ZAIBIZ|企業分析

東京エレクトロン8035有報もと概算

東証プライム・電機・精密|2025年3月期 通期
¥30,000 ▲480(+1.63%)
時価総額 14.0兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

半導体製造装置(SPE)を主力とし、前工程で用いるコータ/デベロッパ(塗布・現像)、エッチング、成膜、洗浄、ウエハープローバなど幅広い装置を手掛ける。特にコータ/デベロッパでは世界的に高いシェアを持ち、売上の大半を半導体製造装置が占め、海外売上比率が非常に高い。装置販売に加え、納入後の保守・部材供給を担うフィールドソリューション事業が安定収益源となっている。AI向け先端半導体の需要拡大を追い風に、最先端プロセス向け装置群への投資を強めている。

02業績の推移

直近4四半期の売上は2.43兆円で、前年の同じ4四半期から+33.0%。営業利益率は28.6%、ROEは30.3%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q13,950億円920億円23.3%730億円¥17,800
24Q24,520億円1,100億円24.3%880億円¥20,400
24Q34,770億円1,210億円25.4%960億円¥23,600
24Q45,060億円1,340億円26.5%1,070億円¥26,800
25Q15,470億円1,520億円27.8%1,200億円¥28,200
25Q26,010億円1,710億円28.5%1,340億円¥27,500
25Q36,420億円1,860億円29.0%1,460億円¥29,400
25Q46,430億円1,880億円29.2%1,440億円¥30,000
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY241.83兆円4,570億円25.0%3,640億円—
FY252.43兆円6,970億円28.6%5,440億円+33.0%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率28.7%は電機・精密20社中5位で、業界平均17.4%との差は11.3ポイントです。

売上高(計画)
2.60兆円
前期比 +6.9%
営業利益(計画)
7,270億円
前期比 +4.3%
純利益(計画)
5,660億円
前期比 +4.0%

会社の見立て:2026年3月期の当初会社予想(2025年4月30日発表)。AI半導体・先端ロジック/メモリ向け装置需要の継続を前提とした増収増益計画。なお同予想はその後下方修正された点に留意。2025年3月期 決算短信(2025年4月30日発表)

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上2.43兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は5,440億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の22.4%が純利益に
2.4兆
−1.7兆
6,970億
−1,530億
5,440億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率28.6%・純利益率22.4%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 2.40兆円)自己資本比率 67.5%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.06倍。細い帯=有利子負債 1,000億円
営業CF
+5,200億円
本業が生む現金
投資CF
−1,600億円
設備・投融資へ
財務CF
−3,000億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+3,600億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)22.7% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
592円/株
利回り 2.0%
配当性向
50.1%
稼ぎの約5割を株主に配当(還元に厚め)
EPS
1,182円
1株当たり純利益
BPS
3,469円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計45.8%
日本マスタートラスト信託銀行18.6%
国内法人・金融機関17.0%
個人・その他12.4%
日本カストディ銀行6.2%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
9名
うち社外 5名(56%)
女性取締役
22%
2名
従業員
28,000人
平均39歳・年収1,450万円

グローバルに事業を展開するうえで多様な技術人材の確保と育成を重視し、働きやすい環境整備を通じて技術競争力の源泉となる人材基盤を強化している。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

AI・データセンター需要を背景とした半導体の中長期的な成長を前提に、最先端プロセスへの技術対応と生産能力の拡充を経営の柱とする。研究開発への重点投資を継続し、次世代装置での技術的優位の維持を図る一方、市況変動に備えた事業基盤の強靭化を進める。

対処すべき課題
  1. 01AI・HBM・先端ロジック向けの最先端プロセスに対応する装置開発を継続し、技術的優位を維持すること
  2. 02半導体設備投資(WFE)のシリコンサイクルに伴う受注変動への耐性を高め、収益の安定化を図ること
  3. 03対中輸出規制など地政学的環境の変化に対応し、地域・顧客の分散を進めること
1. 市況・シリコンサイクル変動リスク

半導体設備投資(WFE)の循環に業績が強く連動し、市況悪化時には受注が急減する。

2. 規制・地政学リスク

中国向け売上比率が高く、米国の対中半導体輸出規制の強化が業績に影響しうる。

3. 為替変動リスク

海外売上比率が高く、円高進行は円換算での収益を目減りさせる。

4. 顧客集中リスク

大手半導体メーカーへの依存度が高く、特定顧客の投資動向が業績を左右する。

08投資の中身

設備投資
1,350億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
2,110億円
将来の稼ぐ力への投資

売上高に対して高い比率の研究開発投資を継続し、AI・先端ロジック・メモリ向けの次世代プロセスに対応する装置技術の開発に注力している。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電機・精密・20社中)
営業利益率28.7%5位/20社
ROE30.3%3位/20社
売上成長率+32.8%2位/20社
PER(割安さ)25.4倍10位/20社
時価総額5位/20社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電機・精密で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.94(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
東京エレクトロンの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年3月期 決算短信(2025年4月30日発表)
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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