ZAIBIZ|企業分析

資生堂4911有報もと概算

東証プライム・化学・日用品|2024年12月期 通期
¥2,950 ▼28(-0.94%)
時価総額 1.18兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社グループは、複数のグローバルブランドを擁する日本最大手の化粧品メーカーであり、日本・中国・アジアパシフィック・米州・欧州・トラベルリテールという地域別のセグメントで事業を展開している。高価格帯のプレステージスキンケアを中核に、メイクアップやフレグランスも手がけ、世界の広範な国・地域で事業を営んでいる。日本発ブランドはアジアで強い支持を得ており、独自の皮膚科学研究が差別化要因となっている。中国市場やトラベルリテールチャネルへの依存度が相対的に高い。

02業績の推移

資生堂の売上は前年比+1.8%、営業利益率は0.8%、ROEは-1.7%です。素材・化学の平均営業利益率は10.9%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q12,350億円60億円2.6%40億円¥4,500
24Q22,500億円40億円1.6%10億円¥4,300
24Q32,450億円0百万円0.0%-60億円¥3,400
24Q42,600億円-20億円-0.8%-100億円¥2,850
25Q1予2,400億円80億円3.3%40億円¥2,700
25Q2予2,550億円100億円3.9%60億円¥2,800
25Q3予2,550億円90億円3.5%50億円¥2,900
25Q4予2,500億円70億円2.8%50億円¥2,950
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY249,900億円80億円0.8%-110億円—
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 25/12期 会社予想

会社計画は今期の売上1.00兆円・営業利益率3.4%。直近4四半期の実績は売上9,900億円・利益率0.8%でした。

売上高(計画)
1.00兆円
前期比 +1.0%
営業利益(計画)
340億円
前期比 +347%
純利益(計画)
200億円
前期比 黒字転換

会社の見立て:営業利益はIFRS基準(実績75.75億円→予想約340億円)。参考にコア営業利益ベースでは前期365億円→予想365億円で横ばい(+0.4%)。構造改革「SHIFT 2025 and Beyond」の費用計上が一巡し、日本事業の収益改善とコスト構造改革(人員適正化・本社機能スリム化)の効果を織り込む。中国市場・トラベルリテールの回復ペースが前提で変動リスク大。2025年2月10日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上9,900億円から費用と税金などを引くと、-110億円の赤字が残る。

損益の骨格(売上 → 純利益)純利益は-110億円の赤字
9,900億
−9,820億
80億
−190億
−110億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率0.8%・純利益率-1.1%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 1.45兆円)自己資本比率 42.8%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.52倍
営業CF
+700億円
本業が生む現金
投資CF
−400億円
設備・投融資へ
財務CF
−450億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+300億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)-0.8% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
40円/株
利回り 1.4%
配当性向
0.0%
配当を出していない(無配)
EPS
-27円
1株当たり純利益
BPS
1,550円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計38.5%
個人・その他21.7%
国内法人・金融機関18.0%
日本マスタートラスト信託銀行15.2%
日本カストディ銀行5.8%
自己株式0.8%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
10名
うち社外 6名(60%)
女性取締役
40%
4名
従業員
36,000人
平均41歳・年収720万円

多様な人材の活躍推進と従業員のエンゲージメント向上を重視し、美と健康を通じた社会貢献や環境配慮をサステナビリティ経営の柱に据えている。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

スキンビューティー領域への集中と高価格帯ブランドの強化を軸に、構造改革を通じて収益体質の立て直しを進める方針である。地域ごとの需要変化に機動的に対応しつつ、研究開発とブランド投資により中長期の持続的成長を目指している。

対処すべき課題
  1. 01構造改革を通じて収益体質を立て直し、利益率を回復させること。
  2. 02中国市場やトラベルリテールチャネルへの依存度を分散し、需要変動への耐性を高めること。
  3. 03ブランドポートフォリオの選択と集中により経営資源を成長領域へ配分すること。
1. 中国市場依存リスク

中国市場への依存度が高く、現地景気や消費動向、日本製品への需要変化が業績に大きな影響を及ぼす可能性がある。

2. チャネル在庫調整リスク

トラベルリテール(免税)チャネルの在庫調整が長期化すると、売上・収益の回復が遅れるおそれがある。

3. 構造改革遂行リスク

構造改革に伴う費用や拠点整理が先行し、想定した収益改善が実現しない場合には業績を圧迫する可能性がある。

4. 為替変動リスク

海外事業の比率が高く、為替の変動が海外収益や原材料コストに影響を与える可能性がある。

08投資の中身

設備投資
700億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
300億円
将来の稼ぐ力への投資

皮膚科学を基盤に、スキンケアやサンケアなどの分野で独自技術の開発を進め、ブランド価値の向上と製品競争力の強化に取り組んでいる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(素材・化学・8社中)
営業利益率0.8%8位/8社
ROE-1.7%8位/8社
売上成長率+1.8%7位/8社
PER(割安さ)—算出不可(赤字)
時価総額7位/8社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
素材・化学で営業利益率が高い3社

10株価との連動

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
資生堂の有価証券報告書(2024年12月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信・有価証券報告書 2024年12月期(2025年提出)
会社計画
2025年2月10日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。