ZAIBIZ|企業分析

三菱UFJ FG8306有報もと概算

東証プライム・銀行|2025年3月期 通期
¥1,842 ▲57(+3.19%)
時価総額 24.8兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行・三菱UFJ証券ホールディングスなどを傘下に持つ国内最大の金融グループです。国内の個人・法人向け銀行業務に加え、タイやインドネシア、米国などの海外ネットワークが収益の重要な柱となっています。事業は法人・リテール、コーポレート・海外、受託財産などのセグメントで構成され、貸出・預金の利鞘、手数料収入、市場業務などが主な収益源です。国内最大の貸出・預金基盤による規模の優位性を持ちます。

02業績の推移

直近4四半期の売上は19.1兆円で、前年の同じ4四半期から+10.4%。営業利益率は10.8%、ROEは9.3%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q14.12兆円3,800億円9.2%3,200億円¥1,580
24Q24.38兆円4,400億円10.0%4,100億円¥1,720
24Q34.55兆円5,100億円11.2%4,800億円¥1,810
24Q44.21兆円4,200億円10.0%3,900億円¥1,690
25Q14.48兆円4,600億円10.3%4,400億円¥1,760
25Q24.82兆円5,300億円11.0%5,000億円¥1,930
25Q35.10兆円5,800億円11.4%5,500億円¥2,010
25Q44.65兆円4,900億円10.5%3,700億円¥1,842
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY2417.3兆円1.75兆円10.1%1.60兆円—
FY2519.1兆円2.06兆円10.8%1.86兆円+10.4%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率22.4%は銀行3社中1位で、業界平均18.6%との差は3.8ポイントです。

売上高(計画)
20.0兆円
前期比 +6.4%
営業利益(計画)
2.20兆円
前期比 +3.8%
純利益(計画)
1.75兆円
前期比 -5.9%

会社の見立て:純利益は前期の持分法利益(MorganStanley株売却益)の反動減で減少予想。業務純益ベースでは増益見込み。2025年5月15日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上19.1兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は1.86兆円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の9.8%が純利益に
19.1兆
−17.0兆
2.1兆
−2,000億
1.9兆
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率10.8%・純利益率9.8%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 448.8兆円)自己資本比率 4.7%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 4.36倍。細い帯=純資産 21.2兆円
営業CF
+3.82兆円
本業が生む現金
投資CF
−6.51兆円
設備・投融資へ
財務CF
+4.12兆円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
−2.69兆円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)0.4% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
46円/株
利回り 2.5%
配当性向
33.1%
稼ぎの約3割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
139円
1株当たり純利益
BPS
1,580円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計42.1%
個人・その他22.8%
国内法人16.9%
日本マスタートラスト10.8%
日本カストディ銀行7.4%

06経営の体制

機関設計
監査等委員会設置会社
取締役
15名
うち社外 8名(53%)
女性取締役
20%
3名
従業員
120,300人

多様な人材の活躍推進やデジタル人材の育成に取り組み、脱炭素・持続可能な金融の観点からサステナビリティ経営を進めているとみられる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

国内最大の顧客基盤を活かした安定収益に加え、アジアを中心とした海外ネットワークの拡大を成長戦略の柱に据えているとみられます。金利上昇局面での利鞘改善を取り込みつつ、資本効率の向上や株主還元の強化を進める方針がうかがえます。デジタル化の進展や競争環境の変化に対応し、業務効率化とサービス高度化を志向していると考えられます。

対処すべき課題
  1. 01国内外の景気変動に伴う与信費用の増加への備えと信用リスク管理
  2. 02金利上昇局面での保有債券の含み損拡大への対応とポートフォリオ管理
  3. 03海外拠点における地政学リスクや現地信用リスクへの対応
1. 信用リスク

国内外の景気後退による不良債権や与信費用の増加が収益を圧迫する要因となる。

2. 金利・市場リスク

急速な金利上昇が保有債券の含み損拡大につながる可能性がある。

3. 地政学リスク

海外拠点を多く持つため、地政学的な緊張が現地事業や信用に影響を及ぼし得る。

4. 競争リスク

デジタルバンクや異業種の参入により競争が激化し、収益性に影響を与え得る。

08投資の中身

設備投資
1,500億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
400億円
将来の稼ぐ力への投資

研究開発が中核の業種ではないが、デジタルバンキングやAIを活用した審査・サービス高度化など金融DXへの投資を進めているとみられる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(銀行・3社中)
営業利益率22.4%1位/3社
ROE9.3%1位/3社
売上成長率+18.2%1位/3社
PER(割安さ)13.3倍3位/3社
時価総額1位/3社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
銀行で営業利益率が高い2社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.98(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
三菱UFJ FGの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月15日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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