IHI7013有報もと概算
IHIは、航空・宇宙・防衛(民間/防衛用ジェットエンジン・ロケット)、資源・エネルギー・環境(ガスタービン・ボイラ・原動機・アンモニア/水素)、社会基盤(橋梁・シールド・都市開発)、産業システム・汎用機械(車両過給機・物流システム・産業機械)を4本柱とする総合重工メーカー。民間航空エンジンでは国際共同開発(V2500・PW1100G等)の主要パートナーであり、防衛省向けジェットエンジンでも国内有力サプライヤー。2025年3月期は売上収益1兆4,805億円(前期比11.3%増)、事業利益1,070億円(同28.9%増)、親会社株主帰属当期純利益730億円(前期の民間航空エンジン関連費用一巡で大幅増益)と過去最高水準の利益を達成。
01何で儲けているのか
売上の約35%は「航空・宇宙・防衛」が占め、この事業の利益率は14.4%。全社の営業利益率は7.2%です。
02強みと、見ておくべきリスク
競争優位性
民間航空エンジンの国際共同開発における確固たる地位とアフターマーケット(スペアパーツ・整備)の安定収益、防衛費増額を追い風とする防衛用エンジン・ロケットの受注拡大、車両過給機(ターボチャージャー)の世界シェア、ガスタービン・アンモニア燃焼など脱炭素エネルギー技術の蓄積。航空エンジンを核とした高付加価値ポートフォリオ。
主なリスク
民間航空需要・航空会社の運航量に連動するエンジン事業の市況感応度、エンジン部品の品質・供給チェーンリスク、防衛案件の単年度予算変動と原価査定、大型プラント・橋梁工事の工程・採算リスク、為替変動(ドル建てエンジン取引)、有利子負債が大きく自己資本比率が低めの財務構造、株価が業績期待を大きく織り込んだ高PER水準。