ソニーグループ6758有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
ソニーグループは、ゲーム&ネットワークサービス、音楽、映画、エレクトロニクス、金融の5つのセグメントで構成される総合エンタテインメント&テクノロジー企業です。PlayStationのハード販売やPS Plusなどのサブスクリプション、音楽・映画の知的財産、そして世界的な高シェアを持つCMOSイメージセンサーが主要な収益源です。コンテンツとハードウェアを自社で保有する垂直統合型のビジネスモデルが特徴です。ストック型のサービス収益比率が高まりつつあります。
02業績の推移
直近4四半期の売上は13.0兆円で、前年の同じ4四半期から-3.5%。営業利益率は11.7%、ROEは10.5%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 2.81兆円 | 2,200億円 | 7.8% | 1,800億円 | ¥11,200 |
| 24Q2 | 3.30兆円 | 3,800億円 | 11.5% | 3,200億円 | ¥12,100 |
| 24Q3 | 4.42兆円 | 5,600億円 | 12.7% | 4,800億円 | ¥13,800 |
| 24Q4 | 2.90兆円 | 2,500億円 | 8.6% | 1,600億円 | ¥12,600 |
| 25Q1 | 2.72兆円 | 2,600億円 | 9.6% | 2,200億円 | ¥12,900 |
| 25Q2 | 3.21兆円 | 4,100億円 | 12.8% | 3,500億円 | ¥13,100 |
| 25Q3 | 4.28兆円 | 5,800億円 | 13.6% | 5,100億円 | ¥14,200 |
| 25Q4 | 2.75兆円 | 2,600億円 | 9.5% | 600億円 | ¥13,240 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 13.4兆円 | 1.41兆円 | 10.5% | 1.14兆円 | — |
| FY25 | 13.0兆円 | 1.51兆円 | 11.7% | 1.14兆円 | -3.5% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率10.9%は電機・精密20社中9位で、業界平均17.4%との差は-6.5ポイントです。
会社の見立て:金融子会社(ソニー生命)のセグメント除外と為替円高影響を保守的に織り込んだ計画2025年5月13日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上13.0兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1.14兆円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 41.2% |
| 個人・その他 | 20.6% |
| 国内法人 | 17.0% |
| 日本マスタートラスト | 12.8% |
| 日本カストディ銀行 | 8.4% |
06経営の体制
多様なクリエイティブ・技術人材の獲得と育成を重視し、ダイバーシティ推進や環境負荷低減などサステナビリティの取組みを進めているとみられる。
07経営方針と課題 — 有報から
ゲーム・音楽・映画の知的財産(IP)を軸に、コンテンツとテクノロジーが相互補完する事業ポートフォリオの強化を志向しているとみられます。サブスクリプションなどストック型収益の拡大と、CMOSセンサーなど技術優位分野への投資が戦略の中心です。多角化された収益構造を活かし、各事業間の相乗効果を追求する方向性がうかがえます。
- 01ゲーム市場での競争激化と次世代ハード開発費の増大への対応
- 02IPを軸としたコンテンツとハードの相乗効果を持続的に高めること
- 03半導体需給の変動に左右されるイメージセンサー事業の収益安定化
ゲームやエンタメ分野での競争激化や、次世代機の開発費増大が収益に影響を及ぼす可能性がある。
半導体の需給変動がCMOSイメージセンサー事業の稼働や収益に影響を与え得る。
映画・音楽コンテンツの制作コスト上昇が利益率を圧迫する要因となる。
海外収益比率が高く、円高の進行が円換算での収益を目減りさせる要因となる。
08投資の中身
CMOSイメージセンサーをはじめとする半導体技術や、ゲーム・エンタメ向けの映像・音響・ネットワーク技術の研究開発に継続的に投資しているとみられる。
09同業のなかでの位置
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。