ZAIBIZ|企業分析

ダイキン工業6367有報もと概算

東証プライム・電機|2026年3月期 通期
¥24,050 ▲200(+0.84%)
時価総額 7.0兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

ダイキン工業は、空調(エアコン・冷凍機)で世界シェアトップの専業最大手。売上の約9割を空調・冷凍機事業が占め、米州・欧州・中国・アジアなど海外売上比率が約8割に達するグローバル企業。フッ素化学(化学事業)も第二の柱として展開する。

稼ぐ力|営業利益率
B(標準)8.3%
業種平均 17.4%
成長|売上成長率
A(高い)+5.5%
業種平均 6.2%
効率|ROE
A(高い)9.1%
業種平均 13.3%
体力|自己資本比率
A(高い)55.9%
安定の目安 40.0%
割安さ|PER
C(低め)25.6倍
業種平均 37.8倍
還元|配当利回り
B(標準)1.4%
一般的な目安 2.0%
要旨電機・精密の平均を下回る収益力。売上は堅調に増加、財務は厚め。
評価は S(際立つ)/ A(高い)/ B(標準)/ C(低め)/ D(弱い)の5段階。業種平均と一般的な目安による機械的な判定で、売買の推奨ではありません。

01何で儲けているのか

売上の約92%は「空調・冷凍機」が占め、この事業の利益率は8.2%。全社の営業利益率は8.3%です。

売上はどこから5.02兆円
細い帯=化学 2,500億円、その他 1,500億円。内訳は裏の表にも
↓ この売上から
何にいくら使い、いくら残ったか残り=営業利益 4,150億円(8.3%)
↓ 残った4,150億円は、どの事業が稼いだか
利益の内訳セグメント計 4,150億円
細い帯=化学、その他。
提供価値
空調世界シェア首位。低温暖化冷媒R32の世界普及を主導し、インバータ・ヒートポンプ技術で「機器+冷媒」を一気通貫で握る。北米Goodman統合と現地生産で世界150ヵ国超に展開。
仕入れ先・パートナー
圧縮機・モーター
自社内製+日本電産等
スクロール圧縮機・DCインバータモーター
売上原価 約3.0兆円
冷媒・化学
ダイキン化学事業(自社)
R32・フッ素化学材料を内製で確保
半導体・電子部品
ルネサス / 村田製作所等
インバータ制御IC・パワー半導体・センサー
鉄鋼・銅・アルミ
日本製鉄 / 非鉄メーカー
熱交換器用銅管・アルミフィン・鋼板
据付・施工網
全国の空調工事会社
業務用空調の設置・メンテ施工
ダイキン工業(コア活動)
R&D / 冷媒技術
R&D 約1,000億円/年
テクノロジー・イノベーションセンター中心にR32や次世代冷媒・ヒートポンプを開発
低GWP冷媒R32インバータ制御ヒートポンプ冷媒特許
↓
グローバル生産
中国・北米・欧州・日本など世界100拠点超で現地生産・現地調達を徹底
地産地消中国・アジア北米欧州
↓
M&A・現地統合
米Goodman(現Daikin Comfort Technologies)等の買収で販売網と量産力を獲得
Goodman統合北米ダクトレス販売チャネル
↓
ソリューション営業
ビル・工場・データセンター向けに省エネ提案+アフターサービスで継続収益化
業務用空調省エネ提案保守メンテデータセンター冷却
顧客セグメント
北米住宅・業務
工務店・HVACディーラー
Daikin/Goodmanブランドのダクト式・ヒートポンプ空調
北米シェア2位
欧州世帯
脱炭素・暖房需要家
ガス暖房代替のヒートポンプ給湯・暖房
脱ロシアガスで需要拡大
中国・アジア
現地世帯・デベロッパー
ルームエアコン・マルチ空調
巨大ボリューム市場
ビル・施設オーナー
オフィス・商業施設・工場
業務用パッケージ・大型applied機器・保守
データセンター
クラウド・IT事業者
AI需要で急伸する高効率冷却ソリューション
2025年売上 約1,000億円規模
コストフロー(仕入れ先へ)
売上原価+販管費 約4.35兆円
売上フロー(顧客から)
売上高 約4.75兆円
営業利益
営業利益 約4,017億円(8.5%)

02強みと、見ておくべきリスク

競争優位性

インバーター技術と冷媒(フッ素化学を内製)を握る垂直統合、世界各地域での現地生産・販売網、買収(米Goodman等)で築いた地域カバレッジが強み。データセンター向け大型空調(アプライド)で生成AI需要を取り込む。

主なリスク

米国関税(営業利益で約470億円のマイナス影響)、化学事業のPFAS規制・市況悪化による減益、中国住宅市況の低迷、原材料・物流コスト上昇、為替変動。

03同じ業界のほかの会社

電機・精密で営業利益率が高い3社

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
ダイキン工業の有価証券報告書(2026年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2026年3月期(2026年5月12日発表)
会社計画
2026年5月12日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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