ZAIBIZ|企業分析

ANAホールディングス9202有報もと概算

東証プライム・交通・インフラ|2025年3月期 通期
¥3,010 ▲22(+0.74%)
時価総額 1.4兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社グループは、フルサービスキャリアである全日本空輸を中核に、低価格帯を担うLCC、航空関連事業、商社・旅行事業などを展開する国内最大の航空会社グループである。国際線・国内線の旅客輸送と航空貨物を収益の柱とし、フルサービスとLCCの二枚看板で幅広い需要層をカバーしている。国内最大の路線網とマイレージ会員基盤を持ち、コロナ後の国際線需要回復を取り込んでいる。装置産業としての固定費が重く、燃油価格と為替が費用構造を大きく左右する。

02業績の推移

直近4四半期の売上は2.31兆円で、前年の同じ4四半期から+2.2%。営業利益率は8.7%、ROEは9.4%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q15,500億円500億円9.1%400億円¥3,150
24Q25,900億円600億円10.2%400億円¥3,050
24Q35,700億円500億円8.8%400億円¥2,950
24Q45,500億円400億円7.3%300億円¥2,900
25Q15,700億円500億円8.8%400億円¥3,080
25Q26,000億円600億円10.0%400億円¥3,120
25Q35,800億円500億円8.6%400億円¥2,980
25Q45,600億円400億円7.1%300億円¥3,010
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY242.26兆円2,000億円8.8%1,500億円—
FY252.31兆円2,000億円8.7%1,500億円+2.2%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率8.7%は交通・インフラ5社中4位で、業界平均15.8%との差は-7.1ポイントです。

売上高(計画)
2.48兆円
前期比 +9.7%
営業利益(計画)
2,000億円
前期比 +1.5%
純利益(計画)
1,450億円
前期比 -5.2%

会社の見立て:国際線旅客の需要回復継続と貨物の底打ちを織り込んだ計画。燃油・為替前提に留意2025年4月30日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上2.31兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,500億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の6.5%が純利益に
2.3兆
−2.1兆
2,000億
−500億
1,500億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率8.7%・純利益率6.5%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 3.55兆円)自己資本比率 31.2%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.90倍
営業CF
+3,200億円
本業が生む現金
投資CF
−2,800億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,000億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+400億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)4.2% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
60円/株
利回り 2.0%
配当性向
18.5%
稼ぎの約2割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
325円
1株当たり純利益
BPS
2,358円
1株当たり純資産
株主構成
個人・その他35.0%
国内法人・金融機関23.0%
外国人株主計22.0%
日本マスタートラスト信託銀行12.5%
日本カストディ銀行5.4%
ANAグループ社員持株会2.1%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
13名
うち社外 6名(46%)
女性取締役
23%
3名
従業員
46,500人
平均41歳・年収700万円

安全運航を支える専門人材の育成と安全文化の醸成を重視し、多様な人材の活躍推進や脱炭素に向けた取り組みをサステナビリティ経営の中核に位置づけている。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

フルサービスとLCCを組み合わせた事業モデルにより多様な需要を取り込みつつ、国際線ネットワークの強化と顧客基盤の拡大を図る方針である。燃油や為替の変動に耐えうる収益構造の構築と、非航空領域の事業拡大による収益源の多様化を目指している。

対処すべき課題
  1. 01ジェット燃料価格と為替の変動に対する費用構造の安定化を図ること。
  2. 02重い機材投資と固定費を適切に管理し財務健全性を維持すること。
  3. 03国際線需要の回復を確実に収益へ転換し、非航空事業の成長を進めること。
1. 燃油・為替変動リスク

ジェット燃料価格や為替の変動が費用を大きく左右し、業績に直接的な影響を及ぼす可能性がある。

2. 需要急変リスク

景気や地政学、感染症などにより旅客需要が急変し、収益が大きく変動するおそれがある。

3. 設備投資・財務リスク

多額の機材投資と有利子負債を抱えるため、需要低迷時には固定費負担が収益と財務を圧迫する可能性がある。

4. 人材確保リスク

パイロットや整備士など専門人材の確保が難しくなると、運航体制や事業展開に影響を及ぼす可能性がある。

08投資の中身

設備投資
3,000億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
100億円
将来の稼ぐ力への投資

運航効率化や整備の高度化、デジタルを活用した顧客体験の向上、持続可能な航空燃料(SAF)の導入など、環境負荷低減と競争力強化に向けた取り組みを進めている。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(交通・インフラ・5社中)
営業利益率8.7%4位/5社
ROE9.4%4位/5社
売上成長率+10.0%1位/5社
PER(割安さ)9.3倍2位/5社
時価総額4位/5社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
交通・インフラで営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.57(n=8)やや正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
ANAホールディングスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年4月30日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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