ZAIBIZ|企業分析

三菱重工業7011有報もと概算

東証プライム・機械|2025年3月期 通期
¥3,400 ▲42(+1.25%)
時価総額 11.5兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社グループは、火力・原子力・ガスタービン複合発電や脱炭素技術を担うエナジー、プラント・インフラ、物流機器・冷熱・ドライブシステム、そして航空・防衛・宇宙という事業セグメントを中核とする総合重機械メーカーである。発電システムや防衛装備品、航空機エンジン部品、ターボチャージャー、フォークリフトなど広範な製品を手がけている。政府の防衛費増額を背景に防衛関連の受注が拡大し、データセンター向け電力需要を捉えたガスタービン受注も伸長している。ガスタービン複合発電では世界トップクラスの市場地位を持つ。

02業績の推移

直近4四半期の売上は5.03兆円で、前年の同じ4四半期から+7.9%。営業利益率は7.6%、ROEは9.6%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11.08兆円550億円5.1%360億円¥1,180
24Q21.16兆円720億円6.2%460億円¥1,450
24Q31.13兆円700億円6.2%450億円¥1,980
24Q41.29兆円1,180億円9.1%950億円¥2,100
25Q11.19兆円720億円6.1%450億円¥2,400
25Q21.27兆円900億円7.1%560億円¥2,750
25Q31.23兆円880億円7.2%550億円¥3,050
25Q41.34兆円1,340億円10.0%890億円¥3,400
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY244.66兆円3,150億円6.8%2,220億円—
FY255.03兆円3,840億円7.6%2,450億円+7.9%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率7.6%は機械5社中3位で、業界平均10.9%との差は-3.3ポイントです。

売上高(計画)
5.40兆円
前期比 +7.4%
営業利益(計画)
4,200億円
前期比 +10.5%
純利益(計画)
2,700億円
前期比 +10.2%

会社の見立て:防衛・宇宙の需要拡大による受注増、GTF(航空エンジン)スペアパーツ需要、原子力・GTCC(ガスタービン複合発電)の伸長を織り込み増収増益を計画。防衛費増額を背景に受注残高は過去最高水準。2025年5月9日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上5.03兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は2,450億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の4.9%が純利益に
5.0兆
−4.6兆
3,840億
−1,390億
2,450億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率7.6%・純利益率4.9%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 6.40兆円)自己資本比率 39.8%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.35倍
営業CF
+3,800億円
本業が生む現金
投資CF
−2,200億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,200億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+1,600億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)3.8% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
24円/株
利回り 0.7%
配当性向
32.9%
稼ぎの約3割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
73.04円
1株当たり純利益
BPS
760円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計35.0%
国内法人・金融機関22.0%
個人・その他19.1%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)14.8%
日本カストディ銀行(信託口)5.9%
明治安田生命保険3.2%

06経営の体制

機関設計
監査等委員会設置会社
取締役
13名
うち社外 7名(54%)
女性取締役
23%
3名
従業員
79,974人
平均41歳・年収880万円

高度な技術を担う人材の確保・育成と技能伝承を重視し、脱炭素社会の実現に向けた技術開発を通じて社会課題の解決に貢献することをサステナビリティの柱としている。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

エナジートランジション(脱炭素)と防衛・航空を成長領域と位置づけ、GTCC・原子力・水素/アンモニア・CCUSなどの技術を軸に事業ポートフォリオを強化する方針である。世界的な電力需要の拡大と安全保障環境の変化を捉え、受注残高を収益へ着実に転換していくことを重視している。

対処すべき課題
  1. 01大型プロジェクトの工程管理と採算確保を徹底し、収益性を安定させること。
  2. 02脱炭素技術(水素・アンモニア・CCUS等)の実装と収益化を加速すること。
  3. 03拡大する受注残高を確実に遂行するための生産体制と人材を確保すること。
1. 大型プロジェクト採算リスク

火力・プラント等の大型案件は工程の遅延やコスト超過が生じやすく、採算悪化が業績に影響を及ぼす可能性がある。

2. 防衛事業の変動リスク

防衛案件は政府予算や原価査定に依存し、単年度で受注・収益が変動する可能性がある。

3. エネルギー転換リスク

脱炭素の進展に伴い、火力発電関連事業が長期的に縮小し、新技術への転換が想定通り進まないおそれがある。

4. 原材料・為替変動リスク

鋼材等の原材料価格や為替の変動が製造コスト・海外収益に影響を及ぼす可能性がある。

08投資の中身

設備投資
2,100億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
1,600億円
将来の稼ぐ力への投資

ガスタービンや原子力などの発電技術、水素・アンモニア・CO2回収利用(CCUS)などの脱炭素技術、航空機エンジン、防衛・宇宙分野を重点に研究開発を進めている。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(機械・5社中)
営業利益率7.6%3位/5社
ROE9.6%3位/5社
売上成長率+7.9%2位/5社
PER(割安さ)46.6倍4位/5社
時価総額1位/5社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
機械で営業利益率が高い3社
  • SMC営業利益率 24.0%
  • クボタ営業利益率 10.5%
  • IHI営業利益率 7.2%

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.70(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
三菱重工業の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年3月期(IFRS、2025年5月9日発表)
会社計画
2025年5月9日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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