ZAIBIZ|企業分析

MS&ADインシュアランスグループ8725有報もと概算

東証プライム・保険|2025年3月期 通期
¥3,850 ▲42(+1.10%)
時価総額 3.6兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

MS&ADインシュアランスグループは、三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険を中核とする国内最大級の損害保険グループ。国内損保に加え、三井住友海上あいおい生命・三井住友海上プライマリー生命の生命保険事業、東南アジアを中心とする海外保険事業、金融サービス・リスク関連事業を展開する。2025年3月期はグループ修正利益が過去最高水準となった。

稼ぐ力|営業利益率
A(高い)10.0%
業種平均 11.4%
成長|売上成長率
A(高い)+5.2%
業種平均 3.3%
効率|ROE
A(高い)10.6%
業種平均 13.0%
体力|自己資本比率
C(低め)14.4%
安定の目安 40.0%
割安さ|PER
S(際立つ)8.7倍
業種平均 11.5倍
還元|配当利回り
S(際立つ)4.4%
一般的な目安 2.0%
要旨保険の平均を下回る収益力。売上は堅調に増加、自己資本は薄め。
評価は S(際立つ)/ A(高い)/ B(標準)/ C(低め)/ D(弱い)の5段階。業種平均と一般的な目安による機械的な判定で、売買の推奨ではありません。

01何で儲けているのか

売上の約59%は「国内損保」が占め、この事業の利益率は11.2%。全社の営業利益率は10.0%です。

売上はどこから7.00兆円
細い帯=金融サービス・その他 1,500億円。内訳は裏の表にも
↓ この売上から
何にいくら使い、いくら残ったか残り=営業利益 7,000億円(10.0%)
↓ 残った7,000億円は、どの事業が稼いだか
利益の内訳セグメント計 7,000億円
国内損保は売上の59%で、利益の66%を稼ぐ。細い帯=金融サービス・その他。
提供価値
三井住友海上・あいおいニッセイ同和の2大損保を核に、国内損保最大級のシェアと海外(ロイズのMS Amlin・米州・アジア)・生保を束ねる保険グループ。FY2024はグループ修正利益7,317億円・当期純利益6,916億円と過去最高益。政策株式は2030年3月末までにゼロとする縮減方針で資本効率を改善。
仕入れ先・パートナー
資金(保険料)
国内外の契約者プール
保険料の前受け(運用原資)
保険引受収益 約5.4兆円
再保険
Munich Re / Swiss Re / Lloyd's
巨大リスクの再保険・キャパシティ
代理店網
全国の専属・乗合代理店 / ディーラー
募集チャネル(あいおいは自動車ディーラー網に強み)
投資先
国債・社債・株式・不動産市場
資産運用収益の源泉
資産運用収益 約1.2兆円
テクノロジー
MS&AD InterRisk総研 / 自社デジタル戦略・データ基盤
リスク計量・引受査定・DXインフラ
MS&ADインシュアランスグループ(コア活動)
国内損害保険
国内損保が利益の柱
三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保で自動車・火災・新種を引受
自動車保険火災・地震テレマティクス
↓
海外事業
海外修正利益 1,888億円
ロイズのMS Amlin・米州・アジアで保険引受。FY2024修正利益1,888億円と過去最高
ロイズ(MS Amlin)米州・再保険アジア
↓
国内生命保険
三井住友海上あいおい生命・三井住友海上プライマリー生命で保障・貯蓄性商品を提供
第三分野個人年金銀行窓販
↓
資産運用・リスクソリューション
保険料プールを国内外資産で運用し、防災・モビリティ等のリスクソリューションを展開
ALM運用政策株縮減リスクコンサル
顧客セグメント
個人契約者
自動車・火災保険の個人
自動車・火災・傷害など家計分野
国内最大級の契約基盤
法人・産業
国内外の企業・工場
企業財物・賠償・海上・新種リスク
海外顧客
欧米・アジアの企業/再保険出再先
ロイズMS Amlin・米州・アジアで引受
生保契約者
生命保険の個人・銀行窓販客
保障・個人年金・一時払い商品
ディーラー連携
トヨタ系等の自動車販売網
あいおいのテレマティクス自動車保険
コストフロー(仕入れ先へ)
保険金・事業費等の経常費用 約5.7兆円
売上フロー(顧客から)
経常収益 約6.66兆円(保険引受5.4兆円+資産運用1.2兆円)
営業利益
経常利益 9,289億円/当期純利益 6,916億円(グループ修正利益 7,317億円・過去最高)

02強みと、見ておくべきリスク

競争優位性

三井住友海上・あいおいニッセイ同和の2大ブランドによる国内損保の高い市場シェアと、トヨタグループ(あいおい)との連携による自動車保険基盤。ASEANを中心とした海外保険のネットワークも収益の柱。政策保有株式の縮減による資本効率改善が進行中。

主なリスク

自然災害(台風・豪雨・地震)の大規模発生による保険金支払い増加、政策保有株式の市場価格変動リスク、海外保険事業の地政学・為替リスク、自動車保険における事故率・修理費(インフレ)上昇、金利変動による生保事業の影響。

03同じ業界のほかの会社

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
MS&ADインシュアランスグループの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月20日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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