ZAIBIZ|企業分析

HOYA7741有報もと概算

東証プライム・電機・精密|2025年3月期 通期
¥20,000 ▲240(+1.21%)
時価総額 7.0兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

当社グループは、光学技術と精密研磨技術を基盤に、半導体用フォトマスクブランクスやHDD用ガラス基板などを扱う情報・通信(IT)分野と、眼鏡レンズ・コンタクトレンズ・医療用内視鏡などを扱うライフケア分野の二本柱で事業を展開する精密機器メーカーである。先端半導体の製造に不可欠なEUV向けマスクブランクスで圧倒的な市場地位を持ち、眼鏡レンズでも世界大手の一角を占める。光学・薄膜・研磨といったコア技術を複数の事業へ横展開し、ニッチ市場で高いシェアと収益性を実現している。相対的に軽い資産構成のもとで高い資本効率を維持している。

02業績の推移

直近4四半期の売上は8,660億円で、前年の同じ4四半期から+13.9%。営業利益率は29.6%、ROEは26.6%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11,860億円520億円28.0%440億円¥16,800
24Q21,890億円530億円28.0%450億円¥17,500
24Q31,910億円540億円28.3%460億円¥18,200
24Q41,940億円560億円28.9%470億円¥18,900
25Q12,120億円620億円29.2%490億円¥19,200
25Q22,160億円640億円29.6%500億円¥19,600
25Q32,180億円650億円29.8%510億円¥19,800
25Q42,200億円650億円29.5%520億円¥20,000
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY247,600億円2,150億円28.3%1,820億円—
FY258,660億円2,560億円29.6%2,020億円+13.9%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率29.6%は電機・精密20社中4位で、業界平均17.4%との差は12.2ポイントです。

売上高(計画)
9,500億円
前期比 +9.7%
営業利益(計画)
2,900億円
前期比 +13.3%
純利益(計画)
2,300億円
前期比 +13.9%

会社の見立て:EUVマスクブランクスの旺盛な需要継続とライフケア(眼鏡レンズ・内視鏡)の堅調を見込む。為替前提は1ドル145円。累進配当を導入し配当性向40%を目標に掲げる(FY2025実績配当性向は約27.6%)。2025年5月1日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上8,660億円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は2,020億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の23.3%が純利益に
8,660億
−6,100億
2,560億
−540億
2,020億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率29.6%・純利益率23.3%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 1.18兆円)自己資本比率 64.4%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.03倍。細い帯=有利子負債 200億円
営業CF
+2,450億円
本業が生む現金
投資CF
−750億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,300億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+1,700億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)17.1% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
160円/株
利回り 0.8%
配当性向
27.6%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
580円
1株当たり純利益
BPS
2,184円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計52.4%
個人・その他14.6%
日本マスタートラスト信託銀行13.2%
国内法人・金融機関9.5%
日本カストディ銀行6.8%
自己株式3.5%

06経営の体制

機関設計
指名委員会等設置会社
取締役
6名
うち社外 5名(83%)
女性取締役
17%
1名
従業員
37,000人
平均41歳・年収1,050万円

専門性の高い技術人材の確保・育成と多様性の推進を重視し、視覚・健康分野での社会貢献や環境負荷低減をサステナビリティ経営の柱に据えている。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

コア技術を活かしたニッチトップ戦略により、参入障壁の高い領域で高シェア・高収益を追求する方針である。半導体分野の技術優位を維持しつつ、ライフケア分野のグローバル展開を進め、収益源の分散と持続的成長を図っている。

対処すべき課題
  1. 01先端半導体向けマスクブランクスの技術優位と供給能力を維持・強化すること。
  2. 02眼鏡レンズ事業における価格競争への対応とブランド価値の維持を図ること。
  3. 03半導体市況の循環に左右されにくい安定した収益基盤を構築すること。
1. 半導体市況変動リスク

半導体関連事業は半導体市場の循環的な需給変動の影響を受け、業績が振れやすい。

2. 構造的需要減リスク

スマートフォンやPC向けHDD用ガラス基板は構造的な需要減少が続くおそれがある。

3. 競争激化リスク

眼鏡レンズなどの分野で価格競争が激化し、収益性が低下する可能性がある。

4. 為替変動リスク

海外売上比率が高いため、為替の変動が海外収益の円換算額に影響を及ぼす可能性がある。

08投資の中身

設備投資
600億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
450億円
将来の稼ぐ力への投資

光学・薄膜・精密研磨などのコア技術を軸に、先端半導体向けマスクブランクスや眼鏡レンズ、医療機器などの分野で研究開発を進め、ニッチ市場での技術優位の維持を目指している。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電機・精密・20社中)
営業利益率29.6%4位/20社
ROE26.6%4位/20社
売上成長率+14.0%4位/20社
PER(割安さ)34.5倍14位/20社
時価総額7位/20社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電機・精密で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.94(n=8)強い正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

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財務数値
HOYAの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信・有価証券報告書 2025年3月期(2025年5月1日発表)
会社計画
2025年5月1日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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