTF系トラブルの尾)と、防衛予算の執行ペース・人手不足による生産能力の天井。SMCは半導体・EV向け設備投資の回復ピッチ次第、クボタは北米金利低下と農機在庫の正常化が反転トリガーで、円安は防衛輸出・農機輸出・SMCの海外収益すべてに追い風として効き続ける。

競争のカギ・注目点

防衛費GDP2%増額と長期契約化で三菱重工・IHI・川崎重工の受注残が数年分積み上がり、業績の可視性が高い
IHIは民間航空エンジンのアフターマーケット(整備・部品)というストック収益が利益源で、PER50倍超の根拠になっている
SMCは利益率24%・世界シェア4割の別格高収益体質だが、半導体/EVの設備投資サイクルに業績が連動する
クボタは北米農機の在庫調整と高金利が逆風で、機械セクター内でも独り負けの構図——反転は米金利と在庫正常化次第
最も高収益
SMC
営業利益率 24.0%
最も成長
IHI
売上YoY +11.3%
最も割安
クボタ
PER 9.9倍
最も高ROE
IHI
ROE 14.0%

機械業界のなかで、どの会社が強いのか

営業利益率で見るとSMCが24.0%で最も高く、 売上の伸びではIHIが+11.3%で先行しています。

業界内の指標比較を読み込んでいます…

掲載企業(5社・営業利益率順)

上位を比較 →
コード企業名売上YoY営業利益率ROEPER株価
6273
S
SMC
+2.0%24.0%11.0%23.7倍¥58,000+0.52%SMCの財務を見る
6326
ク
クボタ
-0.1%10.5%9.3%9.9倍¥1,950+0.93%クボタの財務を見る
7011
三
三菱重工業
+7.9%7.6%9.6%46.6倍¥3,400+1.25%三菱重工業の財務を見る
7013
I
IHI
+11.3%7.2%14.0%50.9倍¥24,000+1.35%IHIの財務を見る
7012
川
川崎重工業
+0.2%5.0%8.7%25.7倍¥8,500+1.13%川崎重工業の財務を見る