ZAIBIZ|企業分析

住友商事8053有報もと概算

東証プライム・商社|2025年3月期 通期
¥3,900 ▲18(+0.46%)
時価総額 4.55兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

住友商事は、金属・輸送機建機・インフラ・メディア&デジタル・生活産業・資源&化学品の各部門を擁する総合商社です。鉄鋼・自動車・電力インフラ・不動産・メディア(J:COM)・農薬・鉱山権益など幅広い事業投資とトレーディングを世界各地で展開しています。とりわけ非資源分野の事業会社運営に強みを持ち、鋼管や自動車金融、電力インフラ、メディアなどが安定的な収益源となっています。資源権益による収益も一定の比重を占め、両者のバランスで収益を構成しています。

02業績の推移

直近4四半期の売上は7.29兆円で、前年の同じ4四半期から+4.1%。営業利益率は15.9%、ROEは11.8%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11.75兆円3,100億円17.7%1,000億円¥3,200
24Q21.75兆円3,000億円17.1%1,020億円¥3,380
24Q31.75兆円3,000億円17.1%1,030億円¥3,560
24Q41.75兆円2,900億円16.6%1,020億円¥3,640
25Q11.83兆円3,000億円16.4%1,400億円¥3,720
25Q21.82兆円2,900億円15.9%1,400億円¥3,810
25Q31.82兆円2,900億円15.9%1,410億円¥3,850
25Q41.82兆円2,800億円15.4%1,410億円¥3,900
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY247.00兆円1.20兆円17.1%4,070億円—
FY257.29兆円1.16兆円15.9%5,620億円+4.1%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率15.9%は商社4社中1位で、業界平均8.1%との差は7.8ポイントです。

売上高(計画)
7.25兆円
前期比 -0.5%
営業利益(計画)
1.12兆円
前期比 -3.4%
純利益(計画)
5,900億円
前期比 +5.0%

会社の見立て:連結純利益5,900億円(前期比+5%)を計画。前期は資源市況の正常化に伴う資源減を非資源の事業益と持分法投資損益でカバーし、前期の減損剥落も寄与して純利益は5,618億円と大幅増益となった。翌期も非資源分野の事業投資と株主還元(年間配当・累進配当方針)を継続する。2025年5月2日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上7.29兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は5,620億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の7.7%が純利益に
7.3兆
−6.1兆
1.2兆
−5,980億
5,620億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率15.9%・純利益率7.7%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 12.6兆円)自己資本比率 37.9%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.95倍
営業CF
+7,800億円
本業が生む現金
投資CF
−3,500億円
設備・投融資へ
財務CF
−4,000億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+4,300億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)4.5% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
125円/株
利回り 3.2%
配当性向
25.9%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
482円
1株当たり純利益
BPS
4,079円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計31.5%
個人・その他24.3%
国内法人20.2%
日本マスタートラスト14.8%
日本カストディ銀行6.0%
日本生命保険3.2%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
12名
うち社外 7名(58%)
女性取締役
25%
3名
従業員
79,430人
平均43歳・年収1,620万円

多様な事業を担う人材の確保・育成とダイバーシティ推進を重視し、専門性の向上と働きがいの向上を通じて人的資本の強化に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

非資源の事業投資ポートフォリオを軸に収益の安定性を確保しつつ、規律ある投資管理(リスクアセット管理)で市況変動への耐性を高める方針です。住友グループの信用とグローバルなトレーディング網を活かし、累進配当と自己株取得による株主還元を強化しています。過去に資源関連事業で大型減損を経験しており、投資規律の徹底が経営の重点となっています。

対処すべき課題
  1. 01非資源の事業投資ポートフォリオの収益力を高め、資源市況への依存を抑えること。
  2. 02大型事業投資の規律を徹底し、減損リスクを未然に管理すること。
  3. 03脱炭素移行を踏まえた資源・電力事業のポートフォリオ最適化を進めること。
1. 資源市況リスク

石炭・銅・原油など資源価格の変動が利益に影響を及ぼします。

2. 為替リスク

円高進行時には海外権益や事業会社からの利益が円換算で目減りします。

3. 投資・減損リスク

大型事業投資において業績悪化に伴う減損が発生するリスクがあります。

4. 地政学・規制リスク

事業展開地域の政治情勢や脱炭素規制の変化が資源・電力資産に影響します。

08投資の中身

設備投資
5,500億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
200億円
将来の稼ぐ力への投資

デジタル・メディア事業や次世代エネルギー、モビリティなどの領域で事業開発を進めており、事業投資を通じた新技術・新事業の取り込みが中心です。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(商社・4社中)
営業利益率15.9%1位/4社
ROE11.8%3位/4社
売上成長率+4.1%3位/4社
PER(割安さ)8.1倍1位/4社
時価総額4位/4社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
商社で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

-0.87(n=8)強い負の相関

収録期間では、営業利益と株価が逆に動く傾向がうかがえます。金利・市況など業績以外の要因が効いている可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
住友商事の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月2日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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