ZAIBIZ|企業分析

アサヒグループホールディングス2502有報もと概算

東証プライム・食品・飲料|2024年12月期 通期
¥4,950 ▲35(+0.71%)
時価総額 2.5兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社はビール「スーパードライ」を中核に、酒類・飲料・食品をグローバルに展開する総合飲料メーカーです。欧州の大型買収(Peroni・Pilsner Urquell等)やオセアニアのCUB買収により、売上の半分超を海外が占める構造となっており、事業は欧州・日本・オセアニア・国際その他の各セグメントで構成されます。Asahi Super Dryのグローバルブランド化を成長戦略の柱に据えています。プレミアムビール領域を軸に、ノンアル・微アル等の高付加価値領域も拡大しています。

02業績の推移

直近4四半期の売上は2.94兆円で、前年の同じ4四半期から+6.1%。営業利益率は9.3%、ROEは9.5%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
23Q16,100億円450億円7.4%290億円¥5,300
23Q27,300億円820億円11.2%520億円¥5,650
23Q37,400億円840億円11.4%520億円¥5,500
23Q46,900億円490億円7.1%300億円¥5,680
24Q16,500億円520億円8.0%330億円¥5,750
24Q27,700億円850億円11.0%540億円¥5,400
24Q37,800億円860億円11.0%530億円¥5,100
24Q47,400億円500億円6.8%280億円¥4,950
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY232.77兆円2,600億円9.4%1,630億円—
FY242.94兆円2,730億円9.3%1,680億円+6.1%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 25/12期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率9.3%は食品・飲料4社中3位で、業界平均12.1%との差は-2.8ポイントです。

売上高(計画)
3.05兆円
前期比 +3.7%
営業利益(計画)
2,900億円
前期比 +6.2%
純利益(計画)
1,800億円
前期比 +7.1%

会社の見立て:欧州・日本での値上げ浸透とプレミアム化を継続。為替前提と原材料高を織り込みつつ事業利益の二桁成長基調を維持する方針2025年2月14日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上2.94兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,680億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の5.7%が純利益に
2.9兆
−2.7兆
2,730億
−1,050億
1,680億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率9.3%・純利益率5.7%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 4.20兆円)自己資本比率 42.4%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.62倍
営業CF
+3,200億円
本業が生む現金
投資CF
−1,600億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,800億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+1,600億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)4.0% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
145円/株
利回り 2.9%
配当性向
43.7%
稼ぎの約4割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
332円
1株当たり純利益
BPS
3,507円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計38.5%
個人・その他32.4%
日本マスタートラスト信託銀行16.8%
日本カストディ銀行6.9%
ステート・ストリート3.1%
自己株式2.3%

06経営の体制

機関設計
指名委員会等設置会社
取締役
11名
うち社外 6名(55%)
女性取締役
27%
3名
従業員
29,850人
平均43歳・年収1,050万円

グローバルに分散した事業を支える多様な人材の育成と登用を進め、責任ある飲酒の推進など社会的責任にも取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

当社はプレミアム領域のブランド価値向上とグローバル展開を成長の柱に据え、欧州・豪州・日本に分散した地域基盤によるリスク平準化と安定的なキャッシュ創出を重視しています。買収で拡大した事業の統合効果を高めつつ有利子負債の削減を進め、財務規律と成長投資の両立を図る方針です。

対処すべき課題
  1. 01買収に伴う有利子負債の削減と財務基盤の強化。
  2. 02国内ビール市場の構造的縮小と若年層の酒類離れへの対応。
  3. 03健康志向の高まりに対応したノンアル・微アル等の高付加価値領域の拡大。
1. 財務・為替リスク

買収に伴う有利子負債を抱えており、金利や為替の変動が財務・損益に影響を及ぼす可能性があります。

2. コスト上昇

原材料価格やエネルギー価格の高騰が製造コストを押し上げるおそれがあります。

3. 国内市場の縮小

国内ビール市場の構造的縮小や若年層の酒類離れにより、国内数量が減少する可能性があります。

4. 消費環境の変化

欧州経済の減速時の数量減や、健康志向の高まりによるアルコール消費全体の鈍化リスクがあります。

08投資の中身

設備投資
1,600億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
200億円
将来の稼ぐ力への投資

スーパードライを中心としたブランド価値向上と、ノンアルコール・微アルコール等の高付加価値商品の開発に取り組んでいます。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(食品・飲料・4社中)
営業利益率9.3%3位/4社
ROE9.5%2位/4社
売上成長率+6.1%2位/4社
PER(割安さ)14.9倍1位/4社
時価総額3位/4社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
食品・飲料で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

-0.02(n=8)弱い負の相関

収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
アサヒグループホールディングスの有価証券報告書(2024年12月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
2024年12月期決算短信(2025年2月14日)
会社計画
2025年2月14日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。