ZAIBIZ|企業分析

KDDI9433有報もと概算

東証プライム・IT・通信|2025年3月期 通期
¥2,500 ▲18(+0.72%)
時価総額 10.7兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

KDDIは「au」ブランドの移動通信を中核に、通信・金融(au PAY、auじぶん銀行)・DX・エネルギー・次世代(LX)を展開する総合通信事業者です。通信を基盤としながら、金融・コマース・エネルギーなどの非通信領域を「ライフデザイン」として拡大し、「au経済圏」のクロスユースで顧客生涯価値の最大化を図っています。ローソンを持分法適用会社化することでリアルな顧客接点も強化しています。強固なキャッシュ創出力を背景に、継続的な自己株買いと連続増配による株主還元が特徴です。

02業績の推移

直近4四半期の売上は5.92兆円で、前年の同じ4四半期から+5.8%。営業利益率は18.9%、ROEは13.2%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11.38兆円2,300億円16.7%1,550億円¥2,175
24Q21.40兆円2,200億円15.7%1,500億円¥2,250
24Q31.42兆円2,600億円18.3%1,700億円¥2,350
24Q41.39兆円2,530億円18.1%1,630億円¥2,400
25Q11.48兆円2,700億円18.3%1,650億円¥2,425
25Q21.48兆円2,600億円17.6%1,650億円¥2,450
25Q31.49兆円3,000億円20.1%1,850億円¥2,475
25Q41.48兆円2,900億円19.6%1,710億円¥2,500
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY245.59兆円9,630億円17.2%6,380億円—
FY255.92兆円1.12兆円18.9%6,860億円+5.8%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率18.9%はIT・通信10社中2位で、業界平均18.2%との差は0.7ポイントです。

売上高(計画)
6.20兆円
前期比 +4.8%
営業利益(計画)
1.18兆円
前期比 +5.3%
純利益(計画)
7,200億円
前期比 +5.0%

会社の見立て:通信を基盤に金融・DX・エネルギー等の「サテライトグロース戦略」で成長を加速。24期連続増配を計画。2025年5月14日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上5.92兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は6,860億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の11.6%が純利益に
5.9兆
−4.8兆
1.1兆
−4,340億
6,860億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率18.9%・純利益率11.6%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 16.9兆円)自己資本比率 30.4%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.39倍
営業CF
+1.45兆円
本業が生む現金
投資CF
−9,500億円
設備・投融資へ
財務CF
−5,500億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+5,000億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)4.1% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
72.5円/株
利回り 2.9%
配当性向
42.8%
稼ぎの約4割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
169.4円
1株当たり純利益
BPS
1,204.3円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計30.5%
個人・その他18.4%
京セラ14.5%
トヨタ自動車9.5%
日本マスタートラスト8.9%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
12名
うち社外 5名(42%)
女性取締役
25%
3名
従業員
49,659人
平均42歳・年収950万円

DX・金融など新領域を担う人材の確保・育成とリスキリングを重視し、多様な人材が活躍できる環境整備を通じて人的資本の強化を図っています。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

通信を安定収益基盤とし、金融・DX・エネルギーなど非通信領域を伸ばす「サテライトグロース戦略」を掲げています。au経済圏のクロスユース深化とローソンとの連携によるリアル接点強化を成長の柱とし、株主還元の充実も重視しています。国内通信市場の成熟化を前提に、非通信の成長で収益を補完する方針です。

対処すべき課題
  1. 01国内通信市場の成熟と料金値下げ圧力の下で、非通信領域の成長を加速すること。
  2. 02金融・エネルギー事業の収益基盤を安定化させ、市況変動への耐性を高めること。
  3. 03大規模通信障害を防ぐネットワークの信頼性確保と設備投資の効率化。
1. 料金・競争リスク

携帯料金の値下げ圧力や競合他社との競争激化が通信収益の成長を鈍化させます。

2. 事業投資リスク

金融・エネルギー事業の市況変動やローソン統合に伴う投資負担が収益に影響します。

3. 通信障害リスク

大規模な通信障害が発生した場合、信頼毀損や対応コストにつながります。

4. 技術・設備投資リスク

5Gや次世代ネットワークへの設備投資負担が継続的に発生します。

08投資の中身

設備投資
6,800億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
500億円
将来の稼ぐ力への投資

5G・次世代通信、生成AIやデータ活用、金融・DXサービスの高度化に向けた技術開発を進めており、通信基盤と非通信サービスの両面での投資が中心です。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(IT・通信・10社中)
営業利益率18.9%2位/10社
ROE13.2%8位/10社
売上成長率+2.8%8位/10社
PER(割安さ)16.4倍4位/9社
時価総額4位/10社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
IT・通信で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.88(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
KDDIの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月14日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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