オリックス8591有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
オリックスは、リース事業を源流に、法人金融・不動産・事業投資・保険・銀行・環境エネルギー・空港運営・資産運用など多様なセグメントを展開する多角化金融グループです。金融収益と事業利益の双方を稼ぐ「ハイブリッド型」の収益構造が特徴で、自ら事業会社を保有・運営する目利き力を強みとしています。国内外でM&Aを通じて事業ポートフォリオを拡大し、景気循環の異なる事業を組み合わせることで収益の安定性を確保しています。海外・資産運用領域も収益の一角を担います。
02業績の推移
直近4四半期の売上は2.87兆円で、前年の同じ4四半期から+10.4%。営業利益率は16.4%、ROEは8.8%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 6,400億円 | 1,080億円 | 16.9% | 820億円 | ¥2,920 |
| 24Q2 | 6,600億円 | 1,120億円 | 17.0% | 850億円 | ¥3,120 |
| 24Q3 | 6,700億円 | 1,150億円 | 17.2% | 880億円 | ¥3,280 |
| 24Q4 | 6,300億円 | 1,100億円 | 17.5% | 910億円 | ¥3,360 |
| 25Q1 | 7,000億円 | 1,150億円 | 16.4% | 850億円 | ¥3,480 |
| 25Q2 | 7,200億円 | 1,180億円 | 16.4% | 880億円 | ¥3,620 |
| 25Q3 | 7,300億円 | 1,200億円 | 16.4% | 900億円 | ¥3,780 |
| 25Q4 | 7,200億円 | 1,170億円 | 16.3% | 886億円 | ¥3,950 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 2.60兆円 | 4,450億円 | 17.1% | 3,460億円 | — |
| FY25 | 2.87兆円 | 4,700億円 | 16.4% | 3,516億円 | +10.4% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。オリックスの営業利益率は16.4%、ROEは8.8%、売上は前年比+2.1%です。
会社の見立て:10事業セグメントの分散ポートフォリオを背景に、過去最高益(純利益3,800億円)を計画。資本効率重視で自社株買いと増配を継続。2025年5月12日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上2.87兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は3,516億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 48.5% |
| 個人・その他 | 17.3% |
| 日本マスタートラスト信託 | 15.2% |
| 日本カストディ銀行 | 6.8% |
| 自己株式 | 5.4% |
06経営の体制
多様な事業を担う専門人材の確保・育成を重視し、ダイバーシティの推進と働きがいの向上を通じて人的資本の強化に取り組んでいます。
07経営方針と課題 — 有報から
景気循環の異なる事業を組み合わせた分散ポートフォリオにより、収益の安定性と成長を両立する方針です。事業投資の目利き力を活かして新規領域を開拓しつつ、ROEの向上と株主還元の充実を図っています。個々の事業の入れ替え(投資と回収)を機動的に行うことで、資本効率を高めることを重視しています。
- 01事業投資先の景気感応度を踏まえた、ポートフォリオの適切な入れ替えとリスク管理。
- 02海外不動産・M&A案件の規律ある運営とのれん減損リスクの抑制。
- 03再生可能エネルギーや空港運営など個別事業の規制・需要変動への対応。
事業投資先の景気感応度が高く、景気後退時には評価損や売却益の減少が生じやすくなります。
国内外の不動産市況や金利動向が資産価値や収益に影響を及ぼします。
海外M&Aに伴うのれんの減損が発生する可能性があります。
再生可能エネルギーや空港運営など個別事業の規制・需要変動が業績に影響します。
08投資の中身
再生可能エネルギーやデジタル金融、資産運用などの領域で事業開発を進めており、事業投資を通じた新技術・新事業の取り込みが中心です。
09同業のなかでの位置
- 日本郵政営業利益率 5.1%
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。