京セラ6971有報もと概算
01事業の内容 — 有報から
京セラはファインセラミック技術を起点に、半導体関連部品や電子部品から機械工具、複合機(ドキュメントソリューション)、通信端末まで幅広く展開する総合電子部品・機器メーカーです。事業はソリューション、コアコンポーネント、電子部品のセグメントで構成され、素材・部品からソリューション機器まで多角的に収益を上げています。複合機や機械工具などのソリューション事業が安定収益を担い、保有する投資有価証券など資産面の厚みも財務基盤を支えています。「アメーバ経営」に代表される独自の経営手法も特徴です。
02業績の推移
直近4四半期の売上は2.01兆円で、前年の同じ4四半期から+0.5%。営業利益率は1.4%、ROEは0.8%です。
| 期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 株価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24Q1 | 4,794億円 | 257億円 | 5.4% | 374億円 | ¥1,900 |
| 24Q2 | 5,059億円 | 283億円 | 5.6% | 191億円 | ¥1,850 |
| 24Q3 | 5,074億円 | 258億円 | 5.1% | 339億円 | ¥1,620 |
| 24Q4 | 5,115億円 | 131億円 | 2.6% | 107億円 | ¥1,550 |
| 25Q1 | 4,989億円 | 210億円 | 4.2% | 368億円 | ¥1,500 |
| 25Q2 | 4,997億円 | 169億円 | 3.4% | -7億円 | ¥1,480 |
| 25Q3 | 4,935億円 | -256億円 | -5.2% | -177億円 | ¥1,430 |
| 25Q4 | 5,224億円 | 150億円 | 2.9% | 58億円 | ¥1,600 |
| 通期 | 売上 | 営業利益 | 利益率 | 純利益 | 売上YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| FY24 | 2.00兆円 | 929億円 | 4.6% | 1,011億円 | — |
| FY25 | 2.01兆円 | 273億円 | 1.4% | 242億円 | +0.5% |
03会社計画 — 26/3期 会社予想
会社計画は未収録です。営業利益率1.4%は電機・精密20社中20位で、業界平均17.4%との差は-16.0ポイントです。
会社の見立て:構造改革と稼働率改善で営業利益約2.0倍・純利益約2.9倍を計画。減損一巡で純利益は大幅回復見込み。想定為替1ドル=145円。決算短信 2025年3月期(2025/5/14発表)
04財務の骨格 — P/L・B/S・CF
売上2.01兆円のうち、費用と税金などを引いて最後に残る純利益は242億円。
05株主への還元と持ち主
| 個人・その他 | 35.0% |
| 外国人株主計 | 28.0% |
| 日本マスタートラスト信託 | 13.5% |
| 自己株式 | 6.8% |
| 日本カストディ銀行 | 5.8% |
| 稲盛財団 | 2.7% |
06経営の体制
独自の経営哲学に基づく人材育成を重視し、多様な従業員が力を発揮できる組織づくりと働きがいの向上に取り組んでいます。
07経営方針と課題 — 有報から
素材から部品・機器・ソリューションまで一貫する技術基盤を活かし、多角化ポートフォリオによる事業分散を進める方針です。健全な財務基盤を背景に、成長領域への投資と収益性・資本効率の改善を両立させることを目指しています。
- 01半導体・電子部品市況の変動に伴う収益のばらつきを平準化することが課題です。
- 02多角化した各事業の競争力と収益性のばらつきを是正し、資本効率を高める必要があります。
- 03保有資産の有効活用と株主還元を含む資本政策の見直しが求められます。
半導体・電子部品市況の変動が稼働率や収益に影響を及ぼします。
特定事業の環境変化により資産の減損が生じる可能性があります。
多角化した事業間で競争力や収益性に差があり、全体の収益効率に影響します。
海外売上比率が高く、円高の進行が収益を目減りさせる要因となります。
08投資の中身
ファインセラミックや光学・パッケージ技術を核に、半導体関連部品や電子部品、通信機器などの研究開発を幅広く進めています。
09同業のなかでの位置
10株価との連動
業績と株価の連動(実データ)
収録している8四半期の「営業利益」と「期末株価」から算出した参考値です。
収録期間では、本業の利益と株価が同じ方向に動く傾向がうかがえます。