ZAIBIZ|企業分析

ダイキン工業6367有報もと概算

東証プライム・電機|2026年3月期 通期
¥24,050 ▲200(+0.84%)
時価総額 7.0兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

空調(エアコン・冷凍機)で世界トップ級のシェアを持つ専業最大手で、売上の大半を空調・冷凍機事業が占める。米州・欧州・中国・アジアなど海外売上比率が非常に高いグローバル企業であり、フッ素化学事業を第二の柱として展開する。インバーター技術と冷媒を内製する垂直統合を強みとし、各地域での現地生産・販売網を構築してきた。近年はデータセンター向け大型空調で生成AI関連の需要取り込みを進めている。

02業績の推移

直近4四半期の売上は5.02兆円で、前年の同じ4四半期から+5.7%。営業利益率は8.3%、ROEは9.1%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11.16兆円1,080億円9.3%720億円¥19,500
24Q21.19兆円1,120億円9.4%710億円¥18,200
24Q31.18兆円850億円7.2%550億円¥17,600
24Q41.22兆円970億円8.0%670億円¥18,900
25Q11.22兆円1,130億円9.3%760億円¥19,800
25Q21.25兆円1,160億円9.3%740億円¥20,600
25Q31.25兆円880億円7.0%570億円¥22,400
25Q41.30兆円980億円7.5%680億円¥24,050
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY244.75兆円4,020億円8.5%2,650億円—
FY255.02兆円4,150億円8.3%2,750億円+5.7%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 27/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率8.3%は電機・精密20社中13位で、業界平均17.4%との差は-9.1ポイントです。

売上高(計画)
5.15兆円
前期比 +2.7%
営業利益(計画)
4,360億円
前期比 +5.1%
純利益(計画)
2,780億円
前期比 +1.0%

会社の見立て:米国関税の営業利益影響(約470億円)を織り込みつつ過去最高益を計画。データセンター向け大型空調(アプライド)の需要拡大を見込む2026年5月12日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上5.02兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は2,750億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の5.5%が純利益に
5.0兆
−4.6兆
4,150億
−1,400億
2,750億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率8.3%・純利益率5.5%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 5.81兆円)自己資本比率 55.9%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.17倍。細い帯=有利子負債 5,600億円
営業CF
+4,660億円
本業が生む現金
投資CF
−3,220億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,560億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+1,440億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)4.7% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
340円/株
利回り 1.4%
配当性向
36.2%
稼ぎの約4割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
939.92円
1株当たり純利益
BPS
11,097.6円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計38.0%
個人・その他18.5%
国内法人・金融機関17.1%
日本マスタートラスト信託銀行16.8%
日本カストディ銀行6.5%
STATE STREET BANK等3.1%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
9名
うち社外 5名(56%)
女性取締役
22%
2名
従業員
101,244人
平均43歳・年収879万円

「人を基軸におく経営」を掲げ、多様な人材の育成とグローバルな人材登用を重視し、現地に根ざした事業運営を支える人的基盤の強化に取り組む。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

空調需要の世界的な拡大と省エネ・脱炭素の潮流を追い風に、環境技術と冷媒の内製を軸とした差別化を進める。買収で築いた地域カバレッジを活かした現地密着型の事業展開と、データセンター向けなど新たな成長領域の開拓を経営戦略の柱に据える。

対処すべき課題
  1. 01米国関税や原材料・物流コストの上昇に対し、価格戦略とコスト競争力で収益を守ること
  2. 02フッ素化学事業のPFAS規制対応と市況変動への対応を進めること
  3. 03中国住宅市況の低迷に対し、他地域・データセンター需要など成長領域で補完すること
1. 規制・法制リスク

化学事業のPFAS規制など、環境規制の強化が事業運営とコストに影響しうる。

2. 市況・景気変動リスク

中国住宅市況の低迷や各地域の景気変動が空調需要を左右する。

3. 調達・コスト変動リスク

原材料・物流コストの上昇や米国関税が収益を圧迫しうる。

4. 為替変動リスク

海外売上比率が高く、為替変動が円換算の業績に影響する。

08投資の中身

設備投資
3,000億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
1,100億円
将来の稼ぐ力への投資

インバーター・冷媒などの省エネ・環境技術を核に、次世代冷媒やデータセンター向け大型空調など成長領域の研究開発に注力している。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電機・精密・20社中)
営業利益率8.3%13位/20社
ROE9.1%11位/20社
売上成長率+5.5%8位/20社
PER(割安さ)25.6倍11位/20社
時価総額6位/20社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電機・精密で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

-0.10(n=8)弱い負の相関

収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
ダイキン工業の有価証券報告書(2026年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2026年3月期(2026年5月12日発表)
会社計画
2026年5月12日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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