エーザイ4523有報もと概算
エーザイは「ニューロロジー(神経領域)」と「オンコロジー(がん領域)」を二本柱とする研究開発型製薬企業。認知症(アルツハイマー病)治療薬レカネマブ(製品名レケンビ、米バイオジェンと共同開発・販売)と抗がん剤レンビマ(米メルクと協業)を主力とする。2025年3月期は売上収益が前期比6.4%増の7,894億円、営業利益が同1.8%増の544億円と増収・営業増益となった一方、親会社の所有者に帰属する当期利益は同10.6%減の464億円と最終減益となった(増収・最終減益)。営業段階ではレケンビの売上拡大とレンビマの底堅さで増益を確保したものの、レケンビの世界展開に向けた販売・研究開発投資の継続や税負担要因等が最終利益を圧迫した。研究開発費は売上の2割超を占め、レケンビの本格普及が今後の成長ドライバーと位置づけられる。
01何で儲けているのか
売上の約42%は「ニューロロジー」が占め、この事業の利益率は6.1%。全社の営業利益率は6.9%です。
02強みと、見ておくべきリスク
競争優位性
世界初の疾患修飾型アルツハイマー病治療薬レカネマブ(レケンビ)を擁する認知症領域でのフロントランナー。神経領域での長年の創薬知見とパイプライン。抗がん剤レンビマの安定収益。バイオジェン・メルクとのグローバル協業による販売網。自己資本比率60%超の堅固な財務基盤。
主なリスク
レケンビの市場立ち上がりの不確実性(投与前の診断・モニタリング負担、保険償還の進展度合い、ARIA等の副作用懸念)。巨額の研究開発・販売投資が最終利益を圧迫するリスクは2025年3月期に純利益10.6%減(最終減益)として現実化しており、26/3期も会社予想ベースで純利益約-10.6%減と減益が継続する見込み。レンビマ等の特許切れ・競合参入、円高による海外採算悪化、各国の薬価引き下げ圧力も重なる。
03同じ業界のほかの会社
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