ZAIBIZ|企業分析

クボタ6326有報もと概算

東証プライム・機械|2024年12月期 通期
¥1,950 ▲18(+0.93%)
時価総額 2.27兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

クボタは、トラクター・コンバイン・田植機などの農業機械、建設機械(ミニショベル等)、エンジンを中核とする「機械(農機・建機・エンジン)」事業と、鉄管・ポンプ・環境プラントなどの「水・環境」事業を展開する機械大手。北米が最大市場で、欧州・インド・東南アジアにも生産・販売網を持つ。2024年12月期は北米農機の需要減速の影響で売上収益3兆162億円(前期比0.1%減)、営業利益3,156億円(同4.0%減)、親会社所有者帰属当期利益2,304億円(同3.4%減)と小幅減益となった。

稼ぐ力|営業利益率
A(高い)10.5%
業種平均 10.9%
成長|売上成長率
C(低め)-0.1%
業種平均 4.3%
効率|ROE
A(高い)9.3%
業種平均 10.5%
体力|自己資本比率
A(高い)41.2%
安定の目安 40.0%
割安さ|PER
S(際立つ)9.9倍
業種平均 31.4倍
還元|配当利回り
A(高い)2.6%
一般的な目安 2.0%
要旨機械の平均並みの収益力。売上はほぼ横ばい、財務は厚め。
評価は S(際立つ)/ A(高い)/ B(標準)/ C(低め)/ D(弱い)の5段階。業種平均と一般的な目安による機械的な判定で、売買の推奨ではありません。

01何で儲けているのか

売上の約85%は「機械(農機・建機・エンジン)」が占め、この事業の利益率は10.9%。全社の営業利益率は10.5%です。

売上はどこから3.05兆円
↓ この売上から
何にいくら使い、いくら残ったか残り=営業利益 2,800億円(9.2%)
↓ 残った2,800億円は、どの事業が稼いだか
利益の内訳セグメント計 3,160億円
機械(農機・建機・エンジン)は売上の85%で、利益の89%を稼ぐ。セグメント計は全社・消去項目を含まないため連結(2,800億円)と一致しない。
提供価値
コンパクトトラクタで北米のニッチ(20〜40馬力帯)を押さえ世界3位の農機メーカーへ。農機・建機・エンジンの「機械」が売上の約87%、ダクタイル鉄管・ポンプの「水・環境」が社会インフラを支える二本柱。
仕入れ先・パートナー
鉄鋼・素材
日本製鉄 / JFEスチール
トラクタ・鉄管用の鋼材・銑鉄
材料・部品費が原価の主軸
油圧・駆動部品
KYB / 不二越等
油圧機器・トランスミッション部品
電装・電子部品
デンソー / 国内電装メーカー
ECU・センサー・電装ユニット
現地調達(インド)
Escorts Kubota(EL社統合)
インド向けトラクタ部品・現地生産
鋳鉄管統合(水)
日本鋳鉄管(JV)
ダクタイル鉄管の共同製造
クボタ(コア活動)
農機の開発・製造
機械セグメント 約2.6兆円
稲作・畑作機と20〜40馬力帯コンパクトトラクタを設計・生産
トラクタ田植機・コンバインコンパクト機
↓
産業用エンジン
約3,800種の小型ディーゼルエンジンを自社製造し外販も展開
小型ディーゼルOEM外販排ガス規制対応
↓
建設機械
ミニバックホーなど小型建機で世界トップクラスのシェアを保有
ミニショベルコンパクト建機北米・欧州
↓
水・環境インフラ
水・環境 約3,600億円
ダクタイル鉄管・ポンプ・環境プラントで水と社会インフラを支える
ダクタイル鉄管ポンプ環境プラント
顧客セグメント
北米農家・個人
米国の小規模農家・牧場
コンパクトトラクタ・芝刈機(ジョンディアの空白帯)
北米が機械の最大市場
インド農家
Escorts Kubota経由
現地生産トラクタ・新興国の機械化需要
国内農業者
JA・農業法人・個人農家
田植機・コンバイン・稲作機の更新需要
建設業者
国内外の建設・レンタル会社
ミニショベル等の小型建機
自治体・水道
地方自治体・水道事業者
ダクタイル鉄管・ポンプの更新・防災インフラ
鉄管シェア国内首位(約6割)
コストフロー(仕入れ先へ)
材料・部品費ほか 約2.7兆円
売上フロー(顧客から)
売上収益 約3.02兆円(FY2024)
営業利益
営業利益 約3,156億円(10.5%)

02強みと、見ておくべきリスク

競争優位性

世界の食料・水インフラを支える必需性の高い事業ポートフォリオ。北米でコンパクトトラクターの高シェアを持ち、インドではエスコーツ・クボタを通じてトラクター市場で大きな存在感。農機・建機・エンジンを自社で一貫生産する垂直統合と、世界各地の販売金融(リース・割賦)網による収益安定性。水道インフラの更新需要という長期テーマ。

主なリスク

北米農機の市況・在庫調整サイクルに業績が左右される構造、金利上昇による農家設備投資の抑制、為替変動(円高による海外利益の目減り)、原材料・物流コスト上昇、新興国の天候・補助金政策の変動、販売金融に伴う与信リスク。

03同じ業界のほかの会社

機械で営業利益率が高い3社

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
クボタの有価証券報告書(2024年12月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2024年12月期(IFRS、2025年2月13日発表)
会社計画
2025年2月13日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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