SUBARU7270有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
SUBARUは水平対向エンジンとシンメトリカルAWD(全輪駆動)、運転支援システムを強みとする自動車メーカーです。事業は自動車、航空宇宙、その他のセグメントで構成され、自動車事業が売上の大部分を占めます。販売台数の多くを北米市場が占め、同地域での高いブランドロイヤルティが特徴で、航空宇宙分野では航空機の機体構造部材なども手がけています。少品種に経営資源を集中する効率的な事業構造が持ち味です。
02業績の推移
直近4四半期の売上は4.69兆円で、前年の同じ4四半期から-0.2%。営業利益率は8.6%、ROEは11.5%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 1.18兆円 | 1,250億円 | 10.6% | 1,000億円 | ¥3,150 |
| 24Q2 | 1.19兆円 | 1,200億円 | 10.1% | 980億円 | ¥2,980 |
| 24Q3 | 1.17兆円 | 1,150億円 | 9.8% | 950億円 | ¥2,720 |
| 24Q4 | 1.16兆円 | 1,080億円 | 9.3% | 920億円 | ¥2,850 |
| 25Q1 | 1.18兆円 | 1,150億円 | 9.7% | 950億円 | ¥2,900 |
| 25Q2 | 1.20兆円 | 1,100億円 | 9.2% | 920億円 | ¥2,780 |
| 25Q3 | 1.18兆円 | 950億円 | 8.1% | 800億円 | ¥2,650 |
| 25Q4 | 1.13兆円 | 850億円 | 7.5% | 710億円 | ¥2,800 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 4.70兆円 | 4,680億円 | 10.0% | 3,850億円 | — |
| FY25 | 4.69兆円 | 4,050億円 | 8.6% | 3,380億円 | -0.2% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率8.6%は自動車6社中4位で、業界平均8.6%との差は-0.0ポイントです。
会社の見立て:米国関税(追加25%)影響と為替円高を織り込んだ保守的計画。発表時点では関税影響の不確実性が大きく、SUBARUは正式な通期見通しを「未定」とした上で参考値として開示。北米依存度が高く関税感応度が大きい。2025年5月12日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上4.69兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は3,380億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 32.4% |
| トヨタ自動車 | 20.0% |
| 個人・その他 | 18.6% |
| 国内法人 | 14.0% |
| 日本マスタートラスト | 9.8% |
| 日本カストディ銀行 | 5.2% |
06経営の体制
ものづくりを支える技能人材の育成と多様な働き方の推進を重視し、従業員が安心して働ける環境づくりに取り組んでいます。
07経営方針と課題 — 有報から
独自の技術ブランドと北米市場のファン基盤を軸に、安全性能を差別化要素として訴求する戦略を掲げています。電動化への対応を進めつつ、限られた経営資源を強みの領域に集中させることで持続的な成長を目指しています。
- 01北米市場への高い依存度に伴う地政学・通商リスクへの備えが課題です。
- 02電動化対応の遅れを補い、次世代パワートレインの開発体制を確立する必要があります。
- 03為替変動の影響を受けにくい収益構造やコスト競争力の強化が求められます。
販売の多くを北米に依存しており、同市場の需要変動や通商政策の影響を強く受けます。
関税政策の変更や円高の進行が輸出採算と収益を圧迫する要因となります。
EV化への対応の遅れが中長期の競争力に影響する可能性があります。
販売奨励金など市場環境に応じた費用の増加が収益性を左右します。
08投資の中身
水平対向エンジンやAWD、運転支援システムなど独自技術の深化と、電動化に向けた技術開発を進めています。
09同業のなかでの位置
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。