ZAIBIZ|企業分析

リクルートホールディングス6098有報もと概算

東証プライム・IT・サービス|2025年3月期 通期
¥11,180 ▲116(+1.05%)
時価総額 15.8兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

求人検索エンジン「Indeed」「Glassdoor」を中核とするHR Technology事業を主力に、国内の人材派遣(Staffing)、販促・人材メディア(Matching & Solutions)の3領域を展開するグローバルHRテック企業。Indeedは世界の多くの国で利用され、求人マッチングのデジタル化を牽引する。広告課金から応募・採用に応じた成果報酬モデルへの転換を進め、収益性を高めている。低資本集約型のビジネスモデルにより高い資本効率と潤沢なキャッシュフローを実現している点が特徴。

02業績の推移

直近4四半期の売上は3.56兆円で、前年の同じ4四半期から+4.1%。営業利益率は13.8%、ROEは27.2%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q18,500億円1,300億円15.3%1,400億円¥6,480
24Q28,600億円1,300億円15.1%1,400億円¥6,920
24Q38,600億円1,300億円15.1%1,300億円¥7,340
24Q48,500億円1,300億円15.3%1,400億円¥8,180
25Q18,800億円1,200億円13.6%900億円¥9,560
25Q28,900億円1,200億円13.5%1,000億円¥10,280
25Q39,000億円1,300億円14.4%1,000億円¥10,840
25Q48,900億円1,200億円13.5%900億円¥11,180
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY243.42兆円5,200億円15.2%5,500億円—
FY253.56兆円4,900億円13.8%3,800億円+4.1%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率13.8%はIT・通信10社中6位で、業界平均18.2%との差は-4.4ポイントです。

売上高(計画)
3.70兆円
前期比 +3.9%
営業利益(計画)
5,300億円
前期比 +8.2%
純利益(計画)
4,000億円
前期比 +5.0%

会社の見立て:HR Technology(Indeed・Glassdoor)の収益成長と生成AI機能の収益化を成長ドライバーとする。大型自己株取得を継続し高ROEを維持。前期の一過性益剥落の影響を本業の利益成長で吸収する。2025年5月9日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上3.56兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は3,800億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の10.7%が純利益に
3.6兆
−3.1兆
4,900億
−1,100億
3,800億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率13.8%・純利益率10.7%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 3.30兆円)自己資本比率 42.7%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.18倍。細い帯=有利子負債 2,500億円
営業CF
+5,200億円
本業が生む現金
投資CF
−800億円
設備・投融資へ
財務CF
−4,600億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+4,400億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)11.5% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
24円/株
利回り 0.2%
配当性向
8.8%
稼ぎの約1割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
271円
1株当たり純利益
BPS
998円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計41.5%
個人・その他18.2%
日本マスタートラスト14.8%
凸版印刷6.2%
日本カストディ銀行5.6%
電通グループ4.1%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
9名
うち社外 5名(56%)
女性取締役
33%
3名
従業員
60,000人
平均36歳・年収1,138万円

多様な人材が活躍できる企業文化を重視し、グローバルなHRテック人材の確保・育成と、従業員のエンゲージメント向上に取り組んでいる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

Indeedを中核とするHR Technology事業のプラットフォーム強化と、成果報酬モデルへの転換による収益性向上を経営戦略の柱に据える。生成AIを活用したマッチング精度の向上を進めるとともに、低資本集約の強みを活かした高い資本効率と積極的な株主還元を志向する。

対処すべき課題
  1. 01Indeedの収益が労働市場の景気変動に強く連動するため、収益基盤の安定化を図ること
  2. 02生成AIを活用したマッチング精度の向上で、グローバル競合に対する優位を維持すること
  3. 03求人広告・データ保護に関する各国規制への対応を進めること
1. 景気・労働市場変動リスク

Indeedの売上が米国を中心とした労働市場の景気に連動し、求人数の減少が直撃する。

2. 技術・競争リスク

グローバル競合との競争激化や、AI技術の進展が事業環境を変えうる。

3. 規制・データ保護リスク

求人広告やデータ保護に関する規制の強化が、事業運営に影響しうる。

4. 為替変動リスク

海外収益の比重が高く、円高進行は円換算の収益を目減りさせる。

08投資の中身

設備投資
500億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
600億円
将来の稼ぐ力への投資

求人マッチングの精度向上に向け、生成AIを含む機械学習技術の研究開発とプロダクト改良に継続的に取り組んでいる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(IT・通信・10社中)
営業利益率13.8%6位/10社
ROE27.2%1位/10社
売上成長率+4.1%5位/10社
PER(割安さ)41.2倍9位/9社
時価総額2位/10社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
IT・通信で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

-0.67(n=8)やや負の相関

収録期間では、営業利益と株価が逆に動く傾向がうかがえます。金利・市況など業績以外の要因が効いている可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
リクルートホールディングスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月9日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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