ZAIBIZ|企業分析

東京海上ホールディングス8766有報もと概算

東証プライム・保険|2025年3月期 通期
¥6,210 ▲88(+1.44%)
時価総額 12.1兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

東京海上ホールディングスは、東京海上日動火災保険を中核とする国内損保最大手の保険持株会社です。事業は国内損害保険・海外保険・国内生命保険・金融その他で構成され、米国・欧州・アジアでの海外保険事業が利益の重要な柱となっています。修正利益の過半を海外事業が占め、M&Aを通じた地理的多角化で自然災害リスクの分散を図っているのが特徴です。国内損保の高い市場シェアと海外の収益基盤の両輪で収益を構成しています。

02業績の推移

直近4四半期の売上は7.04兆円で、前年の同じ4四半期から+7.8%。営業利益率は18.5%、ROEは13.0%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11.58兆円2,000億円12.7%1,300億円¥5,180
24Q21.62兆円2,200億円13.6%1,500億円¥5,640
24Q31.74兆円2,800億円16.1%2,000億円¥4,950
24Q41.59兆円1,800億円11.3%1,300億円¥5,310
25Q11.69兆円2,400億円14.2%1,800億円¥5,720
25Q21.75兆円3,000億円17.1%2,300億円¥5,980
25Q31.86兆円3,600億円19.4%3,100億円¥6,080
25Q41.74兆円4,000億円23.0%3,400億円¥6,210
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY246.53兆円8,800億円13.5%6,100億円—
FY257.04兆円1.30兆円18.5%1.06兆円+7.8%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率18.5%は保険4社中1位で、業界平均11.4%との差は7.1ポイントです。

売上高(計画)
7.30兆円
前期比 +3.7%
営業利益(計画)
1.42兆円
前期比 +8.4%
純利益(計画)
1.09兆円
前期比 +2.8%

会社の見立て:修正純利益ベースでは1.07兆円(前期比+7%)を計画。国内損保の料率改定と海外保険の引受拡大が牽引。政策保有株式の売却益も寄与。2025年5月20日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上7.04兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1.06兆円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の15.1%が純利益に
7.0兆
−5.7兆
1.3兆
−2,400億
1.1兆
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率18.5%・純利益率15.1%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 37.0兆円)自己資本比率 13.5%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.24倍。細い帯=有利子負債 1.20兆円
営業CF
+1.62兆円
本業が生む現金
投資CF
−1.35兆円
設備・投融資へ
財務CF
−4,200億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+2,700億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)2.9% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
159円/株
利回り 2.6%
配当性向
29.1%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
546円
1株当たり純利益
BPS
2,577円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計44.5%
国内法人・金融機関18.2%
日本マスタートラスト16.2%
個人・その他14.3%
日本カストディ銀行6.8%

06経営の体制

機関設計
指名委員会等設置会社
取締役
13名
うち社外 7名(54%)
女性取締役
23%
3名
従業員
44,400人

グローバルに事業を担う専門人材の確保・育成とダイバーシティ推進を重視し、グループ横断での人材活用とエンゲージメント向上に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

海外保険事業の利益貢献を高めつつ、国内損保の安定収益基盤を維持することを経営の柱としています。自然災害リスクを地理的に分散し、政策保有株式の縮減を通じて資本効率(ROE)の改善を進める方針です。強固な財務健全性を前提に、規律あるM&Aで成長機会を取り込みます。

対処すべき課題
  1. 01大規模自然災害に対する保険引受・再保険戦略とリスク分散の高度化。
  2. 02海外M&Aで拡大した事業の統合と、のれんの適切な管理。
  3. 03政策保有株式の縮減を継続し、資本効率をさらに高めること。
1. 自然災害リスク

国内の台風・地震や海外のハリケーンなど大規模災害による保険金支払いの急増が収益を圧迫します。

2. 市場・金利リスク

海外金利や為替の変動が運用収益や資本に影響を及ぼします。

3. M&A・減損リスク

海外買収に伴うのれんの減損が発生する可能性があります。

4. コストインフレリスク

社会的インフレによる保険金コストの上昇が収益性に影響します。

08投資の中身

設備投資
1,800億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
0百万円
将来の稼ぐ力への投資

データ・AIを活用したリスク評価や損害査定の高度化、新たな保険商品の開発に取り組んでおり、デジタル技術を活かした保険ビジネスの高度化が中心です。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(保険・4社中)
営業利益率18.5%1位/4社
ROE13.0%2位/4社
売上成長率+7.8%2位/4社
PER(割安さ)11.4倍3位/4社
時価総額1位/4社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
保険で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.72(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
東京海上ホールディングスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月20日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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