NEC6701有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社はITサービスと社会インフラを2本柱とする総合ITベンダーです。官公庁・自治体・通信事業者向けのシステム構築(SI)に強みを持ち、事業はITサービス、社会インフラ、エンタープライズ、グローバル・その他の各セグメントで構成されます。近年は生成AIプラットフォーム『cotomi』やDXコンサルティングへ事業をシフトしており、海外では世界トップクラスの精度を持つ生体認証(顔認証)や海底ケーブル事業を展開しています。安定したストック型の保守・運用収益も収益基盤の一つです。
02業績の推移
NECの売上は前年比+5.0%、営業利益率は6.8%、ROEは13.7%です。IT・通信の平均営業利益率は18.2%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 25Q1 | 7,900億円 | 300億円 | 3.8% | 200億円 | ¥9,800 |
| 25Q2 | 9,200億円 | 600億円 | 6.5% | 500億円 | ¥11,200 |
| 25Q3 | 9,700億円 | 700億円 | 7.2% | 600億円 | ¥12,400 |
| 25Q4 | 1.15兆円 | 1,000億円 | 8.7% | 800億円 | ¥13,100 |
| 26Q1予 | 8,300億円 | 400億円 | 4.8% | 300億円 | — |
| 26Q2予 | 9,500億円 | 700億円 | 7.4% | 600億円 | — |
| 26Q3予 | 1.00兆円 | 800億円 | 8.0% | 700億円 | — |
| 26Q4予 | 1.18兆円 | 1,100億円 | 9.3% | 900億円 | — |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY25 | 3.83兆円 | 2,600億円 | 6.8% | 2,100億円 | — |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は今期の売上3.96兆円・営業利益率7.6%。直近4四半期の実績は売上3.83兆円・利益率6.8%でした。
会社の見立て:ITサービス・社会インフラのDX需要を背景に増収増益計画。生成AI関連投資と海外子会社の収益改善を織り込む2025年5月9日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上3.83兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は2,100億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 38.5% |
| 個人・その他 | 22.4% |
| 国内法人 | 17.2% |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 15.1% |
| 日本カストディ銀行 | 6.8% |
06経営の体制
DX・AI領域を担う高度専門人材の獲得・育成とリスキリングを進め、多様な人材が活躍できる環境整備に取り組んでいます。
07経営方針と課題 — 有報から
当社は官公庁・社会インフラ領域での実績を基盤としつつ、DXおよびAIを成長の柱に据え、生成AIやコンサルティングへの事業シフトを進める方針です。生体認証や海底ケーブル等のグローバル成長領域を強化し、ストック型の保守・運用収益と組み合わせることで、収益の安定性と成長性の両立を図ります。
- 01国内SI市場の成熟のもとでの高付加価値・成長領域への転換。
- 02DX・AI人材の獲得・育成と競争力の確保。
- 03大型システム案件の採算管理と品質確保。
国内SI市場の成熟と人材獲得競争の激化により、成長性や採算が影響を受ける可能性があります。
買収した海外子会社の収益変動が、グループ業績に影響を及ぼすおそれがあります。
大型システム案件において、想定を超えるコスト増による不採算が生じるリスクがあります。
生成AI領域における外資クラウドベンダー等との競争が激化する可能性があります。
08投資の中身
生成AIプラットフォーム『cotomi』や生体認証をはじめとするAI・セキュリティ技術の研究開発に注力し、社会インフラの高度化に取り組んでいます。
09同業のなかでの位置
- ソフトバンクグループ営業利益率 73.1%
- KDDI営業利益率 18.9%
- 野村総合研究所営業利益率 17.6%