スズキ7269有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
スズキは小型車・軽自動車と二輪車をグローバルに展開する自動車メーカーです。事業は四輪、二輪、その他(マリン等)のセグメントで構成され、四輪事業が売上の大半を占めます。最大市場はインドで、現地子会社を通じて四輪車の新車販売で圧倒的なトップシェアを握り、国内の軽自動車やASEAN・アフリカの小型車も強みとしています。新興国の所得水準に合わせた低コスト設計と商品開発力が収益の源泉です。
02業績の推移
直近4四半期の売上は5.78兆円で、前年の同じ4四半期から+12.5%。営業利益率は9.0%、ROEは9.7%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 1.28兆円 | 1,300億円 | 10.2% | 800億円 | ¥1,620 |
| 24Q2 | 1.32兆円 | 1,300億円 | 9.8% | 800億円 | ¥1,700 |
| 24Q3 | 1.30兆円 | 1,200億円 | 9.2% | 700億円 | ¥1,580 |
| 24Q4 | 1.24兆円 | 1,100億円 | 8.9% | 700億円 | ¥1,690 |
| 25Q1 | 1.42兆円 | 1,300億円 | 9.2% | 800億円 | ¥1,750 |
| 25Q2 | 1.47兆円 | 1,400億円 | 9.5% | 900億円 | ¥1,810 |
| 25Q3 | 1.45兆円 | 1,300億円 | 9.0% | 800億円 | ¥1,690 |
| 25Q4 | 1.44兆円 | 1,200億円 | 8.3% | 800億円 | ¥1,820 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 5.14兆円 | 4,900億円 | 9.5% | 3,000億円 | — |
| FY25 | 5.78兆円 | 5,200億円 | 9.0% | 3,300億円 | +12.5% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率9.0%は自動車6社中3位で、業界平均8.6%との差は0.4ポイントです。
会社の見立て:インド市場の競争激化とEV投資先行を織り込み、為替前提を保守的に設定2025年5月12日発表
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上5.78兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は3,300億円。
05株主への還元と持ち主
| 外国人株主計 | 28.6% |
| 個人・その他 | 27.2% |
| 国内法人 | 20.1% |
| 日本マスタートラスト | 12.4% |
| 日本カストディ銀行 | 6.8% |
| トヨタ自動車 | 4.9% |
06経営の体制
現地拠点を含む多様な人材の育成と活躍推進を重視し、ものづくりを支える技能の伝承と働きやすい環境整備に取り組んでいます。
07経営方針と課題 — 有報から
インドを中核とする新興国市場での小型車の強みを一層深耕し、生産・販売網の優位を活かす戦略を掲げています。地域の需要に即した商品投入と、電動化を含む次世代技術への対応の両立を通じて成長を目指しています。
- 01利益のインド依存度が高く、単一市場集中の構造をどう補完するかが課題です。
- 02インドを含む新興国での電動化対応の遅れと現地新興メーカーとの競争激化への対応が必要です。
- 03為替や新興国景気の変動に左右されにくい収益基盤の強化が求められます。
インド市場への依存度が高く、同市場の規制や景気の変動が業績を大きく左右します。
EVシフトへの対応の遅れや現地メーカーの台頭が競争力に影響する可能性があります。
ルピーや円の為替相場の変動が海外収益や採算に影響を及ぼします。
主要市場の景気変動が新車需要を通じて業績に波及します。
08投資の中身
小型車に特化した低コスト・高効率の車両開発を軸に、新興国向け商品や電動化技術の研究開発を進めています。
09同業のなかでの位置
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。