ZAIBIZ|企業分析

スズキ7269有報もと概算

東証プライム・自動車|2025年3月期 通期
¥1,820 ▲12(+0.66%)
時価総額 3.5兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

スズキは小型車・軽自動車と二輪車をグローバルに展開する自動車メーカーです。事業は四輪、二輪、その他(マリン等)のセグメントで構成され、四輪事業が売上の大半を占めます。最大市場はインドで、現地子会社を通じて四輪車の新車販売で圧倒的なトップシェアを握り、国内の軽自動車やASEAN・アフリカの小型車も強みとしています。新興国の所得水準に合わせた低コスト設計と商品開発力が収益の源泉です。

02業績の推移

直近4四半期の売上は5.78兆円で、前年の同じ4四半期から+12.5%。営業利益率は9.0%、ROEは9.7%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q11.28兆円1,300億円10.2%800億円¥1,620
24Q21.32兆円1,300億円9.8%800億円¥1,700
24Q31.30兆円1,200億円9.2%700億円¥1,580
24Q41.24兆円1,100億円8.9%700億円¥1,690
25Q11.42兆円1,300億円9.2%800億円¥1,750
25Q21.47兆円1,400億円9.5%900億円¥1,810
25Q31.45兆円1,300億円9.0%800億円¥1,690
25Q41.44兆円1,200億円8.3%800億円¥1,820
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY245.14兆円4,900億円9.5%3,000億円—
FY255.78兆円5,200億円9.0%3,300億円+12.5%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率9.0%は自動車6社中3位で、業界平均8.6%との差は0.4ポイントです。

売上高(計画)
6.00兆円
前期比 +3.8%
営業利益(計画)
5,000億円
前期比 -3.8%
純利益(計画)
3,200億円
前期比 -3.0%

会社の見立て:インド市場の競争激化とEV投資先行を織り込み、為替前提を保守的に設定2025年5月12日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上5.78兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は3,300億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の5.7%が純利益に
5.8兆
−5.3兆
5,200億
−1,900億
3,300億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率9.0%・純利益率5.7%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 6.22兆円)自己資本比率 54.8%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.26倍
営業CF
+6,200億円
本業が生む現金
投資CF
−5,500億円
設備・投融資へ
財務CF
−1,000億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+700億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)5.3% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
50円/株
利回り 2.7%
配当性向
29.9%
稼ぎの約3割を株主に配当(再投資に厚め)
EPS
167円
1株当たり純利益
BPS
1,758円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計28.6%
個人・その他27.2%
国内法人20.1%
日本マスタートラスト12.4%
日本カストディ銀行6.8%
トヨタ自動車4.9%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
9名
うち社外 5名(56%)
女性取締役
22%
2名
従業員
73,191人
平均40歳・年収685万円

現地拠点を含む多様な人材の育成と活躍推進を重視し、ものづくりを支える技能の伝承と働きやすい環境整備に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

インドを中核とする新興国市場での小型車の強みを一層深耕し、生産・販売網の優位を活かす戦略を掲げています。地域の需要に即した商品投入と、電動化を含む次世代技術への対応の両立を通じて成長を目指しています。

対処すべき課題
  1. 01利益のインド依存度が高く、単一市場集中の構造をどう補完するかが課題です。
  2. 02インドを含む新興国での電動化対応の遅れと現地新興メーカーとの競争激化への対応が必要です。
  3. 03為替や新興国景気の変動に左右されにくい収益基盤の強化が求められます。
1. 市場集中リスク

インド市場への依存度が高く、同市場の規制や景気の変動が業績を大きく左右します。

2. 電動化競争リスク

EVシフトへの対応の遅れや現地メーカーの台頭が競争力に影響する可能性があります。

3. 為替変動リスク

ルピーや円の為替相場の変動が海外収益や採算に影響を及ぼします。

4. 新興国景気リスク

主要市場の景気変動が新車需要を通じて業績に波及します。

08投資の中身

設備投資
4,200億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
2,400億円
将来の稼ぐ力への投資

小型車に特化した低コスト・高効率の車両開発を軸に、新興国向け商品や電動化技術の研究開発を進めています。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(自動車・6社中)
営業利益率9.0%3位/6社
ROE9.7%5位/6社
売上成長率+12.4%1位/6社
PER(割安さ)10.9倍3位/6社
時価総額5位/6社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
自動車で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.28(n=8)弱い正の相関

収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
スズキの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月12日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

一次情報の記載と完全には一致しない場合があります。正確な数値は EDINET(金融庁の開示システム)や 各社の適時開示でご確認ください。本ページは情報提供のみを目的とし、売買の推奨ではありません。