ZAIBIZ|企業分析

大塚ホールディングス4578有報もと概算

東証プライム・医薬品|2024年12月期 通期
¥7,218 ▲321(+4.62%)
時価総額 4.6兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

大塚ホールディングスは、医薬品事業(大塚製薬など)とニュートラシューティカルズ事業(ポカリスエット・ネイチャーメイド等)を2本柱とする持株会社です。医薬品では中枢神経系(CNS)領域の抗精神病薬が売上の核で、米国市場での販売実績を持ちます。ニュートラシューティカルズでは飲料・健康食品の強いブランドを展開し、消費者関連事業も併営しています。医薬品の高付加価値とブランド消費財を組み合わせた事業構成が特徴です。

02業績の推移

直近4四半期の売上は2.33兆円で、前年の同じ4四半期から+15.3%。営業利益率は13.9%、ROEは13.4%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
23Q14,800億円180億円3.8%160億円¥4,820
23Q25,200億円220億円4.2%300億円¥5,240
23Q35,400億円240億円4.4%220億円¥5,680
23Q44,800億円160億円3.3%140億円¥5,120
24Q15,600億円680億円12.1%820億円¥5,900
24Q26,000億円880億円14.7%950億円¥6,480
24Q36,300億円980億円15.6%1,080億円¥7,210
24Q45,400億円690億円12.8%580億円¥7,218
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY232.02兆円800億円4.0%820億円—
FY242.33兆円3,230億円13.9%3,430億円+15.3%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 25/12期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率13.9%は医薬品6社中3位で、業界平均17.1%との差は-3.2ポイントです。

売上高(計画)
2.55兆円
前期比 +9.4%
営業利益(計画)
4,500億円
前期比 +39.1%
純利益(計画)
3,800億円
前期比 +10.8%

会社の見立て:レキサルティの適応拡大(PTSD治療薬)承認効果と、ニュートラシューティカルズ海外展開加速を見込む。2025年2月14日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上2.33兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は3,430億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の14.7%が純利益に
2.3兆
−2.0兆
3,230億
+200億
3,430億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
特別利益などで増加
純利益
最後に残る利益
営業利益率13.9%・純利益率14.7%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 5.12兆円)自己資本比率 50.0%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.16倍。細い帯=有利子負債 4,200億円
営業CF
+5,800億円
本業が生む現金
投資CF
−2,200億円
設備・投融資へ
財務CF
−2,800億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+3,600億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)6.7% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
140円/株
利回り 1.9%
配当性向
26.0%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
538円
1株当たり純利益
BPS
4,020円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計28.4%
個人・その他24.6%
大塚実業(創業家)21.8%
国内法人16.0%
日本マスタートラスト9.2%

06経営の体制

機関設計
監査等委員会設置会社
取締役
11名
うち社外 5名(46%)
女性取締役
18%
2名
従業員
43,600人

研究人材の育成やダイバーシティ推進に取り組み、健康への貢献を軸としたサステナビリティ経営を進めているとみられる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

医薬品とニュートラシューティカルズという性質の異なる事業を組み合わせ、リスク分散と安定成長を図る方針とみられます。医薬品では中枢神経系などの重点領域で新薬パイプラインの拡充を進め、主力薬の特許切れに備える戦略がうかがえます。ニュートラシューティカルズではブランド力を活かした国内外での展開を志向していると考えられます。

対処すべき課題
  1. 01主力医薬品の特許切れ・後発品参入に備えた新薬パイプラインの拡充
  2. 02研究開発費の増大と収益性のバランスを取ること
  3. 03医薬品規制当局の審査動向を見据えた開発計画の着実な推進
1. 特許切れ・競合リスク

主力薬の特許切れや後発品の参入が医薬品事業の収益を大きく左右する要因となる。

2. 規制・承認リスク

医薬品規制当局の審査遅延や不承認が新薬の上市計画に影響を及ぼし得る。

3. 研究開発リスク

新薬開発の成否や研究開発費の増大が利益率を圧迫する可能性がある。

4. 為替リスク

海外売上比率が高く、為替変動が円換算の収益に影響を及ぼす要因となる。

08投資の中身

設備投資
720億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
2,600億円
将来の稼ぐ力への投資

中枢神経系やがん領域などを中心に新薬の研究開発を継続し、パイプラインの充実に注力しているとみられる。ニュートラシューティカルズでも商品開発を進めている。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(医薬品・6社中)
営業利益率13.9%3位/6社
ROE13.4%2位/6社
売上成長率+15.4%4位/6社
PER(割安さ)13.4倍1位/6社
時価総額4位/6社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
医薬品で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.88(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
大塚ホールディングスの有価証券報告書(2024年12月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2024年12月期(2025年3月提出)
会社計画
2025年2月14日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。