ZAIBIZ|企業分析

商社

→ 横ばい
収録 4社 · 時価総額計 34.8兆円 · 最大手 伊藤忠商事
売上成長 平均
+4.2%
営業利益率 平均
8.1%
ROE 平均
12.5%
PER 平均
10.4倍

商社業界はいま、どうなっているのか

収録4社の営業利益率は平均8.1%、ROEは平均12.5%。 最も高収益なのは住友商事(15.9%)です。

業界の情勢と今後

2025年度〜2026年前半

現在の情勢

2025〜2026年前半の商社は「資源高一服・非資源シフト」が鮮明。三菱商事は原料炭・LNGに利益が偏り、資源市況の反落と豪州事業の不振で減益局面に入った一方、伊藤忠商事はファミリーマート完全子会社化・繊維・食料など非資源中心の収益構造でROE15%前後を維持し、時価総額で実質的に商社トップへと地位を逆転させた。住友商事は不動産・メディア・ニッケル等のポートフォリオ整理が進み利益率16%と資本効率が改善、三井物産は依然として鉄鉱石・原油・LNGの資源依存度が高く、市況に最も連動しやすいハイベータ銘柄という色分けがはっきりしている。

今後の見通し

最大の構造変化は「バフェット効果」を起点とした株主還元・自己株買いの常態化で、各社ともPBR1倍是正と総還元性向の引き上げ競争に入っており、ディスカウント解消が株価の下支えとなる。資源市況(鉄鉱石・原料炭・LNG)の反落と中国需要鈍化は三井物産・三菱商事の減益リスクだが、円安は海外子会社の円換算益を押し上げ、再エネ・水素・銅などエネルギー転換関連の権益が次の成長軸として各社の投資テーマに浮上している。一方、伊藤忠の非資源モデルは安定だが資源価格上昇局面では出遅れやすく、業績の「凪」をどう成長投資で打破するかが問われる。

競争のカギ・注目点

資源(三井物産・三菱商事) vs 非資源(伊藤忠)の収益構造の二極化と、市況連動のベータの違いを見極める
バフェット保有を背景にした自己株買い・累進配当・PBR1倍是正の還元競争が株価の主役
伊藤忠のファミマ・食料・繊維による高ROE安定モデルと、三菱商事の資源偏重からの脱却の進捗
円安メリットの享受度合いと、銅・LNG・再エネなどエネルギー転換権益への投資配分
最も高収益
住友商事
営業利益率 15.9%
最も成長
三井物産
売上YoY +10.0%
最も割安
住友商事
PER 8.1倍
最も高ROE
伊藤忠商事
ROE 15.3%

商社業界のなかで、どの会社が強いのか

営業利益率で見ると住友商事が15.9%で最も高く、 売上の伸びでは三井物産が+10.0%で先行しています。

業界内の指標比較を読み込んでいます…

掲載企業(4社・営業利益率順)

上位を比較 →
コード企業名売上YoY営業利益率ROEPER株価
8053
住
住友商事
+4.1%15.9%11.8%8.1倍¥3,900+0.46%住友商事の財務を見る
8031
三
三井物産
+10.0%6.5%11.9%9.8倍¥3,010-0.59%三井物産の財務を見る
8058
三
三菱商事
-2.1%5.4%10.9%11.4倍¥2,680-0.81%三菱商事の財務を見る
8001
伊
伊藤忠商事
+4.9%4.6%15.3%12.4倍¥7,700+0.59%伊藤忠商事の財務を見る