ZAIBIZ|企業分析

三菱商事8058有報もと概算

東証プライム・商社|2025年3月期 通期
¥2,680 ▼22(-0.81%)
時価総額 10.8兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

天然ガス・金属資源・自動車・食品・電力・化学品など多岐にわたる事業グループを擁する日本最大級の総合商社。資源トレーディングと事業投資の両輪で収益を上げ、コンビニをはじめ多数の事業会社を傘下に持つ。資源(金属・天然ガス)と非資源(消費財・サービス)のバランス経営を特徴とし、世界の多くの国・地域に拠点を展開する。市況変動の大きい資源分野と安定的な非資源分野を組み合わせることで、収益の分散を図っている。

02業績の推移

直近4四半期の売上は18.6兆円で、前年の同じ4四半期から-2.1%。営業利益率は5.4%、ROEは10.9%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q14.85兆円2,800億円5.8%2,600億円¥3,260
24Q24.78兆円2,700億円5.6%2,500億円¥3,010
24Q34.72兆円2,600億円5.5%2,400億円¥2,480
24Q44.65兆円2,800億円6.0%2,100億円¥2,540
25Q14.62兆円2,600億円5.6%2,500億円¥2,610
25Q24.70兆円2,500億円5.3%2,400億円¥2,720
25Q34.66兆円2,400億円5.2%2,300億円¥2,650
25Q44.62兆円2,500億円5.4%2,300億円¥2,680
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY2419.0兆円1.09兆円5.7%9,600億円—
FY2518.6兆円1.00兆円5.4%9,500億円-2.1%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率5.4%は商社4社中3位で、業界平均8.1%との差は-2.7ポイントです。

売上高(計画)
18.4兆円
前期比 -1.1%
営業利益(計画)
9,800億円
前期比 -2.0%
純利益(計画)
7,000億円
前期比 -26.4%

会社の見立て:資源価格の正常化と為替前提の保守化を織り込んだ計画。連結純利益7,000億円(前期比約-26%)・年間配当110円(10円増配)・累進配当を掲げる。2025年5月2日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上18.6兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は9,500億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の5.1%が純利益に
18.6兆
−17.6兆
1.0兆
−500億
9,500億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率5.4%・純利益率5.1%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 24.5兆円)自己資本比率 35.5%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.75倍
営業CF
+1.35兆円
本業が生む現金
投資CF
−4,500億円
設備・投融資へ
財務CF
−7,800億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+9,000億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)3.9% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
100円/株
利回り 3.7%
配当性向
42.4%
稼ぎの約4割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
236円
1株当たり純利益
BPS
2,160円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計33.8%
個人・その他22.5%
国内法人19.0%
日本マスタートラスト15.2%
日本カストディ銀行6.1%
明治安田生命保険3.4%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
14名
うち社外 8名(57%)
女性取締役
29%
4名
従業員
81,000人
平均42歳・年収1,939万円

多様な人材の活躍を経営基盤と位置づけ、グローバルな事業運営を担う人材の育成と、ダイバーシティ推進に取り組んでいる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

資源と非資源のバランスのとれたポートフォリオを維持しながら、事業投資を通じた成長と規律ある資本配分を両立する経営を志向する。強固な財務基盤を背景に、脱炭素・エネルギー転換など長期の環境変化を見据えた事業ポートフォリオの見直しと、株主還元の強化を進める。

対処すべき課題
  1. 01資源市況の変動に左右されにくい収益構造への転換を、非資源事業の拡大を通じて進めること
  2. 02脱炭素移行を見据え、保有する資源・エネルギー資産のポートフォリオを再構築すること
  3. 03傘下事業会社の収益性向上とガバナンスの強化を図ること
1. 市況・景気変動リスク

原料炭・原油・銅などの資源価格の変動が、利益を大きく左右する。

2. 為替変動リスク

円高進行は海外権益から得られる利益の円換算額を目減りさせる。

3. 地政学・規制リスク

資源国・進出先の政治情勢や規制環境の変化が事業運営に影響しうる。

4. 脱炭素・座礁資産リスク

脱炭素移行に伴い、保有する資源資産の価値が低下する可能性がある。

08投資の中身

設備投資
9,000億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
400億円
将来の稼ぐ力への投資

総合商社として自社での研究開発の比重は大きくないが、脱炭素・デジタル分野などで事業会社や提携先と連携した技術・事業開発に取り組んでいる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(商社・4社中)
営業利益率5.4%3位/4社
ROE10.9%4位/4社
売上成長率-2.1%4位/4社
PER(割安さ)11.4倍3位/4社
時価総額2位/4社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
商社で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.44(n=8)やや正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
三菱商事の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月2日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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