ZAIBIZ|企業分析

富士通6702有報もと概算

東証プライム・IT・通信|2025年3月期 通期
¥3,200 ▲28(+0.88%)
時価総額 6.0兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

富士通は国内最大手のITサービス・DX企業であり、システムインテグレーション、コンサルティング、クラウド、AIを軸に官公庁・金融・製造業などへソリューションを提供しています。事業はサービスソリューション、ハードウェアソリューション、ユビキタス・デバイス等のセグメントで構成され、サービス事業が売上の大半を占めます。業種横断のDXオファリングを成長の中核に据え、非注力事業を売却して高収益のサービス事業へ構造転換を進めています。スーパーコンピュータやAI・量子技術など先端研究も強みです。

02業績の推移

直近4四半期の売上は3.55兆円で、前年の同じ4四半期から+2.0%。営業利益率は7.5%、ROEは11.4%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q17,800億円150億円1.9%450億円¥2,050
24Q28,400億円350億円4.2%600億円¥2,350
24Q38,300億円300億円3.6%550億円¥2,900
24Q41.03兆円690億円6.7%940億円¥2,700
25Q18,000億円300億円3.8%300億円¥2,750
25Q28,600億円550億円6.4%480億円¥2,900
25Q38,500億円500億円5.9%450億円¥3,050
25Q41.04兆円1,300億円12.5%970億円¥3,200
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY243.48兆円1,490億円4.3%2,540億円—
FY253.55兆円2,650億円7.5%2,200億円+2.0%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率7.5%はIT・通信10社中8位で、業界平均18.2%との差は-10.7ポイントです。

売上高(計画)
3.70兆円
前期比 +4.2%
営業利益(計画)
3,000億円
前期比 +13.2%
純利益(計画)
4,000億円
前期比 +82.0%

会社の見立て:サービスソリューション(Uvance含む)を中核に営業利益率の改善を継続。純利益は新光電気工業の株式売却益(FY2026計上)を主因に大幅増益を見込む。2025年4月24日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上3.55兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は2,200億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の6.2%が純利益に
3.6兆
−3.3兆
2,650億
−450億
2,200億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率7.5%・純利益率6.2%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 3.86兆円)自己資本比率 49.8%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.29倍
営業CF
+3,400億円
本業が生む現金
投資CF
+500億円
設備・投融資へ
財務CF
−4,200億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+3,900億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)5.7% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
110円/株
利回り 3.4%
配当性向
93.8%
稼ぎの約9割を株主に配当(還元に厚め)
EPS
117.2円
1株当たり純利益
BPS
1,025.2円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計38.5%
個人・その他22.5%
国内法人・その他17.0%
日本マスタートラスト信託銀行15.8%
日本カストディ銀行6.2%

06経営の体制

機関設計
指名委員会等設置会社
取締役
10名
うち社外 6名(60%)
女性取締役
30%
3名
従業員
117,000人
平均43歳・年収920万円

DX人材の育成とリスキリングを重視し、多様な人材が活躍できるジョブ型雇用や働きやすい環境の整備に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

業種横断のDXオファリングを成長の中核に位置づけ、ハードウェア依存から脱却したサービス中心のポートフォリオへ転換を進める方針です。国内トップクラスの顧客基盤と先端技術を活かし、高付加価値サービスの拡大による収益性向上を目指しています。

対処すべき課題
  1. 01国内IT人材の不足と労務費上昇への対応が課題です。
  2. 02大型システム開発における品質・納期管理の徹底が求められます。
  3. 03グローバルでのクラウド大手との競争下で海外サービス事業の収益性を高める必要があります。
1. 人材確保リスク

IT人材の不足や労務費の上昇が事業推進やコストに影響を及ぼします。

2. 開発品質リスク

大型システム開発における品質・納期の問題が損失や信頼低下につながる可能性があります。

3. 競争激化リスク

クラウド大手との競合激化がサービス事業の収益性に影響します。

4. 構造改革リスク

事業ポートフォリオ転換に伴う一過性費用や海外事業の収益ばらつきが生じる可能性があります。

08投資の中身

設備投資
1,300億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
1,200億円
将来の稼ぐ力への投資

AI・量子・スーパーコンピュータなどの先端技術を軸に、DXソリューションの高度化に向けた研究開発を推進しています。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(IT・通信・10社中)
営業利益率7.5%8位/10社
ROE11.4%9位/10社
売上成長率+2.1%10位/10社
PER(割安さ)27.3倍8位/9社
時価総額6位/10社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
IT・通信で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.67(n=8)やや正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
富士通の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年3月期(2025年4月24日発表・IFRS)
会社計画
2025年4月24日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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