ZAIBIZ|企業分析

第一生命ホールディングス8750有報もと概算

東証プライム・保険|2025年3月期 通期
¥1,714 ▲18(+1.06%)
時価総額 6.3兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社は第一生命保険を中核とする国内生保大手の保険持株会社です。国内は第一生命(伝統的生保)・第一フロンティア生命(貯蓄性・銀行窓販)・ネオファースト生命(医療・第三分野)の3生保体制、海外は米プロテクティブ・豪TAL等を展開し、事業は国内保険、海外保険、その他の各セグメントで構成されます。加えてベネフィット・ワンの取得により福利厚生・ヘルスケア領域へ事業を拡大しています。当期は資産運用収支の改善を主因に親会社株主に帰属する当期純利益が大幅に増加しました。

02業績の推移

直近4四半期の売上は9.87兆円で、前年の同じ4四半期から-10.5%。営業利益率は7.3%、ROEは11.7%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q12.95兆円1,300億円4.4%780億円¥880
24Q22.78兆円1,350億円4.9%820億円¥950
24Q32.70兆円1,300億円4.8%780億円¥1,010
24Q42.60兆円1,440億円5.5%828億円¥1,080
25Q12.55兆円1,700億円6.7%1,000億円¥1,150
25Q22.48兆円1,800億円7.3%1,100億円¥1,290
25Q32.45兆円1,800億円7.3%1,100億円¥1,480
25Q42.39兆円1,891億円7.9%1,096億円¥1,714
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY2411.0兆円5,390億円4.9%3,208億円—
FY259.87兆円7,191億円7.3%4,296億円-10.5%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率7.3%は保険4社中4位で、業界平均11.4%との差は-4.1ポイントです。

売上高(計画)
9.16兆円
前期比 -7.2%
営業利益(計画)
6,170億円
前期比 -14.2%
純利益(計画)
3,470億円
前期比 -19.2%

会社の見立て:米プロテクティブ社の資産運用収益減少等により経常収益9兆1,620億円と減収を見込む。経常利益・親会社純利益も第一生命保険の運用環境正常化で減益計画。市場前提は2025年3月末水準。2025年4月1日付で1株を4株に分割済み(本データは分割後ベース)。2025年5月15日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上9.87兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は4,296億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の4.4%が純利益に
9.9兆
−9.2兆
7,191億
−2,895億
4,296億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率7.3%・純利益率4.4%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 69.6兆円)自己資本比率 5.0%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.37倍。細い帯=有利子負債 1.30兆円、純資産 3.47兆円
営業CF
+5,900億円
本業が生む現金
投資CF
−9,800億円
設備・投融資へ
財務CF
−700億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
−3,900億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)0.6% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
34.25円/株
利回り 2.0%
配当性向
29.5%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
116円
1株当たり純利益
BPS
943円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計38.5%
国内法人・金融機関20.0%
日本マスタートラスト信託17.8%
個人・その他16.7%
日本カストディ銀行6.5%

06経営の体制

機関設計
指名委員会等設置会社
取締役
13名
うち社外 7名(54%)
女性取締役
23%
3名
従業員
64,000人

営業職員をはじめとする多様な人材の育成とウェルビーイングの向上を掲げ、健康経営とダイバーシティ推進に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

当社は国内生保トップクラスの保有契約基盤と多様な販売チャネルを活かしつつ、海外保険の地理的分散とウェルビーイング領域への拡大により収益の多様化を図る方針です。資本効率を重視する経営へ転換し、政策保有株式の縮減、自社株買い、増配を通じて株主還元と企業価値向上を進めています。

対処すべき課題
  1. 01国内外の金利・株式・為替変動に対する運用・資本の安定性確保。
  2. 02少子高齢化と国内市場の成熟のもとでの新契約基盤の維持・拡大。
  3. 03大規模M&Aで取得した事業の統合効果の実現とのれん管理。
1. 市場変動リスク

金利・株式・為替の変動により、運用損益やその他有価証券評価差額金を通じた資本が変動する可能性があります。

2. 海外事業リスク

新たな会計基準や金利低下局面において、海外子会社の利益が振れるおそれがあります。

3. 国内市場の成熟

少子高齢化と国内市場の成熟により、新契約の伸びが鈍化する可能性があります。

4. のれん減損リスク

大規模なM&Aに伴い計上したのれんについて、減損が生じるリスクがあります。

08投資の中身

設備投資
1,000億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
0百万円
将来の稼ぐ力への投資

健康・医療データを活用した保険・ヘルスケアサービスの高度化やデジタル技術を用いた商品・サービス開発に取り組んでいます。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(保険・4社中)
営業利益率7.3%4位/4社
ROE11.7%3位/4社
売上成長率-10.5%4位/4社
PER(割安さ)14.8倍4位/4社
時価総額2位/4社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
保険で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.91(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
第一生命ホールディングスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信 2025年3月期(2025年5月15日発表)/有価証券報告書
会社計画
2025年5月15日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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