ZAIBIZ|企業分析

東京ガス9531有報もと概算

東証プライム・電力・ガス|2025年3月期 通期
¥3,900 ▲22(+0.57%)
時価総額 1.6兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社グループは首都圏を地盤とする国内最大の都市ガス事業者であり、家庭・業務・産業向けの都市ガス供給を中核事業としています。加えて、電力小売、LNGの調達・トレーディング、米国シェールなどの海外エネルギー事業、東京ポートシティ竹芝に代表される不動産事業を展開する総合エネルギー企業です。収益は都市ガス、電力、海外、不動産・その他の各セグメントから構成され、稠密な導管網とLNGバリューチェーンを収益基盤としています。都市ガスと電力のセット販売を通じた顧客基盤の維持・拡大を図っています。

02業績の推移

直近4四半期の売上は2.74兆円で、前年の同じ4四半期から+1.1%。営業利益率は5.8%、ROEは7.4%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q17,100億円500億円7.0%350億円¥3,550
24Q26,600億円400億円6.1%280億円¥3,700
24Q36,500億円300億円4.6%220億円¥3,450
24Q46,900億円400億円5.8%300億円¥3,600
25Q17,000億円500億円7.1%350億円¥3,750
25Q26,500億円300億円4.6%250億円¥3,820
25Q36,600億円400億円6.1%250億円¥3,680
25Q47,300億円400億円5.5%300億円¥3,900
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY242.71兆円1,600億円5.9%1,150億円—
FY252.74兆円1,600億円5.8%1,150億円+1.1%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。東京ガスの営業利益率は5.8%、ROEは7.4%、売上は前年比-2.5%です。

売上高(計画)
2.80兆円
前期比 +2.2%
営業利益(計画)
1,800億円
前期比 +12.5%
純利益(計画)
1,300億円
前期比 +13.0%

会社の見立て:都市ガス販売の安定と電力・海外事業の拡大を織り込んだ計画。原料費調整制度のタイムラグ影響は中立想定2025年4月30日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上2.74兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1,150億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の4.2%が純利益に
2.7兆
−2.6兆
1,600億
−450億
1,150億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率5.8%・純利益率4.2%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 3.30兆円)自己資本比率 47.0%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.61倍
営業CF
+2,800億円
本業が生む現金
投資CF
−3,000億円
設備・投融資へ
財務CF
−500億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
−200億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)3.5% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
80円/株
利回り 2.1%
配当性向
28.5%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
280円
1株当たり純利益
BPS
3,778円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計31.0%
個人・その他26.7%
国内法人・金融機関21.5%
日本マスタートラスト信託銀行13.5%
日本カストディ銀行6.0%
東京都1.3%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
13名
うち社外 7名(54%)
女性取締役
23%
3名
従業員
18,000人
平均44歳・年収690万円

全国規模のエネルギー供給を担う人材の確保・育成と多様な人材の活躍推進に取り組むとともに、保安・安全を支える技能の継承を重視しています。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

当社は総合エネルギー企業として、都市ガスを軸としつつ電力・海外・不動産へ事業領域を広げ、収益源の多角化と脱炭素社会への対応を両立させることを基本方針としています。カーボンニュートラルの実現に向けて、e-methane(合成メタン)や再生可能エネルギー等の次世代エネルギー開発に取り組みつつ、LNG調達力とトレーディング機能を経営環境変化への耐性として活用します。

対処すべき課題
  1. 01脱炭素・電化の進展に伴う都市ガス需要の長期的な縮小への対応。
  2. 02原油・LNG価格の変動と原料費調整制度のタイムラグが利益に与える影響の平準化。
  3. 03人口減少と省エネの進展による販売量の構造的減少を補う成長領域の育成。
1. 資源価格・原料費調整のタイムラグ

原油・LNG価格の変動と原料費調整制度の反映時期のずれにより、期間損益が大きく振れる可能性があります。前期の資源高の反動により当期の中核事業の利益は減少しました。

2. 脱炭素・需要構造の変化

脱炭素政策や電化の進展により、都市ガス需要が長期的に縮小するおそれがあります。

3. 人口減少・省エネ

人口減少や省エネルギーの進展により、ガス・電力の販売量が構造的に減少するリスクがあります。

4. 設備・災害リスク

大規模な地震や自然災害により、導管網や供給設備が損傷し供給に支障が生じる可能性があります。

08投資の中身

設備投資
2,800億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
100億円
将来の稼ぐ力への投資

e-methane(合成メタン)やカーボンリサイクル、水素等の次世代エネルギー技術の研究開発を進め、脱炭素社会に対応した供給体制の構築に取り組んでいます。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電力・ガス・2社中)
営業利益率5.8%2位/2社
ROE7.4%2位/2社
売上成長率-2.5%1位/2社
PER(割安さ)13.9倍2位/2社
時価総額2位/2社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電力・ガスで営業利益率が高い1社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.04(n=8)弱い正の相関

収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
東京ガスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年4月30日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。