メルカリ4385有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社グループは、国内最大級のフリマアプリを中核とするC2C(個人間取引)マーケットプレイス事業を展開しております。国内マーケットプレイスに加え、決済・与信を担うフィンテック事業、および米国でのマーケットプレイス事業の3領域で構成されております。多数の利用者からなる国内基盤を有し、流通総額に手数料率を乗じた収益を主たる収益源としております。出品者と購入者の双方が集まることで生まれる流動性を基盤に、金融サービスとのクロスセルを進めております。
02業績の推移
直近4四半期の売上は1,930億円で、前年の同じ4四半期から+2.9%。営業利益率は14.4%、ROEは21.4%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 463億円 | 40億円 | 8.6% | 30億円 | ¥2,200 |
| 24Q2 | 468億円 | 43億円 | 9.2% | 33億円 | ¥1,900 |
| 24Q3 | 472億円 | 45億円 | 9.5% | 35億円 | ¥1,750 |
| 24Q4 | 472億円 | 47億円 | 10.0% | 37億円 | ¥1,800 |
| 25Q1 | 476億円 | 62億円 | 13.0% | 58億円 | ¥1,850 |
| 25Q2 | 480億円 | 68億円 | 14.2% | 63億円 | ¥1,950 |
| 25Q3 | 485億円 | 72億円 | 14.8% | 68億円 | ¥2,000 |
| 25Q4 | 489億円 | 76億円 | 15.5% | 72億円 | ¥2,050 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 1,875億円 | 175億円 | 9.3% | 135億円 | — |
| FY25 | 1,930億円 | 278億円 | 14.4% | 261億円 | +2.9% |
03会社計画 — 26/6期 会社方針
会社計画は未収録です。営業利益率14.4%はIT・通信10社中5位で、業界平均18.2%との差は-3.8ポイントです。
会社の見立て:国内マーケットプレイス(フリマ)の安定成長とメルペイ金融の拡大を軸に、2025年6月期に通期黒字化を達成した米国Mercariの黒字定着・拡大を織り込む。会社は明確な数値ガイダンスを示さず、GMV成長と各事業の収益性向上を重点KPIとして提示。数値は市場想定に基づく目安。2025年8月5日発表(2025年6月期 決算説明会)
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上1,930億円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は261億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 38.0% |
| 山田進太郎(会長兼CEO) | 22.5% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 6.8% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 4.5% |
| United States of Japan(資産管理会社) | 3.2% |
06経営の体制
当社グループは、多様な人材が能力を発揮できる組織づくりを重視し、エンジニアをはじめとする専門人材の確保・育成と、柔軟な働き方の整備に取り組んでおります。
07経営方針と課題 — 有報から
当社グループは、C2Cマーケットプレイスのネットワーク効果を基盤に、国内事業の収益性向上と金融サービスの拡充、および米国事業の成長を経営の基本方針としております。成熟した国内事業が生み出すキャッシュを新規事業・海外事業への投資原資とし、循環型社会への貢献と持続的な成長の両立を目指しております。
- 01国内フリマ市場の成熟に対応した新たな利用機会の創出と成長の持続が課題であります。
- 02米国事業における黒字の定着・拡大と収益基盤の確立が課題であります。
- 03フィンテック事業における与信管理の高度化と貸倒れの抑制が課題であります。
国内フリマ市場の成熟により、流通総額や利用者数の成長が鈍化するおそれがあります。
フィンテック事業における与信の焦げ付きにより、貸倒れ損失が発生するおそれがあります。
他のマーケットプレイス事業者との競争激化により、シェアや収益性が影響を受けるおそれがあります。
金融規制の強化や為替変動が、事業運営や米国事業の円換算額に影響を及ぼすおそれがあります。
08投資の中身
当社グループは、取引の安全性・利便性を高めるための技術開発や、AIを活用した出品支援・マッチング精度の向上に取り組み、マーケットプレイスおよび金融サービスの機能強化を推進しております。
09同業のなかでの位置
- ソフトバンクグループ営業利益率 73.1%
- KDDI営業利益率 18.9%
- 野村総合研究所営業利益率 17.6%
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。