ZAIBIZ|企業分析

NEC6701有報もと概算

東証プライム・IT・通信|2025年3月期 通期
¥13,500 ▲150(+1.12%)
時価総額 3.65兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社はITサービスと社会インフラを2本柱とする総合ITベンダーです。官公庁・自治体・通信事業者向けのシステム構築(SI)に強みを持ち、事業はITサービス、社会インフラ、エンタープライズ、グローバル・その他の各セグメントで構成されます。近年は生成AIプラットフォーム『cotomi』やDXコンサルティングへ事業をシフトしており、海外では世界トップクラスの精度を持つ生体認証(顔認証)や海底ケーブル事業を展開しています。安定したストック型の保守・運用収益も収益基盤の一つです。

02業績の推移

NECの売上は前年比+5.0%、営業利益率は6.8%、ROEは13.7%です。IT・通信の平均営業利益率は18.2%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
25Q17,900億円300億円3.8%200億円¥9,800
25Q29,200億円600億円6.5%500億円¥11,200
25Q39,700億円700億円7.2%600億円¥12,400
25Q41.15兆円1,000億円8.7%800億円¥13,100
26Q1予8,300億円400億円4.8%300億円—
26Q2予9,500億円700億円7.4%600億円—
26Q3予1.00兆円800億円8.0%700億円—
26Q4予1.18兆円1,100億円9.3%900億円—
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY253.83兆円2,600億円6.8%2,100億円—
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は今期の売上3.96兆円・営業利益率7.6%。直近4四半期の実績は売上3.83兆円・利益率6.8%でした。

売上高(計画)
3.95兆円
前期比 +3.2%
営業利益(計画)
2,900億円
前期比 +10.7%
純利益(計画)
2,300億円
前期比 +8.8%

会社の見立て:ITサービス・社会インフラのDX需要を背景に増収増益計画。生成AI関連投資と海外子会社の収益改善を織り込む2025年5月9日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上3.83兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は2,100億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の5.5%が純利益に
3.8兆
−3.6兆
2,600億
−500億
2,100億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率6.8%・純利益率5.5%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 4.60兆円)自己資本比率 33.6%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.36倍
営業CF
+3,100億円
本業が生む現金
投資CF
−2,000億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,300億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+1,100億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)4.6% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
120円/株
利回り 0.9%
配当性向
15.3%
稼ぎの約2割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
782円
1株当たり純利益
BPS
5,717円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計38.5%
個人・その他22.4%
国内法人17.2%
日本マスタートラスト信託銀行15.1%
日本カストディ銀行6.8%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
12名
うち社外 7名(58%)
女性取締役
25%
3名
従業員
118,000人
平均43歳・年収875万円

DX・AI領域を担う高度専門人材の獲得・育成とリスキリングを進め、多様な人材が活躍できる環境整備に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

当社は官公庁・社会インフラ領域での実績を基盤としつつ、DXおよびAIを成長の柱に据え、生成AIやコンサルティングへの事業シフトを進める方針です。生体認証や海底ケーブル等のグローバル成長領域を強化し、ストック型の保守・運用収益と組み合わせることで、収益の安定性と成長性の両立を図ります。

対処すべき課題
  1. 01国内SI市場の成熟のもとでの高付加価値・成長領域への転換。
  2. 02DX・AI人材の獲得・育成と競争力の確保。
  3. 03大型システム案件の採算管理と品質確保。
1. 国内SI市場リスク

国内SI市場の成熟と人材獲得競争の激化により、成長性や採算が影響を受ける可能性があります。

2. 海外事業リスク

買収した海外子会社の収益変動が、グループ業績に影響を及ぼすおそれがあります。

3. 不採算案件リスク

大型システム案件において、想定を超えるコスト増による不採算が生じるリスクがあります。

4. 競争環境の変化

生成AI領域における外資クラウドベンダー等との競争が激化する可能性があります。

08投資の中身

設備投資
1,200億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
1,300億円
将来の稼ぐ力への投資

生成AIプラットフォーム『cotomi』や生体認証をはじめとするAI・セキュリティ技術の研究開発に注力し、社会インフラの高度化に取り組んでいます。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(IT・通信・10社中)
営業利益率6.8%9位/10社
ROE13.7%7位/10社
売上成長率+5.0%4位/10社
PER(割安さ)17.3倍5位/9社
時価総額7位/10社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
IT・通信で営業利益率が高い3社

10株価との連動

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
NECの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月9日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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