ZAIBIZ|企業分析

NTT9432有報もと概算

東証プライム・IT・通信|2025年3月期 通期
¥178 ▲2(+1.14%)
時価総額 14.1兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

日本電信電話(NTT)は、NTTドコモ(移動通信)、NTT東西(固定通信)、NTTデータ(ITサービス)、NTTコミュニケーションズなどを傘下に持つ国内最大の通信グループです。移動通信、地域通信、グローバル、その他のセグメントで構成され、通信サービスの利用料や法人向けDX・ITサービスが主な収益源です。全国規模の光ファイバー・基地局といったインフラと、大規模な移動通信の顧客基盤を持ちます。次世代光ネットワーク「IOWN」の商用化に向けた取組みも進めています。

02業績の推移

直近4四半期の売上は13.7兆円で、前年の同じ4四半期から-2.0%。営業利益率は12.1%、ROEは13.8%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q13.21兆円3,800億円11.8%2,180億円¥168
24Q23.38兆円4,100億円12.1%2,420億円¥155
24Q33.61兆円4,500億円12.5%2,650億円¥150
24Q43.78兆円4,200億円11.1%2,480億円¥161
25Q13.28兆円3,920億円12.0%2,280億円¥165
25Q23.45兆円4,220億円12.2%2,480億円¥170
25Q33.72兆円4,680億円12.6%2,760億円¥175
25Q43.25兆円3,780億円11.6%2,050億円¥178
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY2414.0兆円1.66兆円11.9%9,730億円—
FY2513.7兆円1.66兆円12.1%9,570億円-2.0%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率12.1%はIT・通信10社中7位で、業界平均18.2%との差は-6.1ポイントです。

売上高(計画)
14.0兆円
前期比 +2.2%
営業利益(計画)
1.72兆円
前期比 +3.6%
純利益(計画)
1.00兆円
前期比 +4.5%

会社の見立て:IOWN商用展開の加速と法人DX需要の拡大を主な成長ドライバーとする。16期連続増配を計画。2025年5月9日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上13.7兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は9,570億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の7.0%が純利益に
13.7兆
−12.0兆
1.7兆
−7,030億
9,570億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率12.1%・純利益率7.0%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 42.8兆円)自己資本比率 16.4%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 1.34倍
営業CF
+2.28兆円
本業が生む現金
投資CF
−2.04兆円
設備・投融資へ
財務CF
−6,200億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+2,400億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)2.2% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
5.6円/株
利回り 3.1%
配当性向
46.3%
稼ぎの約5割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
12.1円
1株当たり純利益
BPS
88.4円
1株当たり純資産
株主構成
日本政府(財務省)33.4%
外国人株主計26.2%
個人・その他20.8%
日本マスタートラスト9.8%
国内法人9.8%

06経営の体制

機関設計
監査等委員会設置会社
取締役
13名
うち社外 6名(46%)
女性取締役
23%
3名
従業員
186,900人
平均41歳・年収820万円

デジタル人材やグローバル人材の育成、多様な働き方の推進に取り組み、脱炭素・省電力技術を軸としたサステナビリティ経営を進めているとみられる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

全国のインフラと大規模な顧客基盤を活かした安定収益を土台に、法人向けDX需要の取り込みとグローバルIT事業の拡大を成長の柱に据えているとみられます。次世代光ネットワークIOWNの実用化を中長期の技術戦略の中心に位置づけ、省電力・大容量の通信基盤づくりを志向しています。設備投資と株主還元のバランスを取りながら、継続的な増配を重視する方針がうかがえます。

対処すべき課題
  1. 015G・IOWNなどの大規模な設備投資・開発投資の負担への対応
  2. 02携帯料金の値下げ圧力による通信収益への影響への対応
  3. 03NTTデータの海外事業における統合・効率化の推進
1. 投資負担リスク

5GやIOWNなどの設備投資・研究開発投資の増大が財務やキャッシュフローに影響を及ぼす。

2. 規制・料金リスク

携帯電話料金の値下げ圧力が通信事業の収益を圧迫する要因となる。

3. 市場成熟リスク

国内通信市場の成熟化により、成長余地が限られる可能性がある。

4. 海外事業リスク

グローバルIT事業では買収先の統合や現地環境の変化がリスクとなり得る。

08投資の中身

設備投資
1.82兆円
有形固定資産等への投資
研究開発費
2,400億円
将来の稼ぐ力への投資

次世代光ネットワーク「IOWN」をはじめ、通信・情報処理基盤の高度化に向けた研究開発を積極的に進めているとみられる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(IT・通信・10社中)
営業利益率12.1%7位/10社
ROE13.8%6位/10社
売上成長率+3.4%7位/10社
PER(割安さ)14.7倍3位/9社
時価総額3位/10社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
IT・通信で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

-0.24(n=8)弱い負の相関

収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
NTTの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月9日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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