みずほFG8411有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
みずほフィナンシャルグループは、みずほ銀行・みずほ信託銀行・みずほ証券を中核とする3メガバンクの一角です。事業はリテール・事業法人、大企業・金融・公共、グローバル、市場の各部門で構成され、銀行・信託・証券の一体運営(One MIZUHO)による総合金融提案力を強みとしています。伝統的に大企業向けホールセール業務に厚みがあり、近年は米国の証券・資産運用会社との提携を通じて海外の投資銀行・資産運用領域を拡大しています。金利上昇局面での国内利鞘改善が収益を下支えしています。
02業績の推移
直近4四半期の売上は7.10兆円で、前年の同じ4四半期から+7.9%。営業利益率は14.4%、ROEは8.6%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 1.55兆円 | 2,100億円 | 13.5% | 1,800億円 | ¥3,050 |
| 24Q2 | 1.68兆円 | 2,400億円 | 14.3% | 2,100億円 | ¥3,280 |
| 24Q3 | 1.74兆円 | 2,600億円 | 14.9% | 2,400億円 | ¥3,650 |
| 24Q4 | 1.61兆円 | 2,200億円 | 13.7% | 2,000億円 | ¥3,520 |
| 25Q1 | 1.72兆円 | 2,500億円 | 14.5% | 2,200億円 | ¥3,780 |
| 25Q2 | 1.81兆円 | 2,700億円 | 14.9% | 2,400億円 | ¥4,020 |
| 25Q3 | 1.88兆円 | 2,800億円 | 14.9% | 2,500億円 | ¥4,180 |
| 25Q4 | 1.69兆円 | 2,200億円 | 13.0% | 1,800億円 | ¥4,300 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 6.58兆円 | 9,300億円 | 14.1% | 8,300億円 | — |
| FY25 | 7.10兆円 | 1.02兆円 | 14.4% | 8,900億円 | +7.9% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率14.6%は銀行3社中3位で、業界平均18.6%との差は-4.0ポイントです。
会社の見立て:金利正常化による国内貸出利鞘の改善継続を前提に、業務純益・純利益ともに増益を見込む。配当は135円(前期比+5円)を予想。2025年5月15日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上7.10兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は8,900億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 38.5% |
| 個人・その他 | 25.4% |
| 国内法人 | 18.1% |
| 日本マスタートラスト | 11.2% |
| 日本カストディ銀行 | 6.8% |
06経営の体制
銀行・信託・証券横断の人材活用と専門人材の育成を進め、リスキリングや多様性の推進を通じて総合金融提案力を支える人材基盤の強化を図っています。
07経営方針と課題 — 有報から
銀行・信託・証券の一体運営を軸に、大企業取引基盤を活かした総合金融サービスの提供を経営の柱としています。コスト構造改革による経費率の改善と、海外投資銀行・資産運用領域の強化を通じて、資本効率(ROE)とPBRの改善を進める方針です。
- 01過去のシステム障害を踏まえた安定運営とシステムガバナンスの継続的な強化。
- 02海外投資銀行・資産運用領域の収益基盤拡大と市場変動への耐性向上。
- 03金利上昇局面を活かした国内収益力の強化と与信管理の両立。
国内外の景気後退に伴う与信費用の増加が収益を圧迫する可能性があります。
急速な金利変動は保有債券の含み損や市場部門収益の変動を招く可能性があります。
大規模なシステム障害が再発した場合、信頼毀損や対応コストにつながるリスクがあります。
メガバンク間やネット銀行・海外IB業務での競争激化が収益性に影響を及ぼします。
08投資の中身
システム統合基盤の安定運用を前提に、デジタルサービスやデータ活用、決済の高度化に向けたIT投資を継続しており、R&Dはデジタル基盤への投資が中心です。
09同業のなかでの位置
- 三菱UFJ FG営業利益率 22.4%
- 三井住友フィナンシャルグループ営業利益率 18.7%
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。