ZAIBIZ|企業分析

花王4452有報もと概算

東証プライム・化学・日用品|2024年12月期 通期
¥6,500 ▲45(+0.70%)
時価総額 3.0兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社グループは、衣料用洗剤や紙おむつなどのハイジーン&リビングケア、スキンケア・ヘルスケアを担うヘルス&ビューティケア、ライフケア、化粧品の消費者向け事業に、油脂・界面活性剤を扱うケミカル事業を加えた構成の日用品・化粧品大手である。国内首位級のブランド群を持ち、消費財が安定した収益基盤を形成する一方、化粧品事業とケミカル事業がこれを補完している。界面活性剤・油脂化学の独自技術を消費財へ転用する川上から川下までの垂直統合が特徴である。長年にわたる連続増配に象徴される高い財務規律を維持している。

02業績の推移

花王の売上は前年比+6.3%、営業利益率は9.0%、ROEは10.0%です。素材・化学の平均営業利益率は10.9%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q13,900億円200億円5.1%150億円¥5,980
24Q24,080億円450億円11.0%330億円¥6,240
24Q34,150億円450億円10.8%330億円¥6,480
24Q44,154億円366億円8.8%261億円¥6,320
25Q1予3,950億円250億円6.3%170億円¥6,600
25Q2予4,130億円500億円12.1%340億円¥6,450
25Q3予4,200億円500億円11.9%340億円¥6,550
25Q4予4,220億円450億円10.7%300億円¥6,500
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY241.63兆円1,466億円9.0%1,071億円—
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 25/12期 会社予想

会社計画は今期の売上1.65兆円・営業利益率10.3%。直近4四半期の実績は売上1.63兆円・利益率9.0%でした。

売上高(計画)
1.65兆円
前期比 +1.3%
営業利益(計画)
1,700億円
前期比 +16.0%
純利益(計画)
1,150億円
前期比 +7.4%

会社の見立て:構造改革(人員適正化・不採算ブランド整理)の効果が通期で寄与。化粧品事業の再建と中国・米国の販売回復が前提。2025年2月4日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上1.63兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,071億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の6.6%が純利益に
1.6兆
−1.5兆
1,466億
−395億
1,071億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率9.0%・純利益率6.6%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 1.87兆円)自己資本比率 57.1%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.12倍。細い帯=有利子負債 1,300億円
営業CF
+2,200億円
本業が生む現金
投資CF
−1,000億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,150億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+1,200億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)5.7% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
152円/株
利回り 2.3%
配当性向
64.9%
稼ぎの約6割を株主に配当(還元に厚め)
EPS
234円
1株当たり純利益
BPS
2,333円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計36.0%
個人・その他23.2%
国内法人・金融機関19.0%
日本マスタートラスト信託銀行13.8%
日本カストディ銀行6.1%
自己株式1.9%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
9名
うち社外 5名(56%)
女性取締役
33%
3名
従業員
32,700人
平均41歳・年収820万円

多様な人材の活躍と従業員の働きがい向上を重視し、環境配慮型製品の開発や持続可能な原料調達を通じたサステナビリティ経営を推進している。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

研究開発力を核とした高付加価値な製品開発と、価格改定を含む収益体質の改善を通じて、安定した利益成長と株主還元の継続を重視する方針である。構造改革により低採算領域を見直しつつ、化粧品事業の再成長とグローバル展開の強化を図っている。

対処すべき課題
  1. 01原材料や包材価格の変動に対応したコスト管理と価格戦略を強化すること。
  2. 02化粧品事業の収益回復とブランドポートフォリオの再構築を進めること。
  3. 03国内市場の縮小に備えたグローバル展開と成長領域への投資を加速すること。
1. 原材料価格変動リスク

油脂や包材などの原材料価格の変動が製造コストを左右し、価格転嫁が追いつかない場合に収益を圧迫する可能性がある。

2. 国内市場縮小リスク

人口減少により国内の日用品市場が縮小し、成長機会が制約されるおそれがある。

3. 化粧品事業の需要変動リスク

化粧品事業は景気やインバウンド、海外現地需要の動向に左右され、回復が想定より遅れる可能性がある。

4. 為替変動リスク

円安の進行は輸入原料コストを押し上げ、収益に影響を及ぼす可能性がある。

08投資の中身

設備投資
1,000億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
600億円
将来の稼ぐ力への投資

界面活性剤・油脂化学などの基盤技術を核に、洗浄・皮膚科学・清潔衛生などの領域で研究開発を進め、消費財と素材の双方で高付加価値な製品の創出を目指している。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(素材・化学・8社中)
営業利益率9.0%4位/8社
ROE10.0%4位/8社
売上成長率+6.3%4位/8社
PER(割安さ)27.7倍5位/7社
時価総額2位/8社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
素材・化学で営業利益率が高い3社

10株価との連動

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財務数値
花王の有価証券報告書(2024年12月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信・有価証券報告書 2024年12月期(2025年提出)
会社計画
2025年2月4日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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