ZAIBIZ|企業分析

SOMPOホールディングス8630有報もと概算

東証プライム・保険|2025年3月期 通期
¥4,900 ▲52(+1.07%)
時価総額 4.85兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

SOMPOホールディングスは、損害保険ジャパンを中核とする保険持株会社です。事業は国内損害保険を収益基盤に、海外保険(Sompo International)、国内生命保険(SOMPOひまわり生命)、介護・シニア事業(SOMPOケア)で構成されます。海外保険・再保険の引受拡大が利益貢献を高めているほか、保険以外の成長ドライバーとして介護事業を有する点が特徴です。政策保有株式の縮減による資本効率の改善も経営の柱としています。

02業績の推移

直近4四半期の売上は5.45兆円で、前年の同じ4四半期から+0.9%。営業利益率は9.9%、ROEは16.9%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11.30兆円1,300億円10.0%1,000億円¥3,320
24Q21.32兆円1,300億円9.8%1,000億円¥3,560
24Q31.42兆円1,500億円10.6%1,200億円¥3,780
24Q41.36兆円1,300億円9.6%1,000億円¥4,050
25Q11.34兆円1,300億円9.7%1,000億円¥4,280
25Q21.36兆円1,400億円10.3%1,100億円¥4,510
25Q31.40兆円1,400億円10.0%1,100億円¥4,720
25Q41.35兆円1,300億円9.6%1,000億円¥4,900
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY245.40兆円5,400億円10.0%4,200億円—
FY255.45兆円5,400億円9.9%4,200億円+0.9%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想(IFRS)

会社計画は未収録です。営業利益率9.9%は保険4社中3位で、業界平均11.4%との差は-1.5ポイントです。

売上高(計画)
5.60兆円
前期比 +2.8%
営業利益(計画)
5,000億円
前期比 -6.6%
純利益(計画)
3,350億円
前期比 -20.8%

会社の見立て:2026年3月期はIFRS移行後の親会社所有者帰属当期利益3,350億円(EPS予想356.47円)を計画し、政策保有株式売却益の剥落で前期比減益見通し。修正連結利益は約5,000億円規模を計画。国内損保の火災・自動車保険の料率改定と海外保険(SI)の引受拡大が利益の下支え。netProfitは親会社所有者帰属利益(兆円換算で0.335兆円)。2025年5月20日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上5.45兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は4,200億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の7.7%が純利益に
5.4兆
−4.9兆
5,400億
−1,200億
4,200億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率9.9%・純利益率7.7%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 15.0兆円)自己資本比率 18.9%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.31倍。細い帯=有利子負債 9,000億円
営業CF
+4,300億円
本業が生む現金
投資CF
−500億円
設備・投融資へ
財務CF
−4,600億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+3,800億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)2.8% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
132円/株
利回り 2.7%
配当性向
30.2%
稼ぎの約3割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
436円
1株当たり純利益
BPS
3,030円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計41.2%
国内法人・金融機関20.0%
日本マスタートラスト17.8%
個人・その他13.6%
日本カストディ銀行7.4%

06経営の体制

機関設計
指名委員会等設置会社
取締役
12名
うち社外 7名(58%)
女性取締役
25%
3名
従業員
47,800人

保険・介護の両分野を担う人材の確保・育成とダイバーシティ推進を重視し、健全な組織風土の醸成とエンゲージメント向上に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

国内損保の安定収益基盤を維持しつつ、海外保険の引受拡大と介護事業の成長で収益源を多様化する方針です。政策保有株式の縮減を通じて資本効率(ROE)の改善を進めています。ビッグモーター問題を契機としたガバナンス強化とお客さま本位の業務運営の徹底も重点課題としています。

対処すべき課題
  1. 01大規模自然災害に対する保険引受・リスク管理の高度化。
  2. 02ガバナンス・コンプライアンス体制の強化と信頼回復の徹底。
  3. 03海外保険と介護事業の収益基盤を安定的に拡大すること。
1. 自然災害リスク

国内の台風・地震や海外のハリケーンなど大規模災害による保険金支払いの急増が収益を圧迫します。

2. 市場・金利リスク

海外金利や為替の変動が運用収益に影響を及ぼします。

3. ガバナンス・レピュテーションリスク

保険金請求対応などを巡る問題がガバナンスや企業評価に影響する可能性があります。

4. コストインフレリスク

社会的インフレによる保険金コストの上昇が収益性に影響します。

08投資の中身

設備投資
900億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
0百万円
将来の稼ぐ力への投資

データ・AIを活用したリスク評価や保険引受の高度化、介護分野でのデジタル活用など、テクノロジーを取り入れた事業高度化に取り組んでいます。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(保険・4社中)
営業利益率9.9%3位/4社
ROE16.9%1位/4社
売上成長率+10.5%1位/4社
PER(割安さ)11.2倍2位/4社
時価総額3位/4社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
保険で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.08(n=8)弱い正の相関

収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
SOMPOホールディングスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月20日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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