大塚ホールディングス4578有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
大塚ホールディングスは、医薬品事業(大塚製薬など)とニュートラシューティカルズ事業(ポカリスエット・ネイチャーメイド等)を2本柱とする持株会社です。医薬品では中枢神経系(CNS)領域の抗精神病薬が売上の核で、米国市場での販売実績を持ちます。ニュートラシューティカルズでは飲料・健康食品の強いブランドを展開し、消費者関連事業も併営しています。医薬品の高付加価値とブランド消費財を組み合わせた事業構成が特徴です。
02業績の推移
直近4四半期の売上は2.33兆円で、前年の同じ4四半期から+15.3%。営業利益率は13.9%、ROEは13.4%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 23Q1 | 4,800億円 | 180億円 | 3.8% | 160億円 | ¥4,820 |
| 23Q2 | 5,200億円 | 220億円 | 4.2% | 300億円 | ¥5,240 |
| 23Q3 | 5,400億円 | 240億円 | 4.4% | 220億円 | ¥5,680 |
| 23Q4 | 4,800億円 | 160億円 | 3.3% | 140億円 | ¥5,120 |
| 24Q1 | 5,600億円 | 680億円 | 12.1% | 820億円 | ¥5,900 |
| 24Q2 | 6,000億円 | 880億円 | 14.7% | 950億円 | ¥6,480 |
| 24Q3 | 6,300億円 | 980億円 | 15.6% | 1,080億円 | ¥7,210 |
| 24Q4 | 5,400億円 | 690億円 | 12.8% | 580億円 | ¥7,218 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY23 | 2.02兆円 | 800億円 | 4.0% | 820億円 | — |
| FY24 | 2.33兆円 | 3,230億円 | 13.9% | 3,430億円 | +15.3% |
03会社計画 — 25/12期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率13.9%は医薬品6社中3位で、業界平均17.1%との差は-3.2ポイントです。
会社の見立て:レキサルティの適応拡大(PTSD治療薬)承認効果と、ニュートラシューティカルズ海外展開加速を見込む。2025年2月14日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上2.33兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は3,430億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 28.4% |
| 個人・その他 | 24.6% |
| 大塚実業(創業家) | 21.8% |
| 国内法人 | 16.0% |
| 日本マスタートラスト | 9.2% |
06経営の体制
研究人材の育成やダイバーシティ推進に取り組み、健康への貢献を軸としたサステナビリティ経営を進めているとみられる。
07経営方針と課題 — 有報から
医薬品とニュートラシューティカルズという性質の異なる事業を組み合わせ、リスク分散と安定成長を図る方針とみられます。医薬品では中枢神経系などの重点領域で新薬パイプラインの拡充を進め、主力薬の特許切れに備える戦略がうかがえます。ニュートラシューティカルズではブランド力を活かした国内外での展開を志向していると考えられます。
- 01主力医薬品の特許切れ・後発品参入に備えた新薬パイプラインの拡充
- 02研究開発費の増大と収益性のバランスを取ること
- 03医薬品規制当局の審査動向を見据えた開発計画の着実な推進
主力薬の特許切れや後発品の参入が医薬品事業の収益を大きく左右する要因となる。
医薬品規制当局の審査遅延や不承認が新薬の上市計画に影響を及ぼし得る。
新薬開発の成否や研究開発費の増大が利益率を圧迫する可能性がある。
海外売上比率が高く、為替変動が円換算の収益に影響を及ぼす要因となる。
08投資の中身
中枢神経系やがん領域などを中心に新薬の研究開発を継続し、パイプラインの充実に注力しているとみられる。ニュートラシューティカルズでも商品開発を進めている。
09同業のなかでの位置
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。