ZAIBIZ|企業分析

関西電力9503有報もと概算

東証プライム・電力・ガス|2025年3月期 通期
¥2,400 ▲18(+0.76%)
時価総額 2.25兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社は近畿2府4県を地盤とする国内有数の電力会社であり、火力・原子力・水力・再生可能エネルギーによる発電、送配電、電力・ガスの小売販売を中核事業としています。高浜・大飯・美浜の原子力発電所を運営し、事業は電気事業、送配電、情報通信・その他、不動産・国際等の各セグメントで構成されます。加えて情報通信(オプテージ)、不動産(MID都市開発)、海外発電・送配電投資などの国際事業へ多角化しています。原子力の安定稼働による低コスト・低炭素のベース電源が収益基盤です。

02業績の推移

直近4四半期の売上は3.99兆円で、前年の同じ4四半期から+0.0%。営業利益率は10.7%、ROEは15.1%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11.02兆円1,400億円13.7%1,300億円¥2,050
24Q29,800億円1,000億円10.2%1,000億円¥2,150
24Q39,900億円1,100億円11.1%1,100億円¥2,200
24Q41.00兆円780億円7.8%810億円¥2,280
25Q19,900億円1,300億円13.1%1,300億円¥2,300
25Q29,700億円900億円9.3%900億円¥2,350
25Q31.00兆円1,000億円10.0%1,000億円¥2,380
25Q41.03兆円1,080億円10.5%1,010億円¥2,400
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY243.99兆円4,280億円10.7%4,210億円—
FY253.99兆円4,280億円10.7%4,210億円+0.0%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。関西電力の営業利益率は10.7%、ROEは15.1%、売上は前年比-11.7%です。

売上高(計画)
3.85兆円
前期比 -3.5%
営業利益(計画)
4,000億円
前期比 -6.5%
純利益(計画)
3,600億円
前期比 -14.5%

会社の見立て:2026年3月期予想は、燃料価格と燃料費調整制度のタイムラグ影響、託送制度の見直し、市場価格の変動を織り込み、営業利益4,000億円・親会社株主帰属当期利益3,600億円を見込む。原子力(高浜・大飯・美浜)の安定稼働継続を前提に、過去最高水準だったFY2025からは反動減を想定。情報通信・不動産・国際事業など非電力の成長と、再生可能エネルギー・送配電投資の拡大、株主還元の充実を並行して進める。燃料市況・為替・原発稼働率が主要な感応度変数。2025年4月30日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上3.99兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は4,210億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の10.6%が純利益に
4.0兆
−3.6兆
4,280億
−70億
4,210億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率10.7%・純利益率10.6%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 9.80兆円)自己資本比率 28.4%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 1.64倍
営業CF
+8,200億円
本業が生む現金
投資CF
−7,000億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,800億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+1,200億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)4.3% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
60円/株
利回り 2.5%
配当性向
13.4%
稼ぎの約1割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
448.8円
1株当たり純利益
BPS
2,964円
1株当たり純資産
株主構成
個人・その他30.0%
外国人株主計26.0%
日本マスタートラスト信託銀行9.8%
大阪市7.0%
日本カストディ銀行5.2%
関西電力従業員持株会2.4%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
13名
うち社外 6名(46%)
女性取締役
23%
3名
従業員
33,000人
平均43歳・年収850万円

電力の安定供給を支える技術・保安人材の育成と技能継承を重視し、多様な人材が活躍できる環境整備を進めています。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

当社は原子力発電所の安全確保を大前提とした安定稼働を経営の柱に据え、燃料費に依存しない低炭素電源の活用と送配電の規制収益による安定性を基盤としています。情報通信・不動産・国際事業への多角化を進め、脱炭素社会に向けた投資と収益力強化・財務健全性の両立を図る方針です。

対処すべき課題
  1. 01原子力発電所の安全確保と安定稼働の維持。
  2. 02資本集約型の高レバレッジ体質のもとでの金利上昇への対応と財務基盤強化。
  3. 03脱炭素に向けた巨額の設備投資と収益性の両立。
1. 原子力稼働リスク

安全規制・定期点検・地元同意・司法判断により原子力の稼働率が変動し、収益に影響を及ぼす可能性があります。

2. 金利・財務リスク

資本集約型の高レバレッジ体質のため、金利上昇が調達コストを押し上げるおそれがあります。

3. 燃料価格・市況変動

燃料価格・為替・電力市場価格の変動と燃料費調整のタイムラグにより、期間損益が振れる可能性があります。翌期は当期の反動減を見込んでいます。

4. 脱炭素投資負担

脱炭素社会の実現に向けた設備投資負担が継続的な経営課題となります。

08投資の中身

設備投資
7,800億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
180億円
将来の稼ぐ力への投資

原子力の安全性向上や再生可能エネルギー、脱炭素に資する電源・システムの技術開発に取り組んでいます。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電力・ガス・2社中)
営業利益率10.7%1位/2社
ROE15.1%1位/2社
売上成長率-11.7%2位/2社
PER(割安さ)5.3倍1位/2社
時価総額1位/2社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電力・ガスで営業利益率が高い1社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

-0.48(n=8)やや負の相関

収録期間では、営業利益と株価が逆に動く傾向がうかがえます。金利・市況など業績以外の要因が効いている可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
関西電力の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年3月期(2025年4月30日発表)
会社計画
2025年4月30日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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