ZAIBIZ|企業分析

ソフトバンクグループ9984有報もと概算

東証プライム・IT・通信|2026年3月期 通期
¥14,500 ▲320(+2.26%)
時価総額 20.9兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

投資持株会社として、Vision Fund(SVF1/SVF2)を通じたAI関連スタートアップ投資を中核に据え、半導体設計の英Armを連結子会社に持つ。国内通信子会社のソフトバンク(9434)やPayPay等の金融事業も傘下に収め、事業投資と戦略投資の両面から収益を構成する。収益の源泉は保有株式の価値変動に伴う投資損益が中心であり、通信・半導体の事業会社収益がこれを下支えする構造となっている。近年はAI分野への大型投資を成長の軸に位置づけている。

02業績の推移

直近4四半期の売上は7.80兆円で、前年の同じ4四半期から+7.7%。営業利益率は18.7%、ROEは22.2%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11.78兆円3,000億円16.9%1,100億円¥9,800
24Q21.81兆円3,200億円17.7%1.18兆円¥8,900
24Q31.85兆円3,300億円17.8%-3,700億円¥9,400
24Q41.80兆円3,100億円17.2%2,300億円¥8,200
25Q11.90兆円3,500億円18.4%4,200億円¥11,200
25Q21.94兆円3,600億円18.6%8,500億円¥12,800
25Q31.97兆円3,700億円18.8%3.05兆円¥14,200
25Q41.99兆円3,800億円19.1%6,800億円¥14,500
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY247.24兆円1.26兆円17.4%1.15兆円—
FY257.80兆円1.46兆円18.7%5.00兆円+7.7%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 2027年3月期 通期予想

会社計画は未収録です。営業利益率73.1%はIT・通信10社中1位で、業界平均18.2%との差は54.9ポイントです。

売上高(計画)
8.10兆円
前期比 +3.9%
営業利益(計画)
1.55兆円
前期比 —
純利益(計画)
1.20兆円
前期比 —

会社の見立て:SBGは投資損益の変動が大きく具体的な通期純利益予想を非開示。数値は参考レンジ。2026年3月期決算短信(2026年5月13日)

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上7.80兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は5.00兆円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の64.1%が純利益に
7.8兆
−6.3兆
1.5兆
+3.5兆
5.0兆
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
特別利益などで増加
純利益
最後に残る利益
営業利益率18.7%・純利益率64.1%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 52.0兆円)自己資本比率 43.3%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.84倍
営業CF
+1.50兆円
本業が生む現金
投資CF
−2.80兆円
設備・投融資へ
財務CF
+1.60兆円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
−1.30兆円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)9.6% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
44円/株
利回り 0.3%
配当性向
1.3%
稼ぎの約0割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
3,469円
1株当たり純利益
BPS
15,603円
1株当たり純資産
株主構成
孫正義(資産管理会社含む)30.6%
外国法人等30.5%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)8.9%
自己株式5.0%
日本カストディ銀行(信託口)4.2%

06経営の体制

機関設計
監査等委員会設置会社
取締役
9名
うち社外 5名(56%)
女性取締役
22%
2名
従業員
67,000人
平均40歳・年収11.5万円

グローバルな投資・事業運営を担う高度専門人材の確保と育成を重視し、ガバナンス体制の整備を通じて持続的な企業価値向上を目指す。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

「情報革命で人々を幸せに」の理念のもと、AI革命を最大の投資テーマとして掲げ、Armの成長とAI関連スタートアップへの投資を通じた企業価値(NAV)の拡大を経営の中心に据える。金利・株式市況の変動が投資評価に直結するため、保有資産価値に対する有利子負債の比率(LTV)を一定範囲に管理する財務規律を重視する。

対処すべき課題
  1. 01投資損益に業績が大きく左右される構造のもとで、NAV(保有株式価値)の持続的な拡大と資産の質の向上を図ること
  2. 02有利子負債とLTV(保有資産に対する負債比率)を適切な水準に維持し、資金調達力と財務の健全性を両立すること
  3. 03Armの成長やAI関連投資先の事業化を着実に収益へと結びつけ、投資回収の確度を高めること
1. 投資評価・市場変動リスク

保有するスタートアップや上場株式の評価が投資損益を通じて業績を支配し、四半期ごとに大きく振れる。株式市況の悪化は評価損の計上につながる。

2. 金利・為替変動リスク

金利上昇は調達コストや資産評価に影響し、外貨建て資産・負債は為替変動の影響を受ける。

3. 財務・流動性リスク

多額の有利子負債を抱えており、LTVの管理を誤ると資金繰りや格付に影響しうる。

4. 技術・競争リスク

AI・半導体分野の技術動向や競争環境の変化が、Armや投資先の企業価値を左右する。

08投資の中身

設備投資
1.20兆円
有形固定資産等への投資
研究開発費
4,500億円
将来の稼ぐ力への投資

半導体設計を担うArmを中心に、先端プロセッサやAI向けアーキテクチャの研究開発が事業競争力の源泉となっており、投資先各社でもAI関連技術の開発が進む。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(IT・通信・10社中)
営業利益率73.1%1位/10社
ROE22.2%2位/10社
売上成長率+7.7%2位/10社
PER(割安さ)4.2倍1位/9社
時価総額1位/10社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
IT・通信で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.93(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
ソフトバンクグループの有価証券報告書(2026年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
2026年3月期決算短信〔IFRS〕(2026年5月13日)
会社計画
2026年3月期決算短信(2026年5月13日)
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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