第一生命ホールディングス8750有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
当社は第一生命保険を中核とする国内生保大手の保険持株会社です。国内は第一生命(伝統的生保)・第一フロンティア生命(貯蓄性・銀行窓販)・ネオファースト生命(医療・第三分野)の3生保体制、海外は米プロテクティブ・豪TAL等を展開し、事業は国内保険、海外保険、その他の各セグメントで構成されます。加えてベネフィット・ワンの取得により福利厚生・ヘルスケア領域へ事業を拡大しています。当期は資産運用収支の改善を主因に親会社株主に帰属する当期純利益が大幅に増加しました。
02業績の推移
直近4四半期の売上は9.87兆円で、前年の同じ4四半期から-10.5%。営業利益率は7.3%、ROEは11.7%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 2.95兆円 | 1,300億円 | 4.4% | 780億円 | ¥880 |
| 24Q2 | 2.78兆円 | 1,350億円 | 4.9% | 820億円 | ¥950 |
| 24Q3 | 2.70兆円 | 1,300億円 | 4.8% | 780億円 | ¥1,010 |
| 24Q4 | 2.60兆円 | 1,440億円 | 5.5% | 828億円 | ¥1,080 |
| 25Q1 | 2.55兆円 | 1,700億円 | 6.7% | 1,000億円 | ¥1,150 |
| 25Q2 | 2.48兆円 | 1,800億円 | 7.3% | 1,100億円 | ¥1,290 |
| 25Q3 | 2.45兆円 | 1,800億円 | 7.3% | 1,100億円 | ¥1,480 |
| 25Q4 | 2.39兆円 | 1,891億円 | 7.9% | 1,096億円 | ¥1,714 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 11.0兆円 | 5,390億円 | 4.9% | 3,208億円 | — |
| FY25 | 9.87兆円 | 7,191億円 | 7.3% | 4,296億円 | -10.5% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率7.3%は保険4社中4位で、業界平均11.4%との差は-4.1ポイントです。
会社の見立て:米プロテクティブ社の資産運用収益減少等により経常収益9兆1,620億円と減収を見込む。経常利益・親会社純利益も第一生命保険の運用環境正常化で減益計画。市場前提は2025年3月末水準。2025年4月1日付で1株を4株に分割済み(本データは分割後ベース)。2025年5月15日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上9.87兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は4,296億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 38.5% |
| 国内法人・金融機関 | 20.0% |
| 日本マスタートラスト信託 | 17.8% |
| 個人・その他 | 16.7% |
| 日本カストディ銀行 | 6.5% |
06経営の体制
営業職員をはじめとする多様な人材の育成とウェルビーイングの向上を掲げ、健康経営とダイバーシティ推進に取り組んでいます。
07経営方針と課題 — 有報から
当社は国内生保トップクラスの保有契約基盤と多様な販売チャネルを活かしつつ、海外保険の地理的分散とウェルビーイング領域への拡大により収益の多様化を図る方針です。資本効率を重視する経営へ転換し、政策保有株式の縮減、自社株買い、増配を通じて株主還元と企業価値向上を進めています。
- 01国内外の金利・株式・為替変動に対する運用・資本の安定性確保。
- 02少子高齢化と国内市場の成熟のもとでの新契約基盤の維持・拡大。
- 03大規模M&Aで取得した事業の統合効果の実現とのれん管理。
金利・株式・為替の変動により、運用損益やその他有価証券評価差額金を通じた資本が変動する可能性があります。
新たな会計基準や金利低下局面において、海外子会社の利益が振れるおそれがあります。
少子高齢化と国内市場の成熟により、新契約の伸びが鈍化する可能性があります。
大規模なM&Aに伴い計上したのれんについて、減損が生じるリスクがあります。
08投資の中身
健康・医療データを活用した保険・ヘルスケアサービスの高度化やデジタル技術を用いた商品・サービス開発に取り組んでいます。
09同業のなかでの位置
- 東京海上ホールディングス営業利益率 18.5%
- MS&ADインシュアランスグループ営業利益率 10.0%
- SOMPOホールディングス営業利益率 9.9%
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。