ZAIBIZ|企業分析

日立製作所6501有報もと概算

東証プライム・電機|2025年3月期 通期
¥4,000 ▲52(+1.32%)
時価総額 18.4兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

日立製作所は社会インフラを支える総合企業であり、デジタルシステム&サービス、グリーンエナジー&モビリティ、コネクティブインダストリーズの3セクターを中核としています。データとデジタル技術を活用するソリューション事業をグループ横断の成長エンジンと位置づけ、送配電・鉄道などの社会インフラ事業と組み合わせて収益を上げています。買収を通じてエネルギー転換・電化の世界的な需要を取り込む構造へ事業を再編してきました。OT(制御・運用技術)とIT、プロダクトを併せ持つ総合力が特徴です。

02業績の推移

直近4四半期の売上は9.78兆円で、前年の同じ4四半期から+0.5%。営業利益率は8.0%、ROEは10.7%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q12.15兆円1,200億円5.6%900億円¥3,200
24Q22.38兆円1,800億円7.6%1,400億円¥3,450
24Q32.48兆円2,000億円8.1%1,600億円¥3,680
24Q42.72兆円2,600億円9.6%2,000億円¥3,520
25Q12.20兆円1,300億円5.9%1,000億円¥3,600
25Q22.42兆円1,900億円7.9%1,500億円¥3,780
25Q32.50兆円2,100億円8.4%1,700億円¥3,920
25Q42.66兆円2,500億円9.4%2,000億円¥4,000
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY249.73兆円7,600億円7.8%5,900億円—
FY259.78兆円7,800億円8.0%6,200億円+0.5%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率8.0%は電機・精密20社中14位で、業界平均17.4%との差は-9.4ポイントです。

売上高(計画)
10.2兆円
前期比 +4.3%
営業利益(計画)
8,600億円
前期比 +10.3%
純利益(計画)
6,800億円
前期比 +9.7%

会社の見立て:Lumada(デジタル)拡大と社会インフラ・エネルギー需要を織り込み、調整後営業利益率の一段の改善を計画2025年4月28日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上9.78兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は6,200億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の6.3%が純利益に
9.8兆
−9.0兆
7,800億
−1,600億
6,200億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率8.0%・純利益率6.3%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 13.2兆円)自己資本比率 43.9%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.33倍
営業CF
+9,200億円
本業が生む現金
投資CF
−4,000億円
設備・投融資へ
財務CF
−4,500億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+5,200億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)4.7% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
40円/株
利回り 1.0%
配当性向
29.6%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
135円
1株当たり純利益
BPS
1,261円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計43.5%
国内法人18.0%
個人・その他16.5%
日本マスタートラスト15.2%
日本カストディ銀行6.8%

06経営の体制

機関設計
指名委員会等設置会社
取締役
13名
うち社外 9名(69%)
女性取締役
31%
4名
従業員
280,000人
平均42歳・年収9.2万円

多様な人材の活躍とデジタル人材の育成を重視し、グローバルで一貫した人材マネジメントと働きがいの向上に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

デジタル技術を核とした課題解決型ソリューションと、長期安定の社会インフラ基盤の相互補完によって成長を図る方針です。低収益事業の整理と成長分野への集中投資を通じて、収益性と資本効率の継続的な改善を目指しています。

対処すべき課題
  1. 01海外比率の高まりに伴う為替・地政学リスクへの対応が課題です。
  2. 02大型インフラ案件の採算管理と納期遵守の徹底が求められます。
  3. 03買収した事業の統合効果の発現とデジタル事業の成長維持が必要です。
1. 海外事業リスク

海外比率の高まりにより、為替や地政学環境の変化が業績に与える影響が大きくなっています。

2. 大型案件採算リスク

インフラ案件の工事採算悪化や納期遅延が収益を圧迫する可能性があります。

3. のれん減損リスク

買収により計上したのれんについて、環境変化による減損が生じる可能性があります。

4. 政策依存リスク

原子力や関連分野の事業が政策動向に左右される可能性があります。

08投資の中身

設備投資
3,800億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
3,600億円
将来の稼ぐ力への投資

デジタル・エネルギー・モビリティ分野を中心に、データ活用や制御技術を核とした先端的な研究開発を推進しています。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電機・精密・20社中)
営業利益率8.0%14位/20社
ROE10.7%8位/20社
売上成長率+0.5%13位/20社
PER(割安さ)29.6倍12位/20社
時価総額2位/20社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電機・精密で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.59(n=8)やや正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
日立製作所の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年4月28日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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