関西電力9503有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社は近畿2府4県を地盤とする国内有数の電力会社であり、火力・原子力・水力・再生可能エネルギーによる発電、送配電、電力・ガスの小売販売を中核事業としています。高浜・大飯・美浜の原子力発電所を運営し、事業は電気事業、送配電、情報通信・その他、不動産・国際等の各セグメントで構成されます。加えて情報通信(オプテージ)、不動産(MID都市開発)、海外発電・送配電投資などの国際事業へ多角化しています。原子力の安定稼働による低コスト・低炭素のベース電源が収益基盤です。
02業績の推移
直近4四半期の売上は3.99兆円で、前年の同じ4四半期から+0.0%。営業利益率は10.7%、ROEは15.1%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 1.02兆円 | 1,400億円 | 13.7% | 1,300億円 | ¥2,050 |
| 24Q2 | 9,800億円 | 1,000億円 | 10.2% | 1,000億円 | ¥2,150 |
| 24Q3 | 9,900億円 | 1,100億円 | 11.1% | 1,100億円 | ¥2,200 |
| 24Q4 | 1.00兆円 | 780億円 | 7.8% | 810億円 | ¥2,280 |
| 25Q1 | 9,900億円 | 1,300億円 | 13.1% | 1,300億円 | ¥2,300 |
| 25Q2 | 9,700億円 | 900億円 | 9.3% | 900億円 | ¥2,350 |
| 25Q3 | 1.00兆円 | 1,000億円 | 10.0% | 1,000億円 | ¥2,380 |
| 25Q4 | 1.03兆円 | 1,080億円 | 10.5% | 1,010億円 | ¥2,400 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 3.99兆円 | 4,280億円 | 10.7% | 4,210億円 | — |
| FY25 | 3.99兆円 | 4,280億円 | 10.7% | 4,210億円 | +0.0% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。関西電力の営業利益率は10.7%、ROEは15.1%、売上は前年比-11.7%です。
会社の見立て:2026年3月期予想は、燃料価格と燃料費調整制度のタイムラグ影響、託送制度の見直し、市場価格の変動を織り込み、営業利益4,000億円・親会社株主帰属当期利益3,600億円を見込む。原子力(高浜・大飯・美浜)の安定稼働継続を前提に、過去最高水準だったFY2025からは反動減を想定。情報通信・不動産・国際事業など非電力の成長と、再生可能エネルギー・送配電投資の拡大、株主還元の充実を並行して進める。燃料市況・為替・原発稼働率が主要な感応度変数。2025年4月30日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上3.99兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は4,210億円。
05株主への還元と持ち主
| 個人・その他 | 30.0% |
| 外国人株主計 | 26.0% |
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 9.8% |
| 大阪市 | 7.0% |
| 日本カストディ銀行 | 5.2% |
| 関西電力従業員持株会 | 2.4% |
06経営の体制
電力の安定供給を支える技術・保安人材の育成と技能継承を重視し、多様な人材が活躍できる環境整備を進めています。
07経営方針と課題 — 有報から
当社は原子力発電所の安全確保を大前提とした安定稼働を経営の柱に据え、燃料費に依存しない低炭素電源の活用と送配電の規制収益による安定性を基盤としています。情報通信・不動産・国際事業への多角化を進め、脱炭素社会に向けた投資と収益力強化・財務健全性の両立を図る方針です。
- 01原子力発電所の安全確保と安定稼働の維持。
- 02資本集約型の高レバレッジ体質のもとでの金利上昇への対応と財務基盤強化。
- 03脱炭素に向けた巨額の設備投資と収益性の両立。
安全規制・定期点検・地元同意・司法判断により原子力の稼働率が変動し、収益に影響を及ぼす可能性があります。
資本集約型の高レバレッジ体質のため、金利上昇が調達コストを押し上げるおそれがあります。
燃料価格・為替・電力市場価格の変動と燃料費調整のタイムラグにより、期間損益が振れる可能性があります。翌期は当期の反動減を見込んでいます。
脱炭素社会の実現に向けた設備投資負担が継続的な経営課題となります。
08投資の中身
原子力の安全性向上や再生可能エネルギー、脱炭素に資する電源・システムの技術開発に取り組んでいます。
09同業のなかでの位置
- 東京ガス営業利益率 5.8%
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、営業利益と株価が逆に動く傾向がうかがえます。金利・市況など業績以外の要因が効いている可能性があります。