ZAIBIZ|企業分析

ファーストリテイリング9983有報もと概算

東証プライム・小売|2025年8月期 通期
¥52,180 ▲425(+0.82%)
時価総額 16.6兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

ファーストリテイリングは、「ユニクロ」「GU」「セオリー」などのブランドを世界各地で展開する製造小売業(SPA)です。素材開発から企画・製造・物流・販売までを一貫して管理し、高品質な商品を手頃な価格で提供するモデルを確立しています。事業は国内ユニクロ、海外ユニクロ、GU、グローバルブランドのセグメントで構成され、収益源は各ブランドの店舗・EC販売です。「LifeWear(究極の普段着)」というコンセプトのもと、海外比率が高まりつつあります。

02業績の推移

直近4四半期の売上は3.70兆円で、前年の同じ4四半期から+11.8%。営業利益率は16.6%、ROEは22.4%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q17,800億円1,280億円16.4%1,040億円¥44,200
24Q29,100億円1,580億円17.4%1,280億円¥46,800
24Q38,800億円1,420億円16.1%1,150億円¥48,100
24Q47,400億円1,080億円14.6%880億円¥47,600
25Q18,600億円1,460億円17.0%1,180億円¥49,800
25Q21.02兆円1,780億円17.5%1,440億円¥51,200
25Q39,700億円1,610億円16.6%1,300億円¥53,400
25Q48,500億円1,280億円15.1%810億円¥52,180
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY243.31兆円5,360億円16.2%4,350億円—
FY253.70兆円6,130億円16.6%4,730億円+11.8%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/8期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率16.6%は小売4社中1位で、業界平均8.8%との差は7.8ポイントです。

売上高(計画)
3.70兆円
前期比 +8.8%
営業利益(計画)
6,200億円
前期比 +12.5%
純利益(計画)
4,900億円
前期比 +13.2%

会社の見立て:海外ユニクロの継続成長(特に北米・欧州)と国内ユニクロの価格改定効果を見込む。2025年10月9日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上3.70兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は4,730億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の12.8%が純利益に
3.7兆
−3.1兆
6,130億
−1,400億
4,730億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率16.6%・純利益率12.8%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 5.68兆円)自己資本比率 49.6%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.21倍
営業CF
+6,800億円
本業が生む現金
投資CF
−1,800億円
設備・投融資へ
財務CF
−3,800億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+5,000億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)8.3% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
400円/株
利回り 0.8%
配当性向
29.5%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
1,355円
1株当たり純利益
BPS
8,820円
1株当たり純資産
株主構成
柳井家(合計)42.6%
外国人株主計32.1%
柳井正(創業者)20.7%
国内法人17.2%
個人・その他8.1%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
10名
うち社外 4名(40%)
女性取締役
10%
1名
従業員
58,000人
平均36歳・年収680万円

グローバルな店舗網を支える人材の育成やダイバーシティ推進、サプライチェーンにおける人権・環境への配慮などサステナビリティ経営を進めているとみられる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

SPAによるコスト優位と強いブランド力を軸に、中国・東南アジアをはじめとする海外での出店拡大を成長の中心に据えているとみられます。国内では成熟市場のなかで単価・収益性の向上を、海外では新規市場の開拓を志向する方向性がうかがえます。サプライチェーンの強靭化とEC強化を通じ、グローバルでの事業基盤拡大を進めていると考えられます。

対処すべき課題
  1. 01海外売上の大きな比重を占める中国圏の消費動向の変化への対応
  2. 02サプライチェーン混乱や調達コスト上昇への対応と供給網の強靭化
  3. 03国内での価格転嫁と顧客満足の両立による収益性の維持
1. 市場・景気変動リスク

中国・香港など海外の消費低迷が海外ユニクロの収益に影響を及ぼす可能性がある。

2. 調達・サプライチェーンリスク

米中摩擦やサプライチェーンの混乱が調達コストの上昇や供給不安定を招き得る。

3. 需要変動リスク

気候変動や季節要因によるアパレル需要の変動が販売に影響を与える。

4. 為替リスク

海外売上比率が高く、為替変動が円換算の収益に影響を及ぼす要因となる。

08投資の中身

設備投資
1,240億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
280億円
将来の稼ぐ力への投資

機能性素材の共同開発など、着心地や機能を高める素材・商品開発(LifeWearの進化)に継続的に取り組んでいるとみられる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(小売・4社中)
営業利益率16.6%1位/4社
ROE22.4%1位/4社
売上成長率+9.6%1位/4社
PER(割安さ)38.3倍3位/4社
時価総額1位/4社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
小売で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.42(n=8)やや正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
ファーストリテイリングの有価証券報告書(2025年8月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年8月期(2025年10月提出)
会社計画
2025年10月9日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。