ZAIBIZ|企業分析

トヨタ自動車7203有報もと概算

東証プライム・自動車|2025年3月期 通期
¥3,412 ▼38(-1.10%)
時価総額 54.8兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

トヨタ自動車は、自動車の設計・製造・販売に加え、ローン・リースなどの金融サービスをグローバルに展開する世界最大級の自動車メーカーです。年間で多数の車両を国内外で販売し、特にハイブリッド車で高い世界シェアを持ちます。事業は自動車事業を中核に、金融サービス事業、その他事業で構成され、金融は第二の収益柱となっています。「トヨタ生産方式(TPS)」に代表される製造能力と、長年蓄積した電動化技術が競争力の源泉です。

02業績の推移

直近4四半期の売上は48.0兆円で、前年の同じ4四半期から-0.4%。営業利益率は10.0%、ROEは11.2%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q111.8兆円1.31兆円11.1%1.18兆円¥3,120
24Q212.1兆円1.24兆円10.2%1.10兆円¥2,840
24Q311.9兆円1.07兆円9.0%9,400億円¥2,680
24Q412.4兆円1.18兆円9.5%1.06兆円¥3,100
25Q111.6兆円1.14兆円9.8%1.01兆円¥3,290
25Q212.0兆円1.22兆円10.2%1.09兆円¥3,150
25Q312.3兆円1.26兆円10.2%9,500億円¥3,380
25Q412.1兆円1.18兆円9.8%5,300億円¥3,412
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
21/3期27.2兆円2.20兆円8.1%2.25兆円—
22/3期31.4兆円3.00兆円9.6%2.85兆円+15.4%
23/3期37.2兆円2.73兆円7.3%2.45兆円+18.5%
FY2448.2兆円4.80兆円10.0%4.28兆円+29.6%
FY2548.0兆円4.80兆円10.0%3.58兆円-0.4%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率10.0%は自動車6社中2位で、業界平均8.6%との差は1.4ポイントです。

売上高(計画)
43.0兆円
前期比 -10.4%
営業利益(計画)
3.80兆円
前期比 -20.8%
純利益(計画)
3.10兆円
前期比 -13.4%

会社の見立て:米国関税(追加25%)影響で約1.3兆円の営業利益押し下げを織り込んだ保守的計画2025年5月8日発表

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上48.0兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は3.58兆円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の7.5%が純利益に
48.0兆
−43.2兆
4.8兆
−1.2兆
3.6兆
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率10.0%・純利益率7.5%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 105.1兆円)自己資本比率 38.9%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.62倍
営業CF
+5.31兆円
本業が生む現金
投資CF
−4.82兆円
設備・投融資へ
財務CF
−1.24兆円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+4,900億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)3.4% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
90円/株
利回り 2.6%
配当性向
40.2%
稼ぎの約4割を株主に配当(無理のない範囲)
EPS
224円
1株当たり純利益
BPS
2,580円
1株当たり純資産
株主構成
外国人株主計31.5%
個人・その他24.8%
国内法人18.1%
日本マスタートラスト10.1%
トヨタ産業(自己株含む)8.2%
日本カストディ銀行7.3%

06経営の体制

機関設計
監査等委員会設置会社
取締役
9名
うち社外 5名(56%)
女性取締役
22%
2名
従業員
372,817人
平均38歳・年収856万円

「人材育成」を重視する企業文化のもと、技能伝承や多様な人材の活躍推進、カーボンニュートラルへの取組みなどサステナビリティ経営を進めているとみられる。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

「カイゼン」やTPSによる原価低減で高い利益率を維持しつつ、ハイブリッドを軸に電気自動車や燃料電池車など多様な選択肢を並行して追求する「マルチパスウェイ」の方針とみられます。電動化・知能化への技術転換に対応しながら、ディーラー網やアフターサービスの強みを活かす戦略が中心です。為替や関税、認証問題といった外部環境の不確実性に対しても、生産・調達の柔軟性で対応する姿勢がうかがえます。

対処すべき課題
  1. 01電気自動車への移行加速に伴う技術転換コストへの対応と製品競争力の維持
  2. 02認証をめぐる問題への対応を通じた品質・信頼性の確保と再発防止
  3. 03為替変動や各国の関税政策など外部環境の不確実性への機動的な対応
1. 為替リスク

海外売上比率が高く、円高の進行が営業利益を押し下げる要因となる。

2. 規制・技術転換リスク

電気自動車への移行加速により技術転換コストが増大し、収益構造に影響を及ぼす可能性がある。

3. 品質・認証リスク

認証をめぐる問題が生産停止や信頼低下につながるリスクがある。

4. 通商・関税リスク

主要市場の関税政策の変更が輸出採算や現地生産戦略に不確実性をもたらす。

08投資の中身

設備投資
1.80兆円
有形固定資産等への投資
研究開発費
1.30兆円
将来の稼ぐ力への投資

電動化・知能化・多様なパワートレインに対応する技術開発を継続し、電池や自動運転、ソフトウェア領域への研究開発投資を進めているとみられる。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(自動車・6社中)
営業利益率10.0%2位/6社
ROE11.2%2位/6社
売上成長率+6.5%2位/6社
PER(割安さ)15.3倍5位/6社
時価総額1位/6社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
自動車で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.35(n=8)弱い正の相関

収録期間では、営業利益と株価の連動は弱めです。市場全体の地合いやテーマ性の影響が大きい可能性があります。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
トヨタ自動車の有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
2025年5月8日発表
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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