ZAIBIZ|企業分析

京セラ6971有報もと概算

東証プライム・電機・精密|2025年3月期 通期
¥3,411 ▲28(+0.83%)
時価総額 5.15兆円|2026年6月26日時点
概要詳細

01事業の内容 — 有報から

京セラはファインセラミック技術を起点に、半導体関連部品や電子部品から機械工具、複合機(ドキュメントソリューション)、通信端末まで幅広く展開する総合電子部品・機器メーカーです。事業はソリューション、コアコンポーネント、電子部品のセグメントで構成され、素材・部品からソリューション機器まで多角的に収益を上げています。複合機や機械工具などのソリューション事業が安定収益を担い、保有する投資有価証券など資産面の厚みも財務基盤を支えています。「アメーバ経営」に代表される独自の経営手法も特徴です。

02業績の推移

直近4四半期の売上は2.01兆円で、前年の同じ4四半期から+0.5%。営業利益率は1.4%、ROEは0.8%です。

期売上営業利益利益率純利益株価
24Q14,794億円257億円5.4%374億円¥1,900
24Q25,059億円283億円5.6%191億円¥1,850
24Q35,074億円258億円5.1%339億円¥1,620
24Q45,115億円131億円2.6%107億円¥1,550
25Q14,989億円210億円4.2%368億円¥1,500
25Q24,997億円169億円3.4%-7億円¥1,480
25Q34,935億円-256億円-5.2%-177億円¥1,430
25Q45,224億円150億円2.9%58億円¥1,600
通期売上営業利益利益率純利益売上YoY
FY242.00兆円929億円4.6%1,011億円—
FY252.01兆円273億円1.4%242億円+0.5%
業績チャートを読み込んでいます…

03会社計画 — 26/3期 会社予想

会社計画は未収録です。営業利益率1.4%は電機・精密20社中20位で、業界平均17.4%との差は-16.0ポイントです。

売上高(計画)
1.90兆円
前期比 -5.7%
営業利益(計画)
550億円
前期比 +101.5%
純利益(計画)
705億円
前期比 +192.6%

会社の見立て:構造改革と稼働率改善で営業利益約2.0倍・純利益約2.9倍を計画。減損一巡で純利益は大幅回復見込み。想定為替1ドル=145円。決算短信 2025年3月期(2025/5/14発表)

04財務の骨格 — P/L・B/S・CF

売上2.01兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は242億円。

損益の骨格(売上 → 純利益)売上の1.2%が純利益に
2.0兆
−2.0兆
273億
−31億
242億
売上高
会社に入るお金
費用
原価・販管費など
営業利益
本業で稼いだ利益
営業外・税金など
利息・税金ほか
純利益
最後に残る利益
営業利益率1.4%・純利益率1.2%。 「営業外・税金など」は利息・特別損益・法人税などの出入りをまとめた概算(明細は有報で確認できます)。 直近4四半期の実績合計。
持っているもの(資産 4.51兆円)自己資本比率 71.3%
上段=資産、下段=その源泉(負債+純資産)。2本は同じ長さ=「資産=負債+純資産」。DEレシオ 0.11倍。細い帯=有利子負債 3,400億円
営業CF
+2,380億円
本業が生む現金
投資CF
−1,500億円
設備・投融資へ
財務CF
−650億円
返済・配当・自社株買い
フリーCF
+880億円
手元に残った現金
ROA(総資産利益率)0.5% — 会社の全資産をどれだけ効率よく利益に変えたか

05株主への還元と持ち主

還元
年間配当
50円/株
利回り 1.5%
配当性向
292.2%
利益を超える配当。この水準は続かない可能性
EPS
17.11円
1株当たり純利益
BPS
2,284円
1株当たり純資産
株主構成
個人・その他35.0%
外国人株主計28.0%
日本マスタートラスト信託13.5%
自己株式6.8%
日本カストディ銀行5.8%
稲盛財団2.7%

06経営の体制

機関設計
監査役会設置会社
取締役
12名
うち社外 6名(50%)
女性取締役
17%
2名
従業員
78,509人
平均41歳・年収720万円

独自の経営哲学に基づく人材育成を重視し、多様な従業員が力を発揮できる組織づくりと働きがいの向上に取り組んでいます。

07経営方針と課題 — 有報から

経営方針・経営戦略

素材から部品・機器・ソリューションまで一貫する技術基盤を活かし、多角化ポートフォリオによる事業分散を進める方針です。健全な財務基盤を背景に、成長領域への投資と収益性・資本効率の改善を両立させることを目指しています。

対処すべき課題
  1. 01半導体・電子部品市況の変動に伴う収益のばらつきを平準化することが課題です。
  2. 02多角化した各事業の競争力と収益性のばらつきを是正し、資本効率を高める必要があります。
  3. 03保有資産の有効活用と株主還元を含む資本政策の見直しが求められます。
1. 市況変動リスク

半導体・電子部品市況の変動が稼働率や収益に影響を及ぼします。

2. 減損リスク

特定事業の環境変化により資産の減損が生じる可能性があります。

3. 収益性ばらつきリスク

多角化した事業間で競争力や収益性に差があり、全体の収益効率に影響します。

4. 為替変動リスク

海外売上比率が高く、円高の進行が収益を目減りさせる要因となります。

08投資の中身

設備投資
1,420億円
有形固定資産等への投資
研究開発費
1,160億円
将来の稼ぐ力への投資

ファインセラミックや光学・パッケージ技術を核に、半導体関連部品や電子部品、通信機器などの研究開発を幅広く進めています。

09同業のなかでの位置

競合ポジション(電機・精密・20社中)
営業利益率1.4%20位/20社
ROE0.8%20位/20社
売上成長率+0.5%14位/20社
PER(割安さ)199.0倍20位/20社
時価総額10位/20社
← 業界下位 / 業界上位 →業界平均同業を並べて比較 →
電機・精密で営業利益率が高い3社

10株価との連動

業績と株価の連動(実データ)

収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。

+0.62(n=8)やや正の相関

収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。

※ 相関係数は −1〜+1。+1に近いほど業績と株価が同じ方向に動いてきたことを示します。 ただし8四半期という標本数は統計的に十分とはいえず、偶然の一致を含みます。 傾向をつかむ参考値として扱ってください(将来を保証するものではありません)。

このページの数字はどこから来ているか

財務数値
京セラの有価証券報告書(2025年3月期 通期)をもとに編集・要約した概算値
決算発表
決算短信・有価証券報告書 2025年3月期(2025年6月提出)
会社計画
決算短信 2025年3月期(2025/5/14発表)
株価
2026年6月26日時点のスナップショット(自動更新はしていません)

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