ZAIBIZ|企業分析

ニトリホールディングス9843有報もと概算

東証プライム・小売|2025年3月期 通期
¥14,500 ▲120(+0.84%)
時価総額 1.6兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

ニトリホールディングスは「お、ねだん以上。」を掲げる家具・インテリアの製造物流小売(SPA)最大手です。商品企画から海外の自社・委託工場での製造、グローバルな物流、国内外の店舗での販売までを一気通貫で手がける垂直統合が事業の中核です。主力の国内ニトリ事業に加え、子会社化した島忠を通じてホームセンター領域も展開しています。収益の大半は国内の家具・ホームファッション販売から生まれ、海外出店や金融など周辺事業も併営しています。

02業績の推移

ニトリホールディングスの売上は前年比+3.6%、営業利益率は12.7%、ROEは9.1%です。小売の平均営業利益率は8.8%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
25Q12,380億円350億円14.7%240億円¥18,500
25Q22,310億円300億円13.0%210億円¥17,200
25Q32,290億円280億円12.2%200億円¥15,800
25Q42,310億円247億円10.7%175億円¥14,500
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY259,290億円1,177億円12.7%825億円—
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社計画

会社計画は未収録です。営業利益率12.7%は小売4社中2位で、業界平均8.8%との差は3.9ポイントです。

売上高(計画)
9,570億円
前期比 +3.0%
営業利益(計画)
1,300億円
前期比 +10.5%
純利益(計画)
910億円
前期比 +10.3%

会社の見立て:国内ニトリ事業の新規出店継続と海外(中国・東南アジア)拡大、円安一服による原価改善で、前期の減益から営業増益への回復を計画。2025年6月25日発表(2025年3月期 決算短信)

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上9,290億円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は825億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の8.9%が純利益に
9,290億
−8,113億
1,177億
−352億
825億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率12.7%・純利益率8.9%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 1.53兆円)自己資本比率 59.2%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.06倍。細い帯=有利子負債 500億円
営業CF
+1,300億円
本業が生む現金
投資CF
−600億円
設備・投融資へ
財務CF
−500億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+700億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)5.4% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
152円/株
利回り 1.0%
配当性向
21.1%
稼ぎの約2割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
721.6円
1株当たり純利益
BPS
7,917円
1株当たり純資産
株主構成
似鳥昭雄(創業者)13.5%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)9.8%
似鳥国際奨学財団5.2%
日本カストディ銀行(信託口)4.6%
ステート・ストリート系(海外機関)3.1%

06経営の体制

機関設計
監査等委員会設置会社
取締役
9名
うち社外 4名(44%)
女性取締役
22%
2名
従業員
18,854人
平均38歳・年収690万円

店舗運営を支える人材の育成やキャリア開発、多様な働き方の推進に取り組み、サステナビリティを意識した経営を進めているとみられる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

調達から製造・物流・販売までを自社で統合するSPAモデルを強みに、高品質・低価格の両立を追求する方針とみられます。国内では店舗網の拡充とEC・ホームセンターの融合を、海外では中国・東南アジアを軸とした出店拡大を成長の柱に据えていると考えられます。円安や物流コスト上昇といった環境変化に対しては、内製化によるコスト競争力で対応する姿勢がうかがえます。

対処すべき課題
  1. 01円安による輸入原価の上昇を商品企画や調達の工夫で吸収し収益性を維持すること
  2. 02子会社化した島忠事業の収益性を高め国内SPAとの相乗効果を発揮すること
  3. 03海外出店において現地の景気や地政学リスクに配慮しつつ成長を実現すること
1. 為替リスク

海外での製造・調達比率が高く、円安の進行が輸入原価を押し上げ収益を圧迫する要因となる。

2. 市場・景気変動リスク

国内の住宅市場や個人消費の伸び悩みが家具・インテリア需要に影響を及ぼす可能性がある。

3. 海外事業・地政学リスク

中国・東南アジアなど海外出店では現地の景気変動や地政学リスクが業績を左右し得る。

4. 競争リスク

EC事業者やホームセンター各社との競争が激しく、価格・品揃えでの優位維持が課題となる。

08投資の中身

設備投資
700億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
0百万円
将来の稼ぐ力への投資

商品企画において素材・機能・デザインの開発を継続的に行い、店舗運営や物流の効率化に向けた仕組みづくりに取り組んでいるとみられる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(小売・4社中)
営業利益率12.7%2位/4社
ROE9.1%2位/4社
売上成長率+3.6%4位/4社
PER(割安さ)20.1倍1位/4社
時価総額4位/4社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
小売で営業利益率が高い3社

10株価との連動

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財務数値
ニトリホールディングスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年3月期(2025年6月25日発表)
会社計画
2025年6月25日発表(2025年3月期 決算短信)
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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