みずほFG8411有報もと概算
東証プライム・銀行|2025年3月期 通期
¥4,300 ▲62(+1.46%)
時価総額 10.9兆円|2026年6月26日時点
概要詳細
みずほフィナンシャルグループは、みずほ銀行・みずほ信託銀行・みずほ証券を中核とする3メガバンクの一角。銀行・信託・証券の一体運営(One MIZUHO)を強みに、大企業向けホールセール業務に伝統的な強みを持つ。米国の証券会社グリーンヒルやレイモンド・ジェームズとの提携など、海外IB・資産運用領域の拡大を進めている。
稼ぐ力|営業利益率
A(高い)14.6%
業種平均 18.6%
成長|売上成長率
A(高い)+5.2%
業種平均 10.4%
効率|ROE
A(高い)8.6%
業種平均 8.6%
体力|自己資本比率
D(弱い)3.8%
安定の目安 40.0%
割安さ|PER
A(高い)12.3倍
業種平均 12.3倍
還元|配当利回り
A(高い)3.0%
一般的な目安 2.0%
要旨銀行の平均を下回る収益力。売上は堅調に増加、借入への依存が大きい。
評価は S(際立つ)/ A(高い)/ B(標準)/ C(低め)/ D(弱い)の5段階。業種平均と一般的な目安による機械的な判定で、売買の推奨ではありません。
01何で儲けているのか
売上の約34%は「リテール・事業法人」が占め、この事業の利益率は14.2%。全社の営業利益率は14.6%です。
売上はどこから7.10兆円
リテール・事業法人2.40兆円・34%大企業・金融・公共1.90兆円・27%グローバル1.80兆円・26%市場・その他9,000億円
↓ この売上から
何にいくら使い、いくら残ったか残り=営業利益 1.02兆円(14.4%)
費用6.08兆円・86%利益1.02兆円
↓ 残った1.02兆円は、どの事業が稼いだか
利益の内訳セグメント計 1.24兆円
リテール・事業法人3,400億円・27%大企業・金融・公共4,000億円・32%グローバル3,200億円・26%市場・その他1,800億円
大企業・金融・公共は売上の27%で、利益の32%を稼ぐ。セグメント計は全社・消去項目を含まないため連結(1.02兆円)と一致しない。
提供価値
銀行・信託・証券を一体運営する「One MIZUHO」で大企業取引に強み。みずほ銀行=旧興銀の系譜を引く大企業・グローバル法人取引と、みずほ証券・信託を束ねた一体提供(CIB戦略)が武器。金利上昇局面で純利益は約8,855億円と過去最高水準、ROEは約7%台に回復。
仕入れ先・パートナー
資金調達(預金)
個人・法人預金者
低コスト・安定的な調達基盤(預金)
預金残高 約160兆円
市場調達
債券市場 / 日銀当座預金
短期・長期の市場性資金・社債発行
テクノロジー
富士通 / 日本IBM / 自社IT
勘定系システム MINORI・DX基盤
グループ会社
みずほ証券 / みずほ信託銀行
証券引受・信託・資産管理の機能補完
戦略提携
Greenhill(買収)/ 楽天証券
M&Aアドバイザリー機能・リテール顧客接点
みずほFG(コア活動)
大企業・金融法人(CIB)
顧客部門の中核旧興銀以来の大企業取引基盤で融資・社債引受・M&Aを銀証一体提供
大企業融資債券・株式引受M&Aアドバイザリー銀証連携
↓
リテール・事業法人
個人・中小企業向けの預貸・資産運用・決済を全国店舗網で提供
住宅ローン資産運用・投信中小企業融資カード
↓
グローバルコーポレート
非日系ビジネス拡大米欧亜の拠点でクロスボーダー融資・トランザクションバンキングを展開
海外大企業融資外為・貿易金融シンジケートローン
↓
市場・アセットマネジメント
ALM・市場運用とアセマネOne等での運用・信託ビジネス
市場運用資産運用(AM-One)年金・信託
顧客セグメント
大企業・金融法人
上場大企業・機関投資家
融資・社債/株式引受・M&A・デリバティブ
大企業取引に伝統的強み
個人顧客
一般個人・富裕層
預金・住宅ローン・資産運用・カード
口座数 約2,400万口座
海外法人
多国籍企業・現地法人
クロスボーダー融資・貿易金融・外為
官公庁・公共
政府・地方自治体・公的機関
国債引受・公共プロジェクト向け融資
提携リテール
楽天証券・LINE経済圏連携先
デジタル接点を通じた個人投資・決済
コストフロー(仕入れ先へ)
営業経費(人件費・物件費等)+与信費用 約2.1兆円規模
売上フロー(顧客から)
業務粗利益 約2.6兆円(連結粗利益)
営業利益
親会社株主純利益 約8,855億円(ROE 約7%台)
02強みと、見ておくべきリスク
競争優位性
大企業取引基盤と銀行・信託・証券の一体運営による総合金融提案力。システム統合完了後の安定運営と、コスト構造改革による経費率の改善。金利上昇局面での国内利鞘改善メリット。
主なリスク
国内外の景気後退に伴う与信費用増加、急速な金利変動による債券含み損、過去のシステム障害の再発リスク、海外IB業務における市場環境悪化、メガバンク間・ネット銀行との競争激化。
03同じ業界のほかの会社
銀行で営業利益率が高い2社
- 三菱UFJ FG営業利益率 22.4%
- 三井住友フィナンシャルグループ営業利益率 18.7%