ZAIBIZ|企業分析

野村ホールディングス8604有報もと概算

東証プライム・証券|2025年3月期 通期
¥1,050 ▲12(+1.16%)
時価総額 3.2兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社は国内最大手の証券・投資銀行グループです。個人富裕層向けのウェルス・マネジメント、運用会社を束ねるインベストメント・マネジメント、機関投資家・法人向けのトレーディング・M&A・引受を担うホールセールの3部門を柱とし、その他部門を加えた構成となっています。収益は株式・債券相場や取引高に連動して変動する市況産業であり、海外ホールセールの収益安定化と国内リテールの資産管理型ビジネスへの転換を進めています。国内での圧倒的な顧客基盤とグローバルな引受・運用機能を有します。

02業績の推移

直近4四半期の売上は1.84兆円で、前年の同じ4四半期から+8.2%。営業利益率は25.5%、ROEは9.9%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q14,000億円1,000億円25.0%690億円¥720
24Q24,300億円1,200億円27.9%990億円¥880
24Q34,600億円1,300億円28.3%980億円¥940
24Q44,100億円900億円22.0%750億円¥900
25Q14,200億円1,100億円26.2%790億円¥870
25Q24,600億円1,300億円28.3%990億円¥920
25Q35,000億円1,300億円26.0%910億円¥1,000
25Q44,600億円1,000億円21.7%720億円¥1,050
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY241.70兆円4,400億円25.9%3,410億円—
FY251.84兆円4,700億円25.5%3,410億円+8.2%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社方針

会社計画は未収録です。野村ホールディングスの営業利益率は25.5%、ROEは9.9%、売上は前年比+18.7%です。

売上高(計画)
1.95兆円
前期比 +6.0%
営業利益(計画)
5,000億円
前期比 +6.4%
純利益(計画)
3,600億円
前期比 +5.6%

会社の見立て:野村は通期の数値目標を開示せず、2030年3月期にROE 8〜10%超・税引前利益5,000億円を中期目標として掲げる。数値は市況前提に基づく試算であり、市場環境に大きく左右される点に留意。2025年4月25日 決算説明会

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上1.84兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は3,410億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の18.5%が純利益に
1.8兆
−1.4兆
4,700億
−1,290億
3,410億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率25.5%・純利益率18.5%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 55.0兆円)自己資本比率 6.3%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 5.22倍。細い帯=純資産 3.45兆円
営業CF
+8,500億円
本業が生む現金
投資CF
−3,000億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,000億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+5,500億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)0.6% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
57円/株
利回り 5.4%
配当性向
51.0%
稼ぎの約5割を株主に配当(還元に厚め)
EPS
112円
1株当たり純利益
BPS
1,131円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計36.4%
個人・その他28.7%
国内法人17.5%
日本マスタートラスト11.8%
日本カストディ銀行5.6%

06経営の体制

機関設計
指名委員会等設置会社
取締役
12名
うち社外 8名(67%)
女性取締役
25%
3名
従業員
27,000人
平均42歳・年収11.5万円

グローバルに展開する金融の専門人材の確保・育成を重視し、多様な人材の登用と働きやすい環境整備を進めています。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

当社は市況変動の影響を受けやすい収益構造を踏まえ、安定収益型のウェルス・マネジメントおよびインベストメント・マネジメントの拡大と、ホールセールの収益の質の向上を通じて、収益基盤の安定化を図る方針です。リスク管理とコスト規律を徹底しつつ、相場上昇局面での収益レバレッジを活かした企業価値向上を目指しています。

対処すべき課題
  1. 01相場・取引量に連動する収益の変動を抑える安定収益基盤の拡大。
  2. 02海外ホールセールの収益性改善とリスク管理の高度化。
  3. 03規制強化・コンプライアンスコストへの対応。
1. 市況変動リスク

株式・債券市況の悪化により、手数料収入やトレーディング収益が急減する可能性があります。

2. 市場・金利・為替変動

米欧の金利や為替の急変が、保有ポジションや収益に影響を及ぼすおそれがあります。

3. 信用イベントリスク

大口取引先の信用イベントが再発した場合、損失が生じるリスクがあります。

4. 規制・コスト

規制強化やコンプライアンスコストの増加が収益を圧迫する可能性があります。

08投資の中身

設備投資
900億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
0百万円
将来の稼ぐ力への投資

デジタル技術を活用した金融サービスの高度化やデータ・AIを用いた運用・リスク管理の強化に取り組んでいます。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(証券・2社中)
営業利益率25.5%2位/2社
ROE9.9%2位/2社
売上成長率+18.7%1位/2社
PER(割安さ)9.4倍1位/2社
時価総額1位/2社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
証券で営業利益率が高い1社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.27(n=8)弱い正の相関

収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
野村ホールディングスの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年4月25日 決算説明会
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。