ZAIBIZ|企業分析

第一生命ホールディングス8750有報もと概算

東証プライム・保険|2025年3月期 通期
¥1,714 ▲18(+1.06%)
時価総額 6.3兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

第一生命ホールディングスは、第一生命保険を中核とする国内生保大手の保険持株会社。国内は第一生命(伝統的生保)・第一フロンティア生命(貯蓄性・銀行窓販)・ネオファースト生命(医療・第三分野)の3生保体制、海外は米プロテクティブ(Protective Life)・豪TAL等を展開する。さらにベネフィット・ワン買収で福利厚生・ヘルスケア領域へ事業領域を拡大している。2025年3月期は資産運用収支の改善を主因に親会社純利益が前期比33.9%増の4,296億円と大幅増益となった。

稼ぐ力|営業利益率
B(標準)7.3%
業種平均 11.4%
成長|売上成長率
D(弱い)-10.5%
業種平均 3.3%
効率|ROE
A(高い)11.7%
業種平均 13.0%
体力|自己資本比率
D(弱い)5.0%
安定の目安 40.0%
割安さ|PER
A(高い)14.8倍
業種平均 11.5倍
還元|配当利回り
B(標準)2.0%
一般的な目安 2.0%
要旨保険の平均を下回る収益力。売上は前年割れ、借入への依存が大きい。
評価は S(際立つ)/ A(高い)/ B(標準)/ C(低め)/ D(弱い)の5段階。業種平均と一般的な目安による機械的な判定で、売買の推奨ではありません。

01何で儲けているのか

売上の約63%は「国内保険事業」が占め、この事業の利益率は8.1%。全社の営業利益率は7.3%です。

売上はどこから9.87兆円
細い帯=その他事業 400億円。内訳は裏の表にも
↓ この売上から
何にいくら使い、いくら残ったか残り=営業利益 7,191億円(7.3%)
↓ 残った7,191億円は、どの事業が稼いだか
利益の内訳セグメント計 7,200億円
国内保険事業は売上の63%で、利益の69%を稼ぐ。
提供価値
国内生保3チャネル(第一生命の営業職員/ネオファースト/第一フロンティアの銀行窓販)に米プロテクティブ・豪TALの海外保険、資産運用を重ねた多角ポートフォリオ。グループ修正ROE10.7%で過去最高益を更新。
仕入れ先・パートナー
資金調達
保険契約者(保険料収入)
保険料という形の長期安定資金
保険料等収入 約6.8兆円(連結、2025/3期)
再保険
Munich Re / Swiss Re 等再保険会社
大口・死亡保障リスクの再保険移転
投資先
国債・社債・外国証券・不動産市場
運用資産の投資対象
総資産 約69.6兆円
販売チャネル
メガバンク・地銀の窓口(第一フロンティア)
貯蓄性保険の銀行窓販ネットワーク
テクノロジー
アクセンチュア / 自社デジタル基盤
契約・査定システム、健康増進アプリ
第一生命ホールディングス(コア活動)
国内生保(第一生命)
グループ修正利益の主力
営業職員チャネルによる死亡・医療保障の販売と長期運用
営業職員順ざや拡大医療・保障
↓
海外保険事業
海外進捗 修正予想比104%
米プロテクティブ(PLC)・豪TALを軸に北米・豪州で展開
ProtectiveTALM&A・買収成長
↓
資産運用
第一生命本体・海外子会社の自家運用に加え、持分法のアセットマネジメントOne等で運用資産を拡大
第一生命ALMAM One(持分法)外債・オルタナ
↓
国内マルチブランド
ネオファースト生命・第一フロンティア生命で代理店・窓販を補完
ネオファースト第一フロンティア銀行窓販
顧客セグメント
国内個人
第一生命の個人契約者
死亡保障・医療・年金保険の長期契約者
国内保有契約 多数
窓販個人
銀行で保険を買う個人
第一フロンティアの一時払い・外貨建て貯蓄性保険
米国契約者
Protective Life の顧客
米国の生命保険・年金・買収ブロックの契約者
豪州契約者
TAL の団体・個人契約者
豪州の所得補償・団体保険、スーパー連動保険
法人・機関
事業法人・年金基金
団体保険・企業年金(運用は本体ALMが主体、持分法のAM Oneでも受託)
コストフロー(仕入れ先へ)
保険金等支払金+事業費 約9.1兆円
売上フロー(顧客から)
経常収益 約9.87兆円
営業利益
経常利益 約7,190億円(修正ROE 10.7%)

02強みと、見ておくべきリスク

競争優位性

国内生保トップクラスの保有契約基盤と販売チャネル(営業職員・銀行窓販・代理店)。米プロテクティブを軸とする海外保険の利益貢献と地理的分散。資本効率重視の経営へ転換し、政策保有株式の縮減・自社株買い・増配を継続。ベネフィット・ワン取得による非保険(ウェルビーイング)領域の収益多様化。

主なリスク

国内外の金利・株式・為替変動による運用損益と資本(その他有価証券評価差額金)のボラティリティ。米国新会計基準(LDTI)や金利低下局面での海外子会社利益の振れ。少子高齢化・国内市場の成熟による新契約伸び悩み。大規模M&Aに伴うのれん減損リスク。

03同じ業界のほかの会社

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
第一生命ホールディングスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年3月期(2025年5月15日発表)/有価証券報告書
会社計画
2025年5月15日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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