セブン&アイHD3382有報もと概算
東証プライム・小売|2025年2月期 通期
¥1,910 ▲1(+0.03%)
時価総額 5.0兆円|2026年6月26日時点
概要詳細
セブン&アイ・ホールディングスは、国内コンビニ(セブン-イレブン・ジャパン)と北米コンビニ(7-Eleven, Inc.)を中核に、スーパーストア(イトーヨーカ堂)、金融(セブン銀行)を展開する小売持株会社。営業収益の約77%を北米中心の海外コンビニ事業が占める。
稼ぐ力|営業利益率
C(低め)3.5%
業種平均 8.8%
成長|売上成長率
B(標準)+4.4%
業種平均 5.9%
効率|ROE
B(標準)5.8%
業種平均 10.4%
体力|自己資本比率
B(標準)35.4%
安定の目安 40.0%
割安さ|PER
C(低め)28.7倍
業種平均 50.6倍
還元|配当利回り
A(高い)2.1%
一般的な目安 2.0%
要旨小売の平均を下回る収益力。成長は緩やか、財務は標準的。
評価は S(際立つ)/ A(高い)/ B(標準)/ C(低め)/ D(弱い)の5段階。業種平均と一般的な目安による機械的な判定で、売買の推奨ではありません。
01何で儲けているのか
売上の約76%は「海外コンビニエンスストア」が占め、この事業の利益率は2.4%。全社の営業利益率は3.5%です。
売上はどこから12.0兆円
海外コンビニエンスストア9.17兆円・76%スーパーストア1.43兆円
細い帯=国内コンビニエンスストア 9,000億円、金融関連 2,100億円、その他・調整 2,800億円。内訳は裏の表にも
↓ この売上から
何にいくら使い、いくら残ったか残り=営業利益 4,210億円(3.5%)
費用11.5兆円・96%
↓ 残った4,210億円は、どの事業が稼いだか
利益の内訳セグメント計 4,920億円
海外コンビニエンスストア2,160億円・44%国内コンビニエンスストア2,340億円・48%
国内コンビニエンスストアは売上の8%で、利益の48%を稼ぐ。赤字のその他・調整(-710億円)は帯に含めていない。細い帯=スーパーストア、金融関連。セグメント計は全社・消去項目を含まないため連結(4,210億円)と一致しない。
提供価値
国内2.1万店・北米1.3万店超のセブン-イレブンを核に、おにぎり等オリジナル日配品の高粗利と「食のコンビニ」化で世界最大級のCVSネットワークを構築。セブン銀行ATMが金融収益を下支え。
仕入れ先・パートナー
専用工場(NDF)
わらべや日洋 / 武蔵野 等
オリジナル日配品(おにぎり・弁当・惣菜)
専用ベンダー 約170工場
共同配送
三井物産系・委託物流会社
温度帯別の多頻度小口配送(1日複数便)
商品・原材料
味の素・日清・大手食品メーカー
PB「セブンプレミアム」原料・NB商品供給
金融インフラ
提携金融機関 約600行
ATM接続・現金充填・決済ネットワーク(セブン銀行)
ITシステム
NEC / 富士通 / 自社開発
POS発注・単品管理・需要予測基盤
セブン&アイHD(コア活動)
商品開発(チームMD)
PB売上 約1.5兆円規模メーカー・卸と組むチームMDでおにぎり・スイーツ等の高粗利オリジナル商品を共同開発
セブンプレミアム日配品高粗利
↓
FCチェーン運営
国内 約21,800店国内2.1万・北米1.3万店超を加盟店オーナーへのロイヤリティ徴収型で多店舗展開
フランチャイズCタイプ中心ドミナント出店
↓
北米CVS(SEI)
粗利率 33.2%7-Eleven, Inc.でガソリン併設店・大型店・7NOW宅配・自社ブランドへ転換中
北米1.3万店超ガソリン併設7NOW宅配
↓
金融・決済(セブン銀行)
店内ATM網と nanaco で来店動機と手数料収益を生む金融プラットフォーム
コンビニATMnanacoATM手数料
顧客セグメント
国内CVS利用者
1日2,000万人超の来店客
おにぎり・スイーツ・公共料金収納
国内CVS営収 0.90兆円
北米CVS利用者
米国・カナダのドライバー
ガソリン給油+飲料・スナック購入
海外CVS 売上の最大
加盟店オーナー
FCフランチャイジー
本部から商品供給・経営指導を受ける
加盟率 約99%
ATM・金融利用者
提携銀行・個人
セブン銀行ATM入出金・nanaco決済
金融営収 0.11兆円
SST顧客(譲渡)
イトーヨーカ堂・ヨークベニマル
ベインキャピタルへ譲渡しCVS集中へ
コストフロー(仕入れ先へ)
売上原価+販管費 約11.4兆円
売上フロー(顧客から)
営業収益 約11.97兆円
営業利益
営業利益 約4,210億円(3.5%)
02強みと、見ておくべきリスク
競争優位性
国内・北米合わせて8万店超のコンビニネットワークと圧倒的なブランド力。国内CVSの高い日販・PB商品力(セブンプレミアム)が安定収益を生み、北米ではガソリン併売を強みとする。
主なリスク
北米コンビニの既存店客数減と燃料マージン変動、国内消費の伸び悩み、アリマンタシォン・クシュタール(ACT)による買収提案を巡る経営の不確実性、米国関税・インフレによるコスト増。
03同じ業界のほかの会社
小売で営業利益率が高い3社
- ファーストリテイリング営業利益率 16.6%
- ニトリホールディングス営業利益率 12.7%
- イオン営業利益率 2.3%