野村総合研究所4307有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社グループは、経営コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスの4事業を柱とする総合シンクタンク兼システムインテグレーターであります。特に証券・保険・銀行など金融機関向けの共同利用型システムで高いシェアを持ち、継続課金型のストック収益が安定基盤となっております。コンサルティングからシステム構築・運用までを一気通貫で提供する垂直統合モデルを特徴とし、同業を上回る高い利益率を実現しております。産業界向けにもDX支援や業務システムを展開し、海外事業の拡大も進めております。
02業績の推移
直近4四半期の売上は7,640億円で、前年の同じ4四半期から+3.5%。営業利益率は17.7%、ROEは19.1%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 1,730億円 | 280億円 | 16.2% | 190億円 | ¥3,900 |
| 24Q2 | 1,810億円 | 300億円 | 16.6% | 200億円 | ¥4,050 |
| 24Q3 | 1,810億円 | 300億円 | 16.6% | 200億円 | ¥4,200 |
| 24Q4 | 2,030億円 | 330億円 | 16.3% | 220億円 | ¥4,400 |
| 25Q1 | 1,800億円 | 320億円 | 17.8% | 220億円 | ¥4,600 |
| 25Q2 | 1,870億円 | 330億円 | 17.6% | 230億円 | ¥4,500 |
| 25Q3 | 1,870億円 | 330億円 | 17.6% | 230億円 | ¥4,350 |
| 25Q4 | 2,100億円 | 370億円 | 17.6% | 260億円 | ¥4,300 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 7,380億円 | 1,210億円 | 16.4% | 810億円 | — |
| FY25 | 7,640億円 | 1,350億円 | 17.7% | 940億円 | +3.5% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率17.6%はIT・通信10社中3位で、業界平均18.2%との差は-0.6ポイントです。
会社の見立て:26/3期は売上収益8,500億円・営業利益1,430億円・純利益970億円を計画。DX需要の継続、金融機関の共同利用型サービス(STAR/THE STAR等)の拡大、海外(豪州・北米)の収益化が成長ドライバー。中期経営計画では2030年に向けた高付加価値コンサル・プラットフォーム事業の拡大を志向。2025年4月24日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上7,640億円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は940億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 32.0% |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 14.2% |
| 個人・その他 | 12.5% |
| 野村ホールディングス | 6.8% |
| 日本カストディ銀行 | 5.5% |
| 自己株式 | 3.0% |
06経営の体制
当社グループは、高度な専門性を持つIT人材の確保と育成を経営の最重要課題の一つと位置づけ、多様な人材が活躍できる働き方の整備とスキル向上の支援に取り組んでおります。
07経営方針と課題 — 有報から
当社グループは、コンサルティングとITソリューションの融合による付加価値提供を経営の基本方針とし、共同利用型プラットフォームの継続課金収益を基盤に、DX需要の取り込みと海外展開を成長ドライバーと位置づけております。資本効率と財務健全性を重視した経営を継続し、持続的な利益率の向上を目指しております。
- 01IT人材の獲得競争激化に対応した採用・育成の強化と、人件費上昇への対処が課題であります。
- 02大型システム開発案件における採算管理の徹底と不採算化の防止が課題であります。
- 03海外事業の収益性向上と、DX・生成AI領域での新たな付加価値サービスの創出が課題であります。
IT技術者の獲得競争の激化により、人材確保が困難となり人件費が上昇し、収益性が圧迫されるおそれがあります。
大型システム開発案件において想定を超える工数が発生した場合、不採算プロジェクトとして損失が生じるおそれがあります。
主要顧客である金融機関のシステム投資の循環に業績が左右されるおそれがあります。
海外企業の買収に伴い計上したのれんについて、事業計画の未達等により減損損失が発生するおそれがあります。
08投資の中身
当社グループは、共同利用型プラットフォームの高度化やDX・生成AIの活用に向けた技術開発を推進し、金融・産業分野の顧客に対する先進的なソリューション提供の基盤強化に取り組んでおります。
09同業のなかでの位置
- ソフトバンクグループ営業利益率 73.1%
- KDDI営業利益率 18.9%
- ソフトバンク営業利益率 15.2%
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。